ソーシャル・ディスタンシング改め「フィジカル・ディスタンシング」を日本社会に自然に導入するには?という問いを投げてみたら、無関心層の行動変容を研究してきた滋賀大のK先生から「日本人にとっては距離を空けるアフォーダンスがあるのは『飛び石』ですよ」と快刀乱麻の答えを頂いた。
→もちろん最初のはあくまで推察。だけどこういうアプローチで「おっちょこちょいがいたのかな?」とか「自動翻訳が悪さしたかな?」と考えれば、「科学教育の敗北だ!(私自身も初見はそう思いがち)」と切り捨ててしまうよりも,ずっとマイルドに対応できる。それは結果的に社会的ケアにつながる。
o0( それはさておき、新しいネクタイが届いた。偽陽性とか何とかの議論とか説明をする際にしめていく所存。
→こうしたアプローチは隠謀論研究(最近は論文多すぎ積ん読が崩しきれない…)やリスク・コミュニケーション界隈でも強く推奨されています。「隠謀論やデマを真に社会の脅威と考えるなら、エンタメとして消費してしまわず、アプローチを切り替えるべき」という主旨には個人的にも賛同しています。[了]
(これでも理系では英語は"できる方"だったし、国際学会や留学でもほぼ不自由を感じたことはなかったが、「文転」してからはずーっと凹みっぱなし。CEFRでC2レベルとかとってみても「これでネイティブレベルとか嘘だろ?」と苦しみ続けている…理系の方はそんな領域もあるのかも、と想像して欲しい。)
ESが数万通寄せられる企業では、普通に数千通レベルまでエントリーの「絞り込み」をリ社なんかが行ったうえで、クライアントの会社に渡しているそうで…その「絞り込み」ってのはそれこそリ社が「就活ガイド」で推奨している書き方に沿っているかどうかなんですよねわかります儲かりまんな。
「私が最も気になるのは、制度を変更する前に、きちんとした「データ取得計画」が作られていないことです。これは「改革を実行する」こと自体が目的であって、そもそも効果を検証するつもりがないことを意味します。」/萩生田大臣「身の丈」発言を聞いて「教育格差」の研究者 gendai.ismedia.jp/articles/-/682…
o0(もう本邦の舵取りしてる方々の「選択と集中ダイスキー」傾向はギャンブル依存症の域に達してるようなので、その人たちから見下されてる研究者が「お願いもうやめて!ウチの家計はもうボロボロなの!」と幾ら言っても「うるせぇ!AIに一発突っ込んで当てたらiPS細胞の夢再びじゃあ!」となるのでは。
o0( 卒論指導で「こんな状態になるまで、どうしてほうっておいたんですか?!…まぁ今さら言っても仕方無い。最善の手当をしましょう」というセリフを繰り返す季節になってきたが、年中こういうことを言い続けなければならないお医者さんには頭が下がる。
【私の「有志の会」参加メンバーとしての基本的な考え方】 現在、私は「コロナウイルス対策専門家会議 有志の会(COVID-PAGE)」のメンバーとしてお手伝いしています。そのためにフォロー頂く方が増えており、私の「立場」を明示しておく必要があると考えました。
メリケンでは「マスクをする臆病者と思われたく無い」みたいな雰囲気がある。ただ一方で「他者の個人的選択は尊重されなければならない」という社会的圧力もある。ので、マスクを堂々とする人もいて、場面ごとにそのなかで妥協点が模索されている印象。
んー、ちょっと危うい部分があって、研究ベースに語るなら、「陰謀論の強い否定」もまた陰謀論と同じ効果を及ぼすはず。/沢尻エリカさん逮捕と「陰謀論」 何が問題なのか?科学の知見が警鐘を鳴らす理由(石戸諭) - Y!ニュース news.yahoo.co.jp/byline/ishidos…
「引用回数が多い論文をより低コストで生み出せた大学を高く評価」を「リピーターの多い食事をより低コストで提供できた店舗を評価」とか置き換えたらヤバさが伝わるだろうか。そりゃ不正増えますって。/国立大4校の交付金増 文科省、論文コスト初評価: 日本経済新聞 nikkei.com/article/DGXMZO…
まだまだ「記者は取材相手の専門家に記事を確認して貰うべきか否か」議論がくすぶっているようなので:自分はこの問題については"専門家"だと思うので書くが、今のTwitterは専門家個人の「取材被害報告」が目立ちすぎて良くない方向に行っている印象がある。そうした報告が示唆する課題は重要だが。→
これは凄まじいな。しかも「理解した」という選択肢に誘導して、「理解=賛同」と読み替えてるのか。市の結果の発表の仕方、無批判な報道も含め、全国の大学の『社会調査法』講義で、この先10年は劣悪な例として晒されても仕方がないな。 twitter.com/takedasatetsu/…
(そういう社会学な研究なども蓄積されつつあって、まぁ、在外邦人の「こっちでは誰もマスクなんてしていません!」みたいなのも額面通りに受け取ってはいかんですよ、ということです。)
o0( ↓学歴インフレは中国…のみならず日本以外のアジアではどんどん進行していると感じる。「院卒なんて現場でつかえない」という経団連的世界観に満足しているうちに、日本のどの職場も10年20年するとエライことになるのでは。
(ニュアンスとして補足すると、「さすがにそれマジで言うのは教養疑われないの?いやまぁこっちでもそういう暴走かますのはいるけどさ」的な感じ。)
AO書類などでそういう記述を見ると、そこを細かく突っ込んで見たりしているが、短時間だと難しいよね…取り繕ってる表面を早く掘ろうとすると圧迫面接になっちゃうし。
o0( ムーンショット、なにが一番ヤバいって全く「夢」が無いことでは。どれもこれも滅んでいく国のさもしい「欲」を反映してるだけで、「人類全体に恩恵と飛躍をもたらす」ような目標とは ほど遠い。 nikkei.com/article/DGXMZO…
専門知コミュニケーションの困難な状況が続いているので、情報発信する方のご参考までに:『実験医学』2019, 37(9): pp1475-9に「研究者はメディアとどう向き合うかー『科学のメディア化』の時代」て原稿書いています。多少は参考になる部分あるかも。本棚にある方は手にとって頂ければ幸いです。
よく考えたら、大学入試も「ぜーったい止めた方が良い」という専門家の意見を無視して、英語入試を民間委託する方向に突っ込んでいるわけで、明日は我が身だな…
ただ小飼氏のコメントにも指摘させて頂くならば、それは冷戦以降どころか冷戦初期から始まっており、早くも1950年代くらいからどんどんそうなっていったというのがこの分野の一般的理解かと。詳しくは例えばこちら: dl.ndl.go.jp/view/download/…
STAP細胞事件が覆い隠した科学技術立国ニッポンの「ヤバい現実」 @gendai_biz gendai.ismedia.jp/articles/-/686… #現代ビジネス o0( 榎木さんの直球論考。「こういうの書くと嫌がらせされる」我が国のアカデミアの腐敗部と早く決別いたしましょう。
o0( ここ数年、企業の偉い人と同席するたび、(心底嫌みでもなんでもなく)「どうして大学の成績を入社の際に参照しないんですか?」と尋ねてみているが、なるほど、と得心の行く答えをもらったことがない。