交通事故で翼が折れたシマフクロウのリハビリを開始。まずは地上に置いた俵木ととまり木を階段状に設置し、翼を開いて飛び上がる練習から。右の翼がまだしっかり開かないが、自力での開閉を促すことによって大きな負荷をかけることなく関節の可動域を広げる効果が期待される。マイペースで頑張れ!
昨日、折れた翼を手術で整復したオオワシ。まだ腹這いの時間が多いが、頑張ってくれている。 列車に衝突して九死に一生を得たことを考えれば、身体に受けたダメージは相当なのだろう。できる限りの手を尽くしたい。
右翼が不自由な終生飼育オジロワシ。 いつもはこのように穏やかな時間を過ごしています! #オジロワシ #終生飼育個体 #釧路湿原野生生物保護センター #猛禽類医学研究所 #環境省オジロワシオオワシ保護増殖事業
釧路湿原野生生物保護センターのフライングケージでリハビリ中のシマフクロウ。こちらの様子を伺うその眼差しは、まさに賢者のようだ。 #釧路湿原野生生物保護センター #環境省シマフクロウ保護増殖事業 #猛禽類医学研究所
次々と頭上に集まってくるオオワシやオジロワシとレンズ越しに目が合う。 はいはい、ちょっとお邪魔しますよ~
傷付いた猛禽が激増している。救護活動に必要な備品をアマゾン欲しいものリストから緊急援助をお願いしたところ、全国から温かい贈り物が届いている。お一人ずつにお礼を申し上げるべきだと思っているが贈り主様の情報が無いものも多く、またお礼状をしたためる余裕もほとんど無いのがとても心苦しい。
10万ボルトの送電線に接触して死亡した、オジロワシの巣立ち雛を剖検。感電した経緯の解明に結びつく数々の所見が収集できたため、電力会社に再発防止策の提案をする予定。あまりにも凄惨な状態のため、今回は個体の写真を掲載しないことにした。
運びます!
ご覧戴いております沢山の皆さま、お付き合いありがとうございました。 今年は、四半世紀取り組んできました鉛弾の摂食による鉛中毒の根絶に向け、環境省が狩猟用鉛弾の全国規制方針を表明しました。また、ワシ類の列車事故が数多く発生しました。 来年も彼らとのより良い共生を目指したいと思います!
クマタカの横顔。 鋭い眼光は凛々しい武士を彷彿とさせる。
列車事故で入院中のオオワシ。 まばたき(瞬膜)の動きから脱水の状態に問題がないことを確認しながら、スタッフへの教材動画を撮影。図らずとも鳥のまばたきは左右同時のことも、片目ずつ別々のこともあるのがよく分かる映像になった。
去年の3月、厚岸町の線路脇で保護したオオワシの成鳥。一年半以上の治療とリハビリを経て、ようやく野生復帰が見えてきた!
冬の夜道。以前、国土交通省に頼んで設置してもらった、大型猛禽類の交通事故対策ポールが光り輝いていた。
来月、獣医学会のシンポジウムで本州以南における猛禽類やカモ類の鉛中毒について報告する。山梨県で行ったクマタカの捕獲調査では6羽中2羽から高濃度の鉛汚染が確認された。千葉県と埼玉県で冬期に行ったカモ類の捕獲調査では捕獲個体の約15%~18%で鉛汚染が確認された。全国で鉛弾の規制が必要だ。
2006年、知床半島の沿岸に石油まみれの海鳥の死体が5500羽以上漂着した。同じ頃、国後島にも石油に汚染された海鳥の死体が流れ着いたとの情報を入手し、ロシアの研究者から入手したのがこれらの写真だ。このことから、海鳥の死体が東樺太海流に乗ってサハリン方面から流れ着いた可能性が濃厚になった。
「情熱大陸」放送後、しばらく欠品が続いていた著書『野生の猛禽を診る―獣医師・齊藤慶輔の365日』が各店に入荷しているようです。 猛禽類の鉛中毒、風力発電との衝突、環境治療、治療と野生復帰などが、100点近い写真とともに解説されています。 amazon.co.jp/dp/4894537397/… irbj.net/shop/index.html
@yamakatulily 特にハクチョウ類などの鉛中毒はマコモなどの水草に絡んだ釣りの仕掛けごと釣りおもりを飲んで発症することがあります。私は諏訪湖のコハクチョウでこれによる鉛中毒を経験しています。もちろん、環境中にばら撒かれた水鳥猟用の鉛散弾を砂肝に蓄える小石と間違えて飲み込み発症することもあります。
交通事故に遭いリハビリ中のシマフクロウ。毎晩、給餌池から魚を捕るのに余念がない。こちらは昨夜の姿。どこか勇ましさも醸し出すようになった!
建物に衝突し、大きく割れていたクチバシが再生した。野生復帰の日が近い。 #クマタカ
オオワシを捕獲収容。状態はすこぶる悪い。この症状。。悪い予感が当たらないことを祈るばかり。。
物言わぬ動物を診て、何が起こったのかを明らかにするのも獣医師の大切な仕事。列車と衝突して翼を折ったものの九死に一生を得たオオワシの耳の皮下には緑色に変色した内出血が認められた。頭も強打していることの証。頭部外傷により急変しないことを願うばかりだ。
先日、泥の溜まった水たまりに落ちて収容されたオジロワシ。洗浄して安静にさせていましたが、体調はすっかり回復。フライングケージ内でのリハビリテーションを開始しました。
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