葛西伸哉 ラノベ作家(@kasai_sinya)さんの人気ツイート(新しい順)

元々死を覚悟して行うテロに対して厳罰化は一切効果がないし、抑制には逆効果ですらあるのよな。 テロを防ぐ第一の手段は「テロを起こす必要がない対話の回路」を結ぶ事。
「男性の方が察して積極的に行動してほしい、するべき」というのは『女性が恋愛性愛に積極的、主体的であるのははしたない事である。リードされる側として振る舞った方が評価される』という事でもあり、旧弊として駆逐された方がいい恋愛作法じゃないかなぁ。
だから「現実世界の問題について啓発する表現」と「娯楽フィクション」は別というのは(男女問わず)はっきり訴えていかなきゃならんのよ。 少女漫画も美少女漫画もBLも「現実の性愛での振る舞いを教える教科書」じゃない。 twitter.com/miruna/status/…
→ それこそ特撮本丸の例だけど、『クウガ』では「グロンギがひとりずつしか行動しない理由」が作品の柱のひとつであり、作品のカラーを過去の同ジャンルから一変させる源になっている。
→ けどそれが「ジャンルのお約束にツッコませないための言い訳」(マイナスの軽減、巧くいって0点)ではなく「その設定だからこその魅力」(プラスの獲得)に持っていくのは難しいのだ。 →
基本的な話として ・変身にポーズとかけ声が必要な理由 ・敵がひとりずつ攻めてくる理由 とか、ある程度力がある創作者なら「設定」の5個や6個は難なくひねり出せる。 →
「こまけえ事はいいんだよ!」じゃねえよ。 こっちは「こまけえ事がいいんだよ!」なんだよ。 そっちはそっちで勝手にやってくれ。こっちは別にそっちの在り方を否定や批判してる訳じゃねえ。
これ、現状のファンタジーの基本イメージが(根っこにトールキンがあるとしても)「アメリカ人のイメージ」によって作られたというのもあるのかも知れない。 いわゆる冒険者は「既知領域で戦う傭兵」だけではなく「フロンティアを切り開く挑戦者」でもある。 twitter.com/wantan_tabetai…
これ「相性が悪い、難しい」であって不可能という話ではない。 ちゃんとこの難点を突破した成功例は様々なアプローチをしてる。 twitter.com/kazakura_22/st…
これ、視点を主人公じゃなく「追われているヒロイン」や「追ってくる悪役」にすると案外解決できたりする。 「立てたいキャラ」は外から見た方が有効なケースは多い。 twitter.com/game_sennin/st…
世の中の「汚い一面」を知ってるだけで「お前らと違って全部知ってる」という勘違いをするケース。 twitter.com/bomber_bookwor…
自炊って文字通り「米を炊く」を実行できたら第一段階クリアでいいんだよ。それにスーパーで買ってきた惣菜とインスタント味噌汁でも。 最初から一汁一菜自作するなんてのは落書きもロクにしてないのにストーリー漫画一本描こうとするようなモンじゃない?
「世界が怪獣に脅かされているんだけど、それを知って立ち向かっているのは思春期の少年少女だけ」というのはまさしく『SSSS』が拾って大切にしてる部分じゃないかなぁ。 twitter.com/ututut/status/…
日本の戦隊は「商品を売るため一年単位で作品全体をリセット」が定着しているのに対し、それを輸入したPRは「スタイルはモデルチェンジしたけどキャラは引退せず継続」というのが、まさしく顕著な差だよなぁ。 日本はヒーローの退場がシステム化されている。 twitter.com/puchiba52/stat…
面白いのは、日本だと「特定の悪や人知を超えた驚異ではなく一般の犯罪や災害とも戦い、世間に存在を認知されているヒーロー」が公務員なのね(しかもロボ含む)。 『ウインスペクター』1話では出動するウォルターに子供が手を振って声援を送るのだ。
「悪を懲らしめ、問題を解決した後は必ず立ち去ってくれる。その後の自分たちの日常生活には関係なくなってくれる」という点で《完璧なヒーロー》像の典型であるのが水戸黄門。
だから国産ヒーローの多くは「人間社会内の問題である犯罪や災害」に対して積極的に手を出さないのよな。 スパイダーマンはスーパーヴィランでない強盗も捕らえて警察に引き渡すけれど、ハヤタは自然の土砂崩れを防ぐためには変身しない。 twitter.com/Aomidori2021/s…
「権力は正しい」でも「反権力でなければならない」でもない。 権力の有用性と危険性を踏まえた上での《契約》。 これは、主人公が権力機構内に属する『シン・ゴジ』や『シン・マン』とは明確に変えている部分。
だから、最後に一文字はふたりに名前を尋ねるし、ふたりは答えるんだよな。 システムとしての国家や権力を無条件に信じる訳ではないが、あんたらとは長いつきあいになりそうだから「偽名でもいいから《個人》として認識させろ」って事で。
『シン・仮面ライダー』って、そんなに権力や国家を無邪気に信頼しているか? 「我々は最終的には信頼できない。裏切るかも知れない」というのを明らかにする態度の《誠実さ》をコミで「裏切られ、捨てられるかも知れないが当座助け合うべき相手」としての態度じゃないの。ルリ子も一文字も。
ウルトラマンジャック問題。 個人的な見解としては ・公式のキャラ名称は「ジャック」でOK。ただしそれぞれの世代の人が「ジャック」と呼んだり「新マン」と呼んだりするのにはお互い寛容でありたい。 ・作品タイトルは『帰ってきたウルトラマン』であって、これを改変するのは止めて。
あと ・現状維持と将来への投資、両方並行して回せ。どっちかに全振りは危険。
この話、一般化すれば ・自転車操業で短期目標の達成を繰り返しても、最高で現状維持。長期的には衰退必至。 ・賢しげな「選択と集中」はバカの発想。 という事になるか。
全部この路線にしたら当面の目標達成はできてもジリ貧なので《ちょっと~》は案牌として一定数は回す。しかし同時にそうでない路線にも力を入れる。1巻打ち切りのリスクはあるが、ふた桁巻アニメ化に育つ可能性もある。
というのも、その後のデータを取ってみたら《ちょっとエッチなラブコメ》は、確かに初動は確実に売れる。それは間違いないが長期シリーズにも育たないのが判明した。 1巻爆死打ち切りは少ないが、3巻の壁を越える事もほとんどない。