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学校で適応しようとずっと無理を続けてきて、あるとき限界に達して、休みはじめる。学校も家庭もその無理に気づけない。学校に来ているときに自分の苦しさを表出してくれるならば周囲も対応を急ぐのだろうけれど、それが難しいからこそ学校を休むことで身を守る。
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発達障害でも不登校でも子どもの貧困でも「学習」面の支援が求められて、その必要性や意義は確かにわかるのだけれど、本来的には学校のすべきことを福祉にまわされていると思うし、支援者が持つべき知識や技術が拡大し過ぎるのも少ししんどい。
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視覚障害の人を蹴ったのが知的障害者であるとわかって、人々が戸惑いはじめるのは「蹴るという行動」の背後に、誰かを責めるための様々なストーリーを探してしまうからなのだろう。問題は「誰が蹴ったのか」ではなく、「蹴るという行動」であり、「どうすればもう蹴らないか」である。
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これは発達障害とは「障害」なのか、を考える上でも重要な話。
性同一性障害を「精神障害」の分類から除外へ WHO
www3.nhk.or.jp/news/html/2019…
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けれど、管理者は関係ない。全国至るところに親が我が子の通所先を確保するために設立した共同作業所とかある。珍しくもなんともない。
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放課後等デイという閉じられた場所で10人近い子どもを朝から8時間とか受け入れねばならない中で、子どもの貧困対策(学習支援、子ども食堂)のほうは中止にせよとお達し。保育所や学童保育には行けているのに。追いつめられた受験生もいるのに。
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運営者のサイトを見ると、有名企業の人たちもたくさん関与しているし、食事はガストの宅食を無料提供だし、マスメディアにも取り上げてもらっているし、資金調達する力もあるのだろう。予備校教師だから、教える力もあるはず。でも、失敗する。
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ブログを更新した。続報。「子どもの貧困支援」の暗澹たる未来。→やりがい搾取どころじゃなかった - 泣きやむまで 泣くといい lessor.hatenablog.com/entry/2018/03/…
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こんなひどい話について、厚労省も障害児関係者も放置しておくなら、こんな業界いっぺん滅んでしまえ。
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このツイートに対する批判的なコメントの数々を見ると、報酬単価とは「売り手」が自由に変えることが法的に一切認められない「公定価格」であり、国による運営実態調査で全体の収支差率や事業所数の増減を見ながら、国の都合で上げ下げされるものだということが全然知られていないのだなと痛感。 twitter.com/fujitatakanori…
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虐待リスクの高い家で、子どもの居場所づくりなどを活用していたところへの影響も大きい。保育所や学童保育や放課後等デイだけでは支えきれない親子への対応はどうしていくのがよいか。「中止します」では済まない。個別に調整していくしかない。
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国政選挙時に恒例の「障害者分野マニフェスト比較」をブログに投稿しました。関係者もそうでない皆さんも投票の参考にどうぞ。いくらかの「発見」はありました。 #はてなブログ
衆院選マニフェスト比較2017(障害者分野) - 泣きやむまで…
lessor.hatenablog.com/entry/2017/10/…
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研究者を目指せばいい、という無責任な奨励ではなく、興味関心に没頭しながら成長するうちにだんだんと自分の長所短所について理解が深まってきて、今となってはまあそこそこ人との関係もうまくやっていける、みたいな大人が、研究者とか専門職とかにはたくさんいると思うのだ。 #研究者の子ども時代
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「体罰の会」が凄すぎる。Q&Aで「体罰の目的は進歩なのですから、その事を頭の中において体罰を行います。 「進歩、進歩」と頭の中で言いながらやって下さい。 口に出してもいいですよ。 」発起人には維新の会政調会長で「八策」起草者でもある浅田均。taibatsu.com/index.html
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多くの情報をもっておられるであろう方が某所でお話しされた内容が入ってきたけれど、放課後等デイは報酬改定で壊滅的なダメージを受ける見込み。数字はおよそ想像した通りだった。これを跳ね返す運動が起きるとも思えないし、たぶん真面目な事業者が泣き、利益本位のところは撤退していくのだろう。
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子どもに直接支援するのはアウト。それはわかる。それを認めると自分の子どもの「育児」に給付費が発生してしまうから。親がヘルパーとして自宅で我が子を支援するようなもの(アンペイドワークの問題とかはひとまず措いといて)。
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ブログを更新した。力の無い支援者がたくさんいることは認めた上で、どう導くのか、だと思う。税金の無駄遣いとか社会保障費の偏在とか言われて支援の質が上がるなら簡単な話だ。 #はてなブログ
「障害者の可能性」と「甘えるな」の奇妙な両立 …
lessor.hatenablog.com/entry/2017/10/…
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公示日に間に合わせられてよかった。少し長めですが、当事者も家族も支援者も、投票にお役立てください。→衆院選マニフェスト比較2017(障害者分野) - 泣きやむまで 泣くといい lessor.hatenablog.com/entry/2017/10/…
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連続ツイートするにも少し長いので、ブログのほうに書いた。相模原の事件から2日が経ち、いま思っていること。→「障害者」のリアリティをもって抗いたい - lessorの日記 (id:lessor / @lessor_tw) d.hatena.ne.jp/lessor/2016072…
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もう制度の矛盾が集約されたような悲しいニュース。一般の人には伝わりにくいだろうから、解説していきたいけれど。→“預かり中”ダウン症男児死亡 堺市の日中一時支援事業で|MBS 関西のニュース mbs.jp/news/kansai/20…
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幼児教育保育無償化について、11月14日に行われた全国市長会での質疑応答記録(副会長によるメモ)。裏切られた市町村の叫び。地獄。読まれてほしい。→facebook.com/permalink.php?…
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多くの保護者に知っておいてほしいこと。組織として良い支援をやっているように見せることはそれほど難しくない。「こんなふうに勉強をしています」「組織がどんどん大きくなっています」と外向けに発信しながら、ちょくちょく保護者向けのセミナーや講座でもやれば、どんどん信頼を得ていく。
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報酬の低い支援(学童保育)は人手不足となり、要件緩和。報酬の高い支援(放課後等デイ)は支給量増大で、要件厳格化。そんな中で国は「障害児を学童保育所に移行させた放課後等デイには報酬つけるよ」と言う。矛盾だらけ。
学童保育、職員基準緩和へ jp.reuters.com/article/idJP20…
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5年や10年で急速に事業拡大をしながら、力のある支援者を各事業所に配置し続けるのは至難の業である。すると、事業所は目立つところだけを取り繕うことになりやすい。放課後等デイも成人の通所も保護者が送迎することは少ない時代。支援の中身が日常において監視にさらされることはない。