(メリカ、とにかく手続きが滞ったら「電話しろ」だし、いざ電話しても「あーわかったわかったやっとく」とはなるが、半分くらいはなにも事態が改善しない。)
o0( それなりに長くメディア論とかジャーナリズム論とか学生に教えたり議論したりしていると、学生の「自分たちは新しいメディアの時代に生きている」感が過剰だと感じることが時々ある。どんどん新しいメディアが出てきても、人間の営みはさほど変わらん部分もたっぷりあるのよ…
o0( 先日被弾した「学生のうちに内定先企業のインターンに打ち込みたいので卒論研究やめます」というパワーワードがなんかもう凄すぎる。 学生にこんなセリフ吐かせるような「インターン」やってる企業、なんで中退させて即採用しないのかふしぎ!
o0( 悪いこと言わないから、世の大企業の経営陣は、これから引き上げる人材に統計検定とか社会調査士の資格を求めた方がいい。今現在、広告代理店の口車に乗せられて学生のレポート以下の調査報告にン千万とか払ってるその費用が丸々浮いて有効に使えるようになるよ。
リニアの話、見る限り「県がゴネてる」みたいな批判がほとんどで、あまりに背景が理解されていないので静岡出身者として啓発の必要を感じた。昨年末のSBSの記事。/リニア中央新幹線工事  「大井川の水問題」ってなに?|静岡新聞アットエス at-s.com/news/special/o…
これは良い記事だ。/新型コロナ、日本独自戦略の背景に結核との闘い 対策の要「保健所」の歴史から見えるもの | 2020/5/25 - 47NEWS this.kiji.is/63606332671564…
感染症のようなリスク状況では、ある社会集団にスティグマ(烙印)を与え、「この人たちを排除することで問題を解決できる」、と考えることで不安を解消しようする「情動感染」も蔓延します。参考: Flynn et al. (2001) "Risk, Media and Stigma" amazon.co.jp/dp/B00GHJLAL6
【私の「有志の会」参加メンバーとしての基本的な考え方】 現在、私は「コロナウイルス対策専門家会議 有志の会(COVID-PAGE)」のメンバーとしてお手伝いしています。そのためにフォロー頂く方が増えており、私の「立場」を明示しておく必要があると考えました。
ソーシャル・ディスタンシング改め「フィジカル・ディスタンシング」を日本社会に自然に導入するには?という問いを投げてみたら、無関心層の行動変容を研究してきた滋賀大のK先生から「日本人にとっては距離を空けるアフォーダンスがあるのは『飛び石』ですよ」と快刀乱麻の答えを頂いた。
o0( なかなか日本で「ソーシャル・ディスタンシング」が普及しないので、さっきレジに並んだ時に前の人と距離を空けてみたら、後ろにならぶ人は自然と距離を空けて並んでいった。「フォーク並び」が社会に定着する初期もそうだったが、「鴨川河川敷カップル」的な社会行動が求められるようだ。
お花見シーズンの上野公園、若者は行動を自粛していた - Rei Frontier Tech Blog tech-blog.rei-frontier.jp/entry/2020/04/…
ジャーナリストの方でフォロー頂いている方が多いので。昨晩の専門家コメント:「報道関係者におかれましては、個人情報保護と公衆衛生対策の観点から特段の配慮をお願いします。」の下りは、業界全体で直ちに正面から受け止めないといけない問題です。特にローカル報道では、「感染者の身元暴き」が→
o0( それはさておき、新しいネクタイが届いた。偽陽性とか何とかの議論とか説明をする際にしめていく所存。
o0( 海外Twで見かけたアカデミアライフハックとして「執筆や学会登壇などの仕事を頂いた時は、それがかなり先の話であっても、『来週』それができるかで引き受けるかを判断しよう。先のことだからと言って安請け合いすると後悔する」というのがあった。確かに凄く使えそうなので採用決定。
国立感染研からのコメント:「新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査に関する報道の事実誤認について」niid.go.jp/niid/ja/diseas…
→こうしたアプローチは隠謀論研究(最近は論文多すぎ積ん読が崩しきれない…)やリスク・コミュニケーション界隈でも強く推奨されています。「隠謀論やデマを真に社会の脅威と考えるなら、エンタメとして消費してしまわず、アプローチを切り替えるべき」という主旨には個人的にも賛同しています。[了]
→もちろん最初のはあくまで推察。だけどこういうアプローチで「おっちょこちょいがいたのかな?」とか「自動翻訳が悪さしたかな?」と考えれば、「科学教育の敗北だ!(私自身も初見はそう思いがち)」と切り捨ててしまうよりも,ずっとマイルドに対応できる。それは結果的に社会的ケアにつながる。
→これはある言説を「フェイク」「隠謀論」と嗤ってしまうと、その嗤われた集団を排除・隔離してしまうため、そうではなく包摂するため推奨されてるアプローチ。「デマ」と切り捨てるのではなく、なぜそれが生まれるのか、を考える。割と多くの隠謀論/デマが、こうしたアプローチで解消できてしまう。
→なぜ摂氏を華氏にしてまた摂氏に戻したかは不明だが(摂氏の英語記述を自動翻訳?)、最初の方で誰かが気づいて「もしかしたら…?」とちゃんと伝えられれば良かったのかも。異質な言説に出会った時は、嗤う前にその「合理性(この場合は勘違い)」を読み解いた方が、長期的には社会の益となります。
o0( 誰か書いているだろう、と思ったら意外と言及している人が少ないので一応メモ代わりに:「コロナは27℃のお湯で死ぬ」流言は、「80℃・10分以上の熱湯消毒」(これは妥当)という推奨される対応が、「80℉→27℃」と誤訳?された結果だと推察。
o0( ほんと、割とこれが本質な気がする…この国はビックリするくらい、ギリギリのリソースで走っている。 twitter.com/takehikohayash…
専門知コミュニケーションの困難な状況が続いているので、情報発信する方のご参考までに:『実験医学』2019, 37(9): pp1475-9に「研究者はメディアとどう向き合うかー『科学のメディア化』の時代」て原稿書いています。多少は参考になる部分あるかも。本棚にある方は手にとって頂ければ幸いです。
o0( ここ数年、企業の偉い人と同席するたび、(心底嫌みでもなんでもなく)「どうして大学の成績を入社の際に参照しないんですか?」と尋ねてみているが、なるほど、と得心の行く答えをもらったことがない。
o0(これはホントに感じる。大学が支援すべきはマナー講座とか就活成功体験談の紹介じゃなくて、「卒業後(転職やライブイベントが)いろいろあったけど、私は元気です」なOGOBの語りを聞かせることだと思う。今の親世代はギリ古い雇用枠に潜り込めてることが多いので、多様な生き様を聞く機会が無い。 twitter.com/tanosensei/sta…
「文系は統計をわかっていない…そんなふうに考えていた時期が俺にもありました」いざ”文転”して教育に関わってみると、今の”文系”学生は多変量解析くらい普通に使いこなしている。しかし今度は「こうして毎年輩出される人材の統計スキルがこの社会のどこに・なぜ埋没していくのか」という謎が深まる。