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「まあホストみたいなもんだよ。正直同じ中学生としてその気持ちはわからなくもない」「え、わかるの」「え?わからん?自分の好きな人にいいことをして喜ばれるのがうれしいって気持ちあるでしょ。見返りがなくても推しにお金使ってもらいたいとかさ。中学生はあるよ」
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「投げ銭はふつうは200円とか300円なんだけどね。大金送るとすごい喜ばれるから配信者によっては1万円とかもらってる人もいる。お母さんも耳元でささやいたら失神するレベルのイケボだったらしこしこ原稿書くよりよっぽど稼げると思うよ」
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長女に35万課金の話をしたら、ミラティブは知らなかったものの「あーガチ恋勢ね」と即理解したもよう。Youtubeの配信者に「●●さんありがとうございます!」と言われたいがためにスパチャで数千円単位でお金送る文化があるらしい…。
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それこそ保護者世代だって、オンライン化進めてくれよと群れなして文科省に訴えたっていいんじゃないでしょうか。これまで新入生保護者がIT化してほしいとTwitterで訴えてもPTAママたちに「ネットが使えない家庭もいるのにわがまま言うな」と黙らされて終わりだったけど。
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3年前のこのツイートにリツイート通知が来て気づいたけど、我ながら2020年みあるツイートをしたものだよ。 twitter.com/fmfm_nknk/stat…
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「うちのオカンが好きなミュージシャンを忘れたらしくてね。反帝全学連委員長と獄中結婚したって言うねんな」
「加藤登紀子やないか」
「でもな、J-POPも歌うらしいねん」
「ほなちがうかぁ」
「それがな、別荘が革マル派に襲撃されたらしいねん」
「加藤登紀子やないか」
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『ノーム 不思議な小人たち』です。
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私のみるTLでは「弱者が困ってるのは自己責任」的な発言は叩かれるけど、中学受験アカウントなどをのぞいたりすると「保育士の待遇が悪いっていうけど英語を勉強してスキルアップすれば給料上がるんだから努力しないのが悪い」というママさんが当たり前にいるので人生いたるところにネオリベありだよ
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若い頃反体制的な思想を持ち、卓越した言語センスで世に出て成功した人が、老いて他者の自我を封じようとし、体制に殉ずる若者の自己犠牲にロマンを見出す。北原白秋み。
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同じシリーズではゾラの短編集も面白かったようだ。これは表紙が最高ですよね(表題作を読めばこのイラストの尊さがわかる)。amazon.co.jp/dp/4652202458/
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ナイフのないところにシュトレーンを持ち込まれたら気働きできる正しい女としてふるまうためにこっそりナイフを買いに走ってあとでおじさんのマヌケぶりを嘆くより、「ナイフ無いので切れません!!!」とその場で言ってシュトレーン争奪じゃんけん大会を開催する自分でありたい。
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長女「先生が『高学年があいさつすると低学年がかっこいいと思うようになるから6年生は朝一列になってみんなにあいさつしよう』って言いだして。そのために早起きしなきゃいけないんだってーやばくね?」「やばい」「先生がそれを言った瞬間みんなの目からスッときらめきが消えた」
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道徳の「手品師」の授業に納得いかない長女。「子供との約束をとるか自分の出世を取るかって話だったんだけど、そんな極端な二択でなくていいと思うんだよ。だから事情を説明する置手紙を置いて子供をサーカスに招待するって答えたら先生にどっちとも救うことはできないって言われて」
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セクハラを批判された大人たちがしばしば「PTA/学級委員/風紀委員に抑圧された」という学童マインドで応戦してしまうのは、彼らにとってセクハラは学校文化に対抗して「男」を確立するための行為だからである。
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本能のままに他者を侵略する少年文化は、欲望を押さえつけて「女」のような受動性を要求する学校文化の反動で支持されてきた。
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さすがに戦後はどっかの国を植民地にして白人をけちらして現地人に慕われるという戦前みたいな内容は無理なので、女にセクハラしてるのに慕われるというのがやんちゃの代理表現になったのだろう。
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ざっくり言えば、もともと少年雑誌に男女の区別はなく、まじめにお勉強しましょうねという内容だったのですが、日清戦争前後で男の子たちに「中国人・朝鮮人とは違うやんちゃさ、他国に攻め入る攻撃性」が求められるようになって、少年雑誌は男子専用になった…という。
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明治時代、少年雑誌と少女雑誌がどんなふうに分化していったのかは『不道徳お母さん講座』で書いたのでそちらも読んでいただけるとうれしいですね😇
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スゴ母列伝最新回は『長くつ下のピッピ』のリンドグレーンです。日本語の文献には載ってないような新情報満載ですし一番時間をかけたのでぜひお読みください。daiwashobo.co.jp/web/html/horik…
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「筆者は幼児であったが、町内会の女性たちの興奮状態をよく記憶している。彼女たちはまた「不穏分子」の密告者であり、相互監視人としてよく機能していた。彼女らは町内にいる他とは違った人物たちを見張った。彼女たちによってすべての家はガラス張りになり、一つになった」
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彼女たちが出産育児が戦争に寄与する国家の一大事であるとあおったことで、それまで貶められていた一般女性も戦争に熱狂し、隣組や町内会で熱心に非国民を監視した…という。PTAを体験したとき真っ先に思い出したのがこの本だった。