ジャーナリストの方でフォロー頂いている方が多いので。昨晩の専門家コメント:「報道関係者におかれましては、個人情報保護と公衆衛生対策の観点から特段の配慮をお願いします。」の下りは、業界全体で直ちに正面から受け止めないといけない問題です。特にローカル報道では、「感染者の身元暴き」が→
お花見シーズンの上野公園、若者は行動を自粛していた - Rei Frontier Tech Blog tech-blog.rei-frontier.jp/entry/2020/04/…
o0( なかなか日本で「ソーシャル・ディスタンシング」が普及しないので、さっきレジに並んだ時に前の人と距離を空けてみたら、後ろにならぶ人は自然と距離を空けて並んでいった。「フォーク並び」が社会に定着する初期もそうだったが、「鴨川河川敷カップル」的な社会行動が求められるようだ。
ソーシャル・ディスタンシング改め「フィジカル・ディスタンシング」を日本社会に自然に導入するには?という問いを投げてみたら、無関心層の行動変容を研究してきた滋賀大のK先生から「日本人にとっては距離を空けるアフォーダンスがあるのは『飛び石』ですよ」と快刀乱麻の答えを頂いた。
【私の「有志の会」参加メンバーとしての基本的な考え方】 現在、私は「コロナウイルス対策専門家会議 有志の会(COVID-PAGE)」のメンバーとしてお手伝いしています。そのためにフォロー頂く方が増えており、私の「立場」を明示しておく必要があると考えました。
感染症のようなリスク状況では、ある社会集団にスティグマ(烙印)を与え、「この人たちを排除することで問題を解決できる」、と考えることで不安を解消しようする「情動感染」も蔓延します。参考: Flynn et al. (2001) "Risk, Media and Stigma" amazon.co.jp/dp/B00GHJLAL6
これは良い記事だ。/新型コロナ、日本独自戦略の背景に結核との闘い 対策の要「保健所」の歴史から見えるもの | 2020/5/25 - 47NEWS this.kiji.is/63606332671564…
リニアの話、見る限り「県がゴネてる」みたいな批判がほとんどで、あまりに背景が理解されていないので静岡出身者として啓発の必要を感じた。昨年末のSBSの記事。/リニア中央新幹線工事  「大井川の水問題」ってなに?|静岡新聞アットエス at-s.com/news/special/o…
o0( 悪いこと言わないから、世の大企業の経営陣は、これから引き上げる人材に統計検定とか社会調査士の資格を求めた方がいい。今現在、広告代理店の口車に乗せられて学生のレポート以下の調査報告にン千万とか払ってるその費用が丸々浮いて有効に使えるようになるよ。
o0( 先日被弾した「学生のうちに内定先企業のインターンに打ち込みたいので卒論研究やめます」というパワーワードがなんかもう凄すぎる。 学生にこんなセリフ吐かせるような「インターン」やってる企業、なんで中退させて即採用しないのかふしぎ!
o0( それなりに長くメディア論とかジャーナリズム論とか学生に教えたり議論したりしていると、学生の「自分たちは新しいメディアの時代に生きている」感が過剰だと感じることが時々ある。どんどん新しいメディアが出てきても、人間の営みはさほど変わらん部分もたっぷりあるのよ…
o0(「日本はいまだにファックスに執着してる!世界に遅れてる!」と自ら恥じ入ってしまうニポンジンであるが、メリケンの皆さんの音声電話への執着を経験すると「ファックス、証拠も残るし枯れた技術として悪くねぇわ…」となるな。昨日の自分にごめんなさい。
(メリカ、とにかく手続きが滞ったら「電話しろ」だし、いざ電話しても「あーわかったわかったやっとく」とはなるが、半分くらいはなにも事態が改善しない。)
o0( ウチの博士課程に入りたいと相談されていた超優秀(母国トップ大学→英国で修士、すでに論文複数出してる)な海外学生から「当面、日本に入国できそうに無いので他国の博士課程を受験して合格しました。色々と相談にのっていただきありがとうございました」と連絡いただくなど。
これは凄まじいな。しかも「理解した」という選択肢に誘導して、「理解=賛同」と読み替えてるのか。市の結果の発表の仕方、無批判な報道も含め、全国の大学の『社会調査法』講義で、この先10年は劣悪な例として晒されても仕方がないな。 twitter.com/takedasatetsu/…
(ハーバード大で研究会参加中。COVIDに関する議論してて、ふと窓の外見たらスゴいのが走ってて思わず撮った。
ホント、ここ10年くらいで形成された奇習「ザパニーズ・インターン・システム」は問題と感じる。企業からすれば、1)日本の大学院生を無給労働者として使いたおし、2)(言葉の問題を除けば)そんな労働ごっこで時間を浪費せずきちんと学んだ海外の修士人材を雇用する、のが最適解になってしまうわけで。 twitter.com/KohHosoda/stat…
(前RTsに関連して。ポスドクまで純粋な理系でその後ある意味で「文転」した自分のようなケースは珍しいと思うので、その立場から改めて述べておくと、「理系で求められる英語」と「人文系で求められる英語」は、算数と高等数学くらいレベルが違うと感じている……
(これでも理系では英語は"できる方"だったし、国際学会や留学でもほぼ不自由を感じたことはなかったが、「文転」してからはずーっと凹みっぱなし。CEFRでC2レベルとかとってみても「これでネイティブレベルとか嘘だろ?」と苦しみ続けている…理系の方はそんな領域もあるのかも、と想像して欲しい。)
(最近の英語圏SNSでは「皆マスク外しているけど、それは他の人と違うことしてると思われたく無いからだ」という投稿(意見や観察事例など)があちこちで投稿され・支持されてる。同調圧力はいずこの社会にもあり、その方向が異なるだけなのだなぁ。)
メリケンでは「マスクをする臆病者と思われたく無い」みたいな雰囲気がある。ただ一方で「他者の個人的選択は尊重されなければならない」という社会的圧力もある。ので、マスクを堂々とする人もいて、場面ごとにそのなかで妥協点が模索されている印象。
(そういう社会学な研究なども蓄積されつつあって、まぁ、在外邦人の「こっちでは誰もマスクなんてしていません!」みたいなのも額面通りに受け取ってはいかんですよ、ということです。)
あまり知られていないが、国立国会図書館の調査資料は、最近の社会課題トピックに関してそれぞれの分野の専門家がじっくり書いているので、もっと読まれて欲しい。Wikipediaとか読み耽っちゃう人は好きなはずだし、Twitterの議論を通じて勉強するより遙かに効率的なはず: ndl.go.jp/jp/diet/public…
これら資料は「政治家や官僚が読んで参考にする」というタテマエなので、中立的な記述を求められる。 あるトピックに関心がある市民は、該当する調査資料があれば、それを読んで議論に参画するのもありだろうと思う。
「学会発表をメディアが報道するのは報道倫理的にどうなんだ」てな話題になってるようですが、この分野(科学とメディア問題)の専門家として言うと、申し訳無いがこれは報道側"だけに"責任を問うのはずれてて、50年以上前から「アカデミアとメディアの共犯問題」として学術的にも指摘されてます。➡