o0(「久々に実家に帰ったら親父がネトウヨ化してました…」みたいな報告は、5年くらい前からほぼ毎年、学生から寄せられるようになった。 定年退職したり子供が家を出たりして時間ができた親が、Youtubeの「スゴい日本」「歴史の真実」系動画を貪るように閲覧して”目覚める”パターンが多いようだ。
また地方の若い層はやはり「消防団や選挙の付き合い〜日本青年会議所」みたいな流れもあるようだ。学生曰く「同窓会で『何お前(ネットにある歴史の真実)しらねぇの?ガッコの勉強ばかりじゃダメだよ。ほらこれ見てよく考えろよ』と動画を見せられました。僕はどう反応したら良かったんですかね」むぅ
o0( ↓学歴インフレは中国…のみならず日本以外のアジアではどんどん進行していると感じる。「院卒なんて現場でつかえない」という経団連的世界観に満足しているうちに、日本のどの職場も10年20年するとエライことになるのでは。
o0(焚火が炎上してる案件、クラウドファンディングにより「入り口」の動機が可視化されただけで、我々が日常的に見なれているESやAO書類の「ボランティアで◯◯を学び成長しました」という記述の背後には、他者の尊厳を無意識に嬲った末に得た自己肯定感、みたいなものがある可能性を改めて思うなど。
AO書類などでそういう記述を見ると、そこを細かく突っ込んで見たりしているが、短時間だと難しいよね…取り繕ってる表面を早く掘ろうとすると圧迫面接になっちゃうし。
o0(読売の、あのイラッとさせることが目的としか思えない、大学改革()科学技術イノベーション()俺様理論インタビュー連載もだが、「かつては勉強できたのかも知れんが、今はなーんも勉強してない人の思いつき」で自分の乗った船の舵取りがされていることを思い知らされるのはなかなか悲しい。
o0(もう本邦の舵取りしてる方々の「選択と集中ダイスキー」傾向はギャンブル依存症の域に達してるようなので、その人たちから見下されてる研究者が「お願いもうやめて!ウチの家計はもうボロボロなの!」と幾ら言っても「うるせぇ!AIに一発突っ込んで当てたらiPS細胞の夢再びじゃあ!」となるのでは。
o0( ここまで「就活」がいずこも反知性的()だと、「我が社は”他の企業と違って”、大学での学びは意味があると思ってますので、授業期間中に内定式とか行いません!」というのが他社と差別化して優秀な学生を集めるアピールポイントになるのではないか。
o0( 本庶先生受賞で「基礎研究大事だよ!」祭りであるが、毎回、受賞者が出るたびにこの祭りやってるのに財布握ってる人たちは鼻ホジで聞き流しつづけ、みんなで奈落の底に真っ逆さまなのはなぜだわっしょい。
これだけ「一生、勉強を続けないといけない時代」に、これまで勉強したことを評価できない企業はこの先は細るばかりと思うので、学生はよほど経営陣を盲信できない限りはそういうとこは避けるべき/勘違いにも程がある経団連会長「学生はもっと勉強しろ」発言の何様 #MAG2NEWS mag2.com/p/news/372278
o0( 卒論指導で「こんな状態になるまで、どうしてほうっておいたんですか?!…まぁ今さら言っても仕方無い。最善の手当をしましょう」というセリフを繰り返す季節になってきたが、年中こういうことを言い続けなければならないお医者さんには頭が下がる。
o0( 「『さん』というジェンダーニュートラルな敬称は使いやすい」ということが割と世界に知られつつあるので、海外からのメールが "Dear Tanaka-san,"と始まっていることが増えた。そして今日、いつか来ると思ってた進化形として"Domo Tanaka-san,"と始まるメールがついに着弾した。アイェェェェ!
o0(「統計学を学んだ後に官僚になった人が、どのようにデータを捏造するようになっていくのか」「工学を学んで企業に就職した人が、どのように偽科学商品を開発するようになっていくのか」みたいな部分のきちんとした社会学研究が必要だと感じる。→
→ こうした知見は本気で「実務系教員」の高等教育を作ろうとするなら重要だと思う。多くの場合、「倫理が大切だから倫理の単位を教育に入れよう」「教員確保が大変だからオンデマンドで」みたいな短絡的なのばかり増えてる。無意味とまでは言わないが、余りに考え足りんちゃんでしょ。
o0( 割とこういうプログラム設計に巻き込まれるが、「アイツが悪いことしたのは、アイツが悪い奴だったからだ」みたいな思考が根底にあり、さらに「だから悪いことは悪いと教えよう」みたいなぜんぜん繋がってない謎論理に帰結している偉い人が結構いて、ゲンナリする。
o0( ムーンショット、なにが一番ヤバいって全く「夢」が無いことでは。どれもこれも滅んでいく国のさもしい「欲」を反映してるだけで、「人類全体に恩恵と飛躍をもたらす」ような目標とは ほど遠い。 nikkei.com/article/DGXMZO…
o0( 欧米の科学技術研究者から「え、ちょっとまって日本の研究者が時々言う『社会の役に立たないから人社系イラネ』みたいなアレってネタじゃなくて本気で言ってんの?」的な問いを頂くという経験が3回溜まったので、ことばとして放流。
(ニュアンスとして補足すると、「さすがにそれマジで言うのは教養疑われないの?いやまぁこっちでもそういう暴走かますのはいるけどさ」的な感じ。)
(「我が国は世界に先駆け"工学部"を発明した風土ですからな。プラグマティズムの先鋭過激化ちゅう点では他の追随を許しませんよハハハ」みたいな謎自慢をしておきましたん。)
博士、日本だけ減る傾向 科学立国の足腰弱さ露呈 | 2019/8/9 - 共同通信 this.kiji.is/53247425850787…
「引用回数が多い論文をより低コストで生み出せた大学を高く評価」を「リピーターの多い食事をより低コストで提供できた店舗を評価」とか置き換えたらヤバさが伝わるだろうか。そりゃ不正増えますって。/国立大4校の交付金増 文科省、論文コスト初評価: 日本経済新聞 nikkei.com/article/DGXMZO…
o0( 今回の内定辞退予測販売でびっくりして(&そりゃいかんだろ、と思い)各種業界の知人に尋ねてみて、さらにびっくりしたこと:既に多くの大企業では「人事部」すらなく、人事担当が数名いるだけ、後はリ社みたいなとこに何でもかんでも丸投げしているんだね…ここ数年で一気に変化が進んだようで。 twitter.com/J_Steman/statu…
ESが数万通寄せられる企業では、普通に数千通レベルまでエントリーの「絞り込み」をリ社なんかが行ったうえで、クライアントの会社に渡しているそうで…その「絞り込み」ってのはそれこそリ社が「就活ガイド」で推奨している書き方に沿っているかどうかなんですよねわかります儲かりまんな。
よく考えたら、大学入試も「ぜーったい止めた方が良い」という専門家の意見を無視して、英語入試を民間委託する方向に突っ込んでいるわけで、明日は我が身だな…
共同研究者の英国人の発言を思い出したので記録(以下意訳): 「ロンドン五輪が始まるまではね、みんなボラ搾取ヤバいとか終了後の負の遺産をどうすんだ、とか喧しく議論してたんだよ。でも終わった後は、ロンドンだけじゃなくて国中が物凄い達成感と充実感に包まれたんだ。→