神保 謙 (Ken JIMBO)(@kenj0126)さんの人気ツイート(リツイート順)

(今のところの予想1)北朝鮮は①「完全な非核化」を宣言、②ICBM廃棄とその他のミサイル開発と実験の停止、③現存する核兵器の解体とPu/HEUを申告後段階廃棄を約束するが手続きは後回し、④検証措置についての作業部会立ち上げ、⑤板門店宣言確認 > incomplete, non-verified, reversibleな非核化。
1. NFUは敵対国に通常戦力のみで現状変更の既成事実化が達成しうる、という見込みを強めてしまう。特に中国の能力が米国の戦力投射のコストを大幅に高めている状況において、非核の戦略攻撃に対する米核攻撃の可能性を排除しない、という宣言政策はむしろ重要性を増している。 jp.reuters.com/article/idJP20…
【反撃能力3】目指すべきでない目標:④(北朝鮮の)弾道ミサイルの無力化を目的とした策源地攻撃能力→移動式発射台を無力化することは困難、⑤日本単独での(中途半端な)懲罰的抑止力→相手に「耐え難い損害」を与えるには大規模攻撃を必要とする。
「この目標を達成するため、日本が目指す防衛戦略は、前線に兵力を集中して逐次対抗するのではなく、相手の作戦遂行を縦深的に拒否する、すなわち、より遠方の洋上後続部隊や地上の指揮統制・ISR能力を含め、カギとなる兵力や脆弱性を突く「縦深拒否戦略」であるべきだ。」(同上)
(今のところの予想2)米国は①核・通常戦力での北朝鮮への攻撃意図を否定、②米韓演習の規模縮小と在韓米軍の段階的削減、③米朝国交正常化に向けた交渉と大使館設置、④終戦宣言と平和協定に向けた米朝韓(中)の作業部会の設置、⑤非核化プロセスに向けた支援、⑥①~⑤が満たされた場合の制裁緩和
【反撃能力2】「反撃能力」には目指すべき目標と、目指すべきでない目標がある。目指すべき目標:「戦域拒否能力」(theater denial capability)・中国等の作戦遂行能力を拒否するための ①日本のエスカレーション管理能力の強化、②米軍の戦域内攻勢作戦の支援、③総合ミサイル防空の補完。
「敵基地攻撃能力」という矮小化された概念のみを論じることはもう止めてはどうか。議論すべきは日本が持つべき「統合的な攻撃(防衛)能力」のあり方であって、その対象は敵基地に限られない。例えば対中戦略で議論されるべきスタンド・オフ攻撃能力の拡充と北朝鮮への攻撃能力をどう資源配分するか。
以前のツイートで「実態は核兵器という戦力の共有、…」とも書いたので、注意深い読者はおやっと気づいたと思うが、NATOはNPT原則に忠実に「核兵器を共有することではない」と記載していることに留意。米国の核兵器の同盟国内での配備という所有・管理権を厳格に区分けしている。念のため。
ポーランドのシンクタンクPISMが、アフリカ・アラブ諸国の世論の一部ががなぜロシアに共感を示す傾向があるのか、興味深いレポートを出している。歴史観、植民地主義、人種問題、西側の価値に関する偽善などがSNSで流布され、自ら置かれた境遇と共鳴して共感が広がる構図があるという。 twitter.com/PISM_Poland/st…