1001
自分の正義を押し付けたい人はわんさかいるけれど、その正義に普遍性がなければ、ただの面倒な人というだけの話。それが権力を持ったら面倒では済まない。正義を持つなというのではない。普遍的な正義を持てということ。
1002
governability(統治能力)というのは確か福田赳夫の造語で、本家英語にはないそうだが、今の自民党は完全にこのgovernabilityを失っていると思う。今後もただ「丁寧な説明と国民のご理解」と言うだけで、何一つ有効な解決策を打ち出すことはないだろう。理念がないのだから当然のことだ。
1003
共産党も党首に任期を設けて、党員の選挙で選ぶべきだな。開かれた時代の政党になるならば。
1004
今日は日本の色々な「無理」が一気に現れたようだ。道理に合わないことは必ず失敗する。日本人はもう少し道理に対して真摯に謙虚に向き合った方がいい。もはや手遅れ感は否めないが。
1005
半分寝ながらラジオのJアラートを聞いていた。興奮しているのはNHKのアナウンサーだけ。北朝鮮が本気で日本の領土・領海内にミサイルを撃ち込むことなどないのは分かっているし、日米韓政府は北朝鮮の意図だって実は理解した上で放置し、焦らしているのだし。国民は踊らされてはならない。
1006
国民の政治に対する関心が低ければ、優れた政治家も現れない。何事もそうだけれど、社会の裾野が広ければ広いほど、頂きも高くなるものだ。もっと多くの人が気兼ねなく自由に政治に参加し、議論できる空気を育てていく必要がある。遠回りのようだけれど、それが日本の政治を変える最短の近道だろう。
1007
ぼくは、今の日本の左翼が依拠し、目指すべき政治理論、政治思想は単純にリベラルデモクラシーだと思っている。社会主義、共産主義なんて100年早い。まずは自由、平等、個人の尊厳・基本的人権の尊重、公平・公正な法の支配、立憲主義等々。それはすなわち日本国憲法の理念を守り実現する政治である。
1008
体制支持派の論者は日本の形式的民主主義、形式的自由、形式的平等に依拠して日本は自由で平等な民主主義社会だと言うけれど、そこには普通の人間には抗し難い、言語化されない不可視の反民主主義、反自由、反平等の力が働いていることをことさらに無視し、一方的に体制側の論理を押し付けている。
1009
日本は様々な外来文化を巧みに日本化することで受け入れてきたというけれど、自由も民主主義も人権も全然受け入れていないじゃないか。
1010
自分の気に入らない現実を受け入れない者が現実主義者であるわけがない。
1011
ウクライナに今必要なことは直ちに戦闘をやめさせることであって、どちらが正しいかという議論をしている時ではないだろう。ロシアの軍事侵攻が違法であることは明々白々だが、ウクライナに軍事支援をすれば犠牲が増えるだけだ。国連は真に中立的立場を保つべきだ。
1012
立憲民主党にも立派な人はいる。
1013
ゼレンスキーがもしも仮に中国の国会(全人代)で演説する機会があったら、満洲国やその後の中国侵略を引き合いに出すだろう。
1014
これから女性も性的少数者も在日外国人もその他のマイノリティも、その社会的・政治的権利は広がっていくだろう。共にこの社会を生きる者として当然のことで、それを「日本の伝統・美風」を口実に阻害してはならない。
1015
「正義」を騙り不正を働く、「普遍」を騙り勝手を働く、そういう事例があることは認めよう。しかしそれは「正義」や「普遍」の問題ではない。我々は依然として「正義」も「普遍」も手にしていないのであって、それらの探求を諦めてはならない。
1016
戦前も戦後も権力者は、極少数の優秀な体制派エリートが、大多数の何も考えず黙って上の言うことを聞く愚民を駒として動員することで効率よく経済発展していこうと考えたのだろうが、その愚民化政策の毒が頭の方にも回ってしまい、気づいたら優秀な人間が誰もいなくなったというのが現在の状況だろう。
1017
いっそのこと、日本を大日本帝国憲法支配地域と日本国憲法支配地域の2つに分けられたらスッキリするんだろうな。
1018
酷い判決だ。 nordot.app/91045498261040…
1019
人間の本当の能力は、真剣に、人のため、社会のためと考えたときに発揮されるものだろう。自分のためだけに使う能力は高が知れている。
1020
民主主義は多数決だと言う人は、状況が変わって多数派と少数派が入れ替わっても、常に多数側につくに違いない。
1021
日本の「軍事大国化」だって、決して日本国民が主体的に望んでいることではなく、ただひたすらアメリカに従い、アメリカに見捨てられたくないという政府のために、国民生活が一方的に犠牲にされているという一例なのだ。
1022
そのためには、義務教育は12年まで延長し、中等教育段階で文学、哲学、歴史(もちろん科学的で客観的な)を学び、人間とは何か、人はどう生きるべきか、社会はどうあるべきかについて主体的に考え、行動できる個人を育てていくべきなのだ。
1023
航空力学を全く知らない者が、ただデザイン的嗜好で飛行機を設計しても、そんな飛行機は絶対に飛ぶわけがないのだが、世の中にはこれに類することがあまりにも多い。
1024
国内でも国際社会でも、現代社会では暴力を振るった方の負けなのだ。確かに暴力はその時その場では圧倒的に力強いが、暴力を振るった者への社会の制裁はそれ以上に強力かつ執拗であり、暴力により得たものは返還させられ、それ以上の賠償を命じられる。端的に暴力は損なのだ。
1025
民主主義と共和主義は車の両輪のようなもので、両方が揃わなければ近代国家は機能しない。ここで言う共和主義とは国家をres publica(皆の物)と考える政治的意思のことで、大統領制とは関係がない。日本は民主主義は入れたが共和主義は入らなかった。日本の民主主義が形骸で終わるのはこのためだ。