【閲覧注意】(モザイク加工済み) オジロワシのバードストライク(発電用風車との衝突)が根室で発生した。根室海峡を挟んだ国後島などでは、北方領土における日露共同経済活動の優先項目として、風力発電施設の建設に向けた準備が経済産業省や外務省の主導で着々と進んでいる。
風力発電の場合、完全に防げるという有効な手だてはありません。特に既存の風車については、やれることが極めて少ないのが現状です。新設する場合は生息する猛禽類の十分な現地調査を事前に行った後、結果に基づき慎重に立地選定を行うことが重要で、結果によっては作れないことも念頭に置くべきです。
知床で収容されたオオワシの幼鳥。右翼骨折の重傷を負っていた。 全身麻酔をかけて骨の中にピンを入れ、翼は元の形に戻った。 オオワシは渡り鳥。ロシアまで渡れるほどの力強い飛翔能力を取り戻さなくてはならない。リハビリでどこまで回復できるか、道程はまだ遠い。
【閲覧注意】 袈裟懸けに一刀両断されたオジロワシ。 風力発電用の風車に衝突したのだ。事故が発生したのは、バードランドフェスティバルが開催されている根室市。オオワシやオジロワシの一大越冬地だ。事故を軽減するには立地の選定が極めて重要。少なくとも希少なワシの重要な生息地は避けるべきだ。
オジロワシのバードストライク(発電用風車との衝突)が発生した根室半島と目と鼻の先にある北方領土では、日露共同経済活動の優先項目として、風力発電所の建設に向けた準備が経済産業省や外務省の主導で着々と進んでいる。人知れず希少種への被害が増大する可能性が高い!
ちび、渡辺獣医と雪の上を散歩。 ※ちびは生まれつき脳に障害を持っているため、自然界に帰ることができませんが、シマフクロウと人間を繋ぐ“親善大使”として、環境教育の最前線で頑張っています!
氷下待網漁がもたらす雑魚に群がるワシとトビ。厳しい冬の貴重な食物になっている。一方、人間がもたらす食物は量や質、期間などが人の手に委ねられ、不安定であるとともに事故や感染症を助長する危険もはらんでいる。人的な餌資源への依存度を低下させ、本来の食生活に押し戻すための環境作りが必要だ
国道の近くで収容されたオジロワシ。骨折は認められなかったものの、内部臓器の損傷が疑われ、交通事故に遭ったものと思われる。凛々しい顔つきは『何でもないよ!』と言っているようだが、左足の痛みを我慢しているのは見る人が見ればバレバレだ。しばらくの間、絶対安静が必要です!
昨年1月、シカ避けの網に絡まり、片翼の風切り羽をほぼ全て根元から折ってしまったオオワシの幼鳥。飛翔能力を失い、北に帰ることができなくなってしまったが、丸一年かけて風切り羽が生え替わった。今日、広大な自然界へと帰って行った若ワシに、『よく頑張ったな!戻ってくるなよ!』と声をかけた。
羅臼で行われている観光船からの餌付けに集まったワシが空中でつかみ合いになり、そのまま岸壁に激突! ワシたちは海に落下し、一羽は何とか飛び立てたものの、オオワシの幼鳥が飛べなくなり保護された。診察の結果、翼裏に深い裂傷を負っていたため、縫合により止血した。
ワシの観光餌付けは、以前にもワシ同士の空中衝突や交通事故などを引き起こしている。
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考え方は人それぞれだと思いますが、私の解釈では、餌付けとは『人間が何らかの利、もしくは精神的な満足感を得るために、動物を餌で釣って馴らすもしくはおびき寄せること』となっています。保護を目的とした計画的な補助給餌とは全く違います。
羅臼で行われている観光用の餌付けにおびき寄せられ、他のワシとともに岸壁に激突したオオワシの幼鳥。翼に負った深い裂傷を縫合したが、その後の経過は良好。近い将来、リハビリに移れそうだ。
昨日17時前。楽しみにしていたクラッシックコンサートに出かけようかなと思った矢先。オホーツク振興局から、紋別で衰弱したオオワシを保護したとの連絡が入った。チケットにバイバイし、一路ドクターカーで網走へ。20時前にワシを受け取り、治療をしながら運んだものの途中で息を引き取ってしまった。
鉛は陰性だったが、何らかの急性食中毒が疑われる。気持ちを切り替え、ワシの亡骸から次に繋がる情報を拾い集めた。
昨年暮れに風蓮湖で保護した、交通事故疑いのオオワシ。本日無事、野生に帰りました。お別れの挨拶はなかなか強烈でした。。。
NHK国際放送局が、ワシの鉛中毒や風車衝突に関する特集を放送してくださいました。海外向けなので英語ですが、わかりやすい内容ですのでぜひご覧ください!www3.nhk.or.jp/nhkworld/newsr…
カラス用の罠に錯誤捕獲され、衰弱していたクマタカ。少し元気を取り戻したようだ。
先日、泥の溜まった水たまりに落ちて収容されたオジロワシ。洗浄して安静にさせていましたが、体調はすっかり回復。フライングケージ内でのリハビリテーションを開始しました。
【閲覧注意】 目を背けたいものと向き合わなければならないときがある。 運ばれてきた若いオジロワシは頭部と左手首が切断されていた。今年3例目となる苫前町でのバードストライク。同町でのオジロワシの風車衝突は28例目となった。
北方領土における日露共同経済活動の優先5項目に“風力発電”が入っている。『官邸主導』で、外務省と経産省による現地視察などがどんどん進んでいる。日本の領土と言いながら、環境への影響評価に携わるはずの環境省は蚊帳の外だ。隣の北海道では、希少なワシの風車衝突がこれまで51件確認されている。
FMくしろの番組コーナー『Spirit of K』の放送内容が聴けるようになりました。今回のテーマは、“餌付けによる事故を考える”です。 spiritofk.blog.so-net.ne.jp/2018-03-21
NHKのニュースで、ワシの列車事故が取り上げられました。 www3.nhk.or.jp/sapporo-news/2…
JRの保守作業中にワシが空から落ちてきた!? 半信半疑でオオワシを緊急搬送。X線検査では、左上腕骨の複雑骨折をはじめ、左尺骨、右橈尺骨、右烏口骨の骨折が認められた。翼を開いた状態で傷は横一列に並ぶため、飛翔中に電線やワイヤーなどに接触した可能性が高い。骨を整復し集中治療室に収容した。