オオワシやオジロワシのバードストライクが懸念される、北方領土での風力発電所の建設。日露共同経済活動における優先5項目の一つとして、政府間で着々と準備が進んでいるようだが、民間においても何やらきな臭い動きがあるようだ。
年末年始、多くの道外のハンターがシカ猟のため北海道にやってきます。道内で使用や所持が禁止されている鉛ライフル弾が秘密裏に使われていないか、道民が一丸となって目を光らせる必要があります。道内における大型獣の狩猟で鉛弾が使われているとの情報をお持ちの方は警察まで情報提供してください!
鉛弾を摂食することによる猛禽類の鉛中毒と、オオワシの一大繁殖地、サハリンにおける大規模な石油天然ガス開発。これらの問題が初めて全国番組として取り上げられたのは13年前のこと。 HTB制作のドキュメンタリー番組「鈍色の聖域」は若かりし齊藤慶輔の戦いの記録だ。 youtube.com/watch?v=PF0BNN…
巣立った日にキツネに襲われ、両翼骨折の重傷を負っていたシマフクロウ。治療とリハビリにより中距離を飛ぶことができるようになったものの、自然界で自活して行くことが難しいと判断されたため、繁殖を目的に動物園に移送した。次世代を育むことが期待される貴重な存在。新しい世界で頑張って欲しい!
今月5例目となるワシの列車衝突が発生。死亡したのは2013年に釧路湿原で生まれ、ヒナのときに標識を装着したオジロワシだった。見違えるほど立派になったワシの背中には数多くの貴重なデータをもたらしてくれていた送信機が付いていた。死亡原因がまたしても人的要因であったことが悔しくてならない。
風蓮湖に飛べないオオワシがいるとの連絡を受け、緊急捕獲を試みた。凍り付いた川の対岸に両脚を水につけたまま動かない成鳥を発見。部分的に薄氷となっていたが無事捕獲に成功した。鉛汚染や骨折などは無いものの、全身を強く打っていることが示唆された。近くを走る国道で車と衝突した可能性もある。
ワシの列車事故は、シカの轢死体が線路脇に放置されることにより、これを餌と認識して集まったワシが後続の列車と衝突することによって発生します。列車事故に遭ったワシの消化管からは多くの場合、新鮮なシカ肉が検出されます。シカ轢死体の適切な処理や事故情報の共有により軽減することができます。
明けましておめでとうございます。 旧年中はたくさんの応援、ありがとうございました。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。 写真: ちょっとお澄まし顔の“ちび”。 ちびは生まれもっての脳障害により、野生には帰れませんが、環境教育の第一線で頑張っているシマフクロウ親善大使です。
2003年から同じ森林で行ってきたクマタカの鉛汚染状況調査。今日捕獲した個体は、2005年に初めて捕獲に成功してから9回目の検査となった。過去には高濃度の鉛に汚染されていたこともあったが、今日は幸い正常値だった。北海道で鉛弾規制が始まって19年目。今年こそ鉛中毒発生0になることを願っている
鉛弾の規制前から銅弾を使い続けてきた名ハンターと獣医師。鉛中毒の根絶に向け、今年も頑張ります!
メンチの切り合いではありません! 正月三が日から体を張って働く、えらい九州女子。
一人でクマタカの捕獲調査。 今日捕獲した個体も、血中鉛濃度は正常値だった!道内での鉛弾規制から19年目、今猟季は鉛中毒ゼロとなるか?!
今日捕獲できた2羽のクマタカの血中鉛濃度も幸い正常値だった。北海道内で鉛ライフル弾の使用が禁止されたのは2000年。19年目にして初めて高濃度の鉛に汚染された猛禽類の確認数がゼロになるか?! 雪の下から猛禽類の死体が出てくる春先まで、気の抜けない日々が続く。
【閲覧注意】 今年に入って3件目となるワシの列車事故。ワシの列車事故は轢かれたシカを求めてワシが線路に降り立ち後続列車と衝突するものだ。シカを轢いた場所の情報を後続列車と共有し、近くを徐行運転するだけでもワシの列車事故を減らすことができる。※シカ(右下)とオオワシ(赤丸内)の轢死体
今日捕獲したクマタカ。残念ながら、正常値を越える高濃度の鉛に汚染されていた。道内で19年前から使用が禁止されている鉛ライフル弾や、鉛散弾(鉛サボット・スラグ弾)を使っている犯罪者かいる!
枝幸町から搬送されたオオワシの幼鳥が死亡した。死因は急性鉛中毒。剖検で大量のシカの毛とともに鉛の破片が検出された。初めてロシアから渡ってきた幼鳥であること、シカの体毛が鉛片とともに確認されたことから、この数ヶ月の間に鉛弾に被弾したシカの死体を採食し鉛中毒に陥ったものと考えられる。
本日、猛禽類医学研究所が取り扱った猛禽類。 オオワシ 鉛中毒 死亡(昨日搬入) オジロワシ 列車事故 重傷 治療中(本日収容) オオワシ 列車事故 死体(本日収容) オジロワシ 列車事故 死体(本日収容) オオワシ 感電事故 死体(本日収容) オジロワシ 風車衝突 死体(本日収容)
列車事故の検分を行ったところ、通報のあったオオワシの死体のすぐ近くで、動けなくなっているオジロワシの生体が発見された。緊急搬送して検査したところ、右肩を骨折し、頭を強く打っていることが判明した。列車事故に遭ったものの、発見・通報されずに死んでいるワシも数多いことが示唆される。
列車事故に遭い緊急搬送されたオジロワシ。レントゲンを撮ってみたところ、過去に散弾銃で撃たれていたことが判明した。弾丸は左肩、左肘、そして左の脛に命中し、体内に残っていた。肘と脛の骨は骨折していたが、すでに不整癒合している。紛れもない犯罪。ハンターのモラルの問題では済まされない!
過去に散弾銃で撃たれ、自力で翼と脚の骨折を治したものの、今回は列車事故に遭い右の上腕を骨折したオジロワシ。何とか起立できるようになった!
狩猟残滓に含まれる鉛弾を食べることによる、オオワシの鉛中毒が今年も発生した。今まで発生数が0だった年はない。北海道庁の関連サイト(ページ下部のリンク)では、猛禽類の鉛中毒発生状況が平成19年で更新が止まっており、現在発生していないかのような誤解を生みかねない。pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/sika/le…
捕獲調査で高濃度の鉛に汚染されていることが判ったクマタカ。解毒剤による治療で、血中鉛濃度が正常値にまで下がったため、明日野生に帰る予定。
高濃度の鉛に汚染されていたクマタカ。 治療により血中鉛濃度が下がったため、本日放鳥しました!
絶滅の危機に瀕した野生猛禽類の現状と保護活動を少しでも知って戴くきっかけになれば。。。と昨年出演したサーモスのCM。YouTubeでのアクセス数が190万カウントにもなっりました。とても心強いです! 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします! youtube.com/watch?v=vBMcQa…
4日前に野生に帰したクマタカ。 放鳥直前の動画です。