中山俊宏さんとは人生のいろいろな場面で一緒だった。駆け出し研究員の頃、霞ヶ関ビル11Fで毎日のように言葉を交わし、深夜まで議論し、多くの海外出張を共にした。ふと浮かんだ考えはまず中山さんに伝えたかった。いつも励ましてもらい、守ってもらった。生前にその感謝を伝えることができなかった。
米外交評議会のシーラ・スミス氏の追悼記事。中山さんは「学術的に学んだことを広く伝えることは教育者としての義務と捉えていた」と解説。日米関係に貢献した中山さんのエピソード、仲良かったシーラとの交流が紹介されている。 Honoring Toshihiro Nakayama on.cfr.org/3wfZ5AP @CFR_orgより
池内恵(@chutoislam)さんの 中山さん追悼記事。 >中山さんの日々の情勢分析は、「世界を理解したい」という哲学者の純粋な情熱に支えられていた。それを重苦しく 晦渋かいじゅう にではなく、軽やかに行なう。それが心地よかった。 yomiuri.co.jp/culture/202205…
SFCの学生たちに授業で中山俊宏さんの逝去を伝え、言葉が続かずに泣いてしまった。神保さん、プロじゃないですねと言われた気がした。学生たちも辛いのに、先生がしっかりしなければ。
ザック・クーパー氏の中山俊宏さんへの弔意「通常であれば外国人には頼まないことだが、中山さんはよく請われて米国を訪れ、米国について語った。実際、彼の米国理解はとても深く、我々は彼を通じて自分たちとは何か、をより深く学ぶことができた」 warontherocks.com/2022/05/threat…
SFCのε棟5Fにある中山俊宏研究室の前に設置された追悼テーブル。有志の献花とメッセージブック。ジャックダニエルとコップは、中山さんに献杯できるようにと、学生たちの粋な心遣い。学生と教職員が黙祷を捧げています。
1995/96の台湾海峡での中国軍の演習と、今回の演習予告の比較。 twitter.com/CIGeography/st…
拙稿「追悼中山俊宏:孤独な探究心を持ったヒューマニスト」『中央公論』(2022年8月号)が、このたび中央公論のHPに転載されることになりました。 chuokoron.jp/international/…
米「戦略翻訳センター」が立ち上がり、中国国内の論壇紹介とレビューを展開している。中国でのインタビューやアーカイブ研究がますます困難となる中、中国国内論壇を英語で紹介し、中国研究者以外に理解を拡大する試みに、米国の知的文化の懐の深さを感じている。 strategictranslation.org//
小木洋人API主任研究員「日本が目指すべき防衛戦略は…(中略)中国が台湾有事に日本を巻き込んだ場合の損害が大きいこと、また、日本の能力は先制攻撃によって無力化できないものであることを悟らせ、台湾侵攻や日本への攻撃を躊躇させることだ。」 apinitiative.org/2022/12/05/419…
「この目標を達成するため、日本が目指す防衛戦略は、前線に兵力を集中して逐次対抗するのではなく、相手の作戦遂行を縦深的に拒否する、すなわち、より遠方の洋上後続部隊や地上の指揮統制・ISR能力を含め、カギとなる兵力や脆弱性を突く「縦深拒否戦略」であるべきだ。」(同上)
【反撃能力1】「反撃(戦域打撃)能力」がなぜ必要か。①米中の軍事的拮抗と日本の海空優勢が確保できない条件下でも、米軍の戦域内作戦を支援し、自衛隊のエスカレーション管理能力を高め、②日本に飛来し得るミサイルの増加・多種化・能力向上が顕著となりミサイル防衛を補完する必要があるため。
【反撃能力2】「反撃能力」には目指すべき目標と、目指すべきでない目標がある。目指すべき目標:「戦域拒否能力」(theater denial capability)・中国等の作戦遂行能力を拒否するための ①日本のエスカレーション管理能力の強化、②米軍の戦域内攻勢作戦の支援、③総合ミサイル防空の補完。
【反撃能力3】目指すべきでない目標:④(北朝鮮の)弾道ミサイルの無力化を目的とした策源地攻撃能力→移動式発射台を無力化することは困難、⑤日本単独での(中途半端な)懲罰的抑止力→相手に「耐え難い損害」を与えるには大規模攻撃を必要とする。
国家安全保障戦略・国家防衛戦略について自分自身の概念整理をするためにざっと作ってみました。参考になる方がいれば幸いです。スライド内に収めるために用語など修正しています。誤植などあった場合すみません。
インド太平洋構想と距離感をとった前政権から大きく転換、これを連携に活かさない手はない。こうなると日本にFOIP以降の地域戦略の提示がないことも気になるところだ。 >韓国「インド太平洋戦略」発表 日米と足並みそろえる立場鮮明 | NHK www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
ポーランドのシンクタンクPISMが、アフリカ・アラブ諸国の世論の一部ががなぜロシアに共感を示す傾向があるのか、興味深いレポートを出している。歴史観、植民地主義、人種問題、西側の価値に関する偽善などがSNSで流布され、自ら置かれた境遇と共鳴して共感が広がる構図があるという。 twitter.com/PISM_Poland/st…
岸田首相が米大学での演説(1月)で3文書が「吉田茂元総理による日米安保条約の締結、岸信介元総理による安保条約の改定、安倍晋三元総理による平和安全法制の策定に続き、歴史上最も重要な決定の一つであると確信」と述べたことは興味深い。国内ではあまり語らない位置付けだ。 kantei.go.jp/jp/101_kishida…
広島でのG7首脳会合で、日本がG20橋渡しをどれだけ主張しても、肝心の外相が自国の都合でG20外相会議を欠席していたら、議長国のインドは(その程度かと)橋渡し論への関心を失ってしまう。与党幹部は、現在日本はG7議長国なのだという立場を再確認してほしい。
言うまでもないが、G20外相会合はロシアのウクライナ侵攻をめぐる規範形成をめぐる戦場で、日本がここから離脱することはありえない。議長国インドがG20の利害関係を調整する支援も重要な役割だ。外相の欠席は日印関係どころか日本のグローバルな政策調整力にも計り知れないマイナス影響を与える。
ウクライナ侵攻、グローバルサウス、インドの取り込みが明確な課題であるG20外相会合への出席に優先する国益が、参院予算委員会の基本的質疑への出席にあると、なぜ与野党幹部は考えるのか、全く理解ができない。林大臣は今日にもインドに渡航すべきである。
国会議員の皆さんには、グローバルガバナンスに対する責任に向き合うことに、もっと真剣であってほしい。G20外相会議への日本不参加で失った国益の大きさを、内向きのメンツを重視した与野党幹部はおそらく理解していない。日程調整論などただの言い訳である。
Raisina Dialogueでのラブロフ外相の独演会のこの場面に失笑があったのは事実だが、「イラクやアフガニスタンで何が起きているのか、米国やNATOに問いただしたか」とラブロフが煽り、中東諸国とみられる参加者から大きい拍手も得ていた、という別の場面がある。 news.livedoor.com/article/detail…
かつての安全保障と防衛力に関する有識者会議は、情勢認識・路線選択・政策の枠組み・資源配分の決定等に一定の役割を果たしたが、現在の防衛政策には段違いの専門性が要求される。時代は変わったのだから、有識者会議の形式も変わらないといけない。 asahi.com/articles/ASR34…
さながら大食い王決定戦だ。 >「首相周辺によると、両首脳は1軒目でビールや日本酒を飲みながらすき焼きや稲庭うどんを注文し、2軒目ではオムライスやハヤシライス、トンカツなどを食べた。」nikkei.com/article/DGXZQO…