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いやまあ、突然聞いたら、そら驚くがな。ああいうリアクションを素でしちゃうから役者の賞をもらえんのかな。いや単に俺の力不足だな。さて、ベストファザー賞、ありがとう。そして、山里さん、優ちゃん、おめでとう。ありきたりにも程がある言葉ですが、この言葉に尽きる。末長くお幸せに。
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母さん。質問があります。なぜ子供というのは、こうも同じことを何度も言わせるのでしょう。この在宅1ヶ月半の間、僕は、「早くドリルやりなさい」を多分、2千回ほど言っています。え?なんですか母さん…あなたは3万回だった…母さん、ご苦労かけて、ごめんなさい。
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事実なら。事実でないと祈るが、事実なら。君と呑むといつも芝居の話になった。「メンタルは芝居が好きなオッサン」と君に言った。だから君と呑むのが愉しかった。事実なら、君の行為は、君も、君の才に惚れた人たちも、君の大好きな芝居も、全て汚す。事実なら、大馬鹿野郎という言葉しか出てこない。
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自宅晩酌中。「あぁあ!」。突然、妻叫ぶ。「び、びっくりした。なんだ?」「忘れてた」「何を?」「過ぎてた!」「何が?」「結婚記念日」「……あぁあ!」「はははは!」「はははは!」。まあ、互いに必死だからな日々。17回目の記念日は互いに忘れて互いに爆笑。別の日に美味いモン食いに行こう。
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知人の訃報、今やってる作品の役の底無しの暗さ。地方のビジネスホテルで、どんどんダウナーになるから、これはいかんと友人にメール。友人は返信ではなく、電話をしてきた。向井理という友人に感謝を。
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同じ姓ゆえと思うが「本当は佐藤健君がいいが無理だから佐藤二朗で手を打っとく」的な失礼にも程がある呟きを散見。直近では「佐藤健に頭ポンポンされたいが無理だから佐藤二朗とご飯行きたい」というどなたかの呟き。どなたかに告ぐ。あなたとご飯行く前に、佐藤健君に頭ポンポン、俺もされたいです。
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26年僕と一緒にいる君と、その君との間に8年前に生を受けた君。君と君のこれからの人生で、挫けそうになったり、自分がちっぽけに思えることがあったら、どうか思い出してほしい。こそばゆくて悪いが、どうか忘れないでほしい。僕という一人の人間にとって、君と君は、間違いなく、人生の奇跡です。
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残念だ。99人の壁と謳っているのに99人の解答者を揃え切れない回があったとの事。現在は改善されてると聞くが、お客様(視聴者の皆様)には心からお詫び申し上げる。スタッフと話し合い、褌を締め直した彼らと今後も作品を創ると決めた。真剣勝負。これこそが、この作品の誠意でなければならない。
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「大人は簡単には泣かないんだよ」 息子よ。以前、父は、君にそう言った。今日、君と公園に行った。ちょっと前までは、ほとんど飛べなかった縄跳びを、君は30回飛んだ。ちょっと前までは、ほとんど乗れなかった自転車を、君はいつの間にか乗れるようになっていた。息子よ。悪い、前言は撤回する。
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松潤、格好いいし、二宮、カワユイし、翔君、オモロだし、相葉、相変わらず「二朗ちゃん」て呼ぶし、今回も超絶楽しかったけど、個人的には俺の子供時代の写真見て爆笑した大野君で胸一杯。嵐にしやがれ、今夜出るよ。番組内で監督作「はるヲうるひと」の公開時期解禁。カットの憂き目にあってなくば。
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先日、漢字の勉強をしていた息子(7)。書けない漢字に出くわすと、「このかんじは、ちめいどがひくいから」と謎の言い訳。息子よ。「走」は、まあまあの知名度を誇るぞよ。
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「昭和」ってね、君の父や母や祖父や祖母が生まれた時代でね、そんな大昔でもないのだよ。だから息子よ。「しょうわいちねんに、きょうりゅう、いた?」って聞くのやめれ。
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「ねぇおかあさん」「なに?」「おかあさんは、おとうさんよりながいきしなきゃだめだね」「なんで?」「だっておとうさんは、おかあさんがいないといきていけないから」
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強く持とう。「好き」の気持ちは強く持とう。その気持ちに上限はない。
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「なんでめのいろがちがうの?」 オリンピック観る息子。「目の色も髪の色も肌の色も違う人達が世界にはいるんだよ」 晩酌中の父。「本当はみんな仲良くできるといいよね。でも、そうはいかないみたい」。酔ったまま言った父に、「ぼく!なんとかする!」。息子よ。奇跡のような大志をしっかり抱け。
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今からかなり寒いことを呟くよ。家事を手伝ったり、共に子育てしたり、話を聞いたり相談に乗ったり、僕の仕事は色々あるけど、僕の一番の仕事は、君をたくさん、笑顔にすることです。寒い?当たり前だよ。冬だよ。
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息子の寝かしつけをしながら僕の呟きを見た妻が「また酔って書いたな」的な怖い顔をしたが、この際ハッキリ言おう。好きなもんは好きなんだ。君がどうだろうと、僕は君を宇宙一、人類創成以上、一番愛してる。ははははは!明日いろんな人に怒られる!知らねえよ!俺は妻を心から愛してる!
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まあ将来そういうこともあるだろうが、君はまだ5歳だからね。今のところ父も母もわりと把握してるつもりだよ。だから息子よ。叱った時に泣きながら、「ぼくのかこ、しらないでしょ!」って言うのやめれ。笑うの我慢するの大変だから。
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10代諸君。僕もそう思っていた。「今がこんなに辛いなら大人になったらどんなけ辛いんだろう」。そうとは限らない。「大人になってからの方が千倍愉しい」。そう思う大人は僕の周りにもたくさんいる。その悩みの種は、いつかそれぞれの花を咲かせる。頑張ってください。
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お、俺、こ、個人的に、さ、さ、3度目となる、き、き、き、キスシーンの撮影が、これからある、わ、わ、訳だが、まあ、さ、さ、3度目ともなると、ま、ま、まったく、な、な、慣れたもので、ぜ、ぜ、全然、お、お、落ち着いてるから、だ、だ、大丈夫だよ。
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カフェでお茶をしてたら、近くの席でママと一緒にケーキを食べてた10歳くらいのオシャマな女の子が「わたし、たけうちりょうまくんにあいたい」と言っていて、心の中で「オジサン、涼真と会ったことあるんだぜ。呑んだことさえあるんだぜ。いいだろ」と思ってしまった俺は、わりと芸能人失格。
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やりたい事をやろう。ただ仮に、やりたい事で喰えず、生活の為にやりたい事を呑み込む人がいるなら、僕はその思いを全力で理解する。呑み込んだその勇気を百%称賛する。だから、やりたい事をやる僕らには、ちょっとやそっとじゃ引けぬ覚悟が必要だ。だから改めて自分に言う。やりたい事をやろう。
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妻が髪を切り、学校から帰った息子が一言「あ、お母さん、髪切ったね」と言っただけで「わー嬉しい」と喜んだ妻が、俺が先程から18回くらい「髪切ったね」「とても似合うよ」と誉めまくってるのに煎餅をボリボリ食ってるのみなのだがウチはラブラブだと何度言えば気が済むんだ馬鹿野郎。
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家族と離れ、とある地方に来て9日目。先ほど家に電話。「おとうさんのかお、わすれてない?」「おぼえてるよ」「じゃあ、どんなかお?」「うーん…あんまりよくないかお」。よし。忘れてないな。
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呑みすぎんようにしなさい、家族を大切にしなさい、常に謙虚でいなさい、周りの大切な人をちゃんと大事にしなさい…。どうしようもなく当たり前のこと。その当たり前を電話する度に言われる。50歳の息子が、毎度毎度81歳の母から言われる言葉には、人生の大事が詰まっている。