951
かつて議論になったサントリー・新浪社長の「45歳定年制」には「70歳定年延長等と称して企業に高齢者扶養を押し付ける政府への反発がある」とする擁護意見があった。確かにその問題はあるが、2〜30歳台のサラリーマンを低賃金でこき使って来た企業側に、その「返済義務」がある事を忘れてはならない。
952
昭和41年の袴田事件について東京高裁が「再審開始」の判定を下した。「袴田巌さんは真犯人ではない可能性があり、証拠も捏造された可能性がある」とも言及。まさに冤罪事件。着衣の血痕は捜査機関がでっち上げたのか。この逆転劇は『十二人の怒れる男』さながらだ。国家の嘘を暴いた英断を支持したい。
953
簡保生命の不適切販売自体も小泉・竹中改革の歪みそのもので大問題なのだが、それに加え今度は、鈴木茂樹・総務次官が先輩の鈴木康雄・日本郵政上級副社長に情報漏洩していたことが発覚した。利害関係にある中での忖度は国家公務員法の違反である。もはや日本のあらゆる膿の総出感がある。厳正対処を。
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対米自立の壁の厚さ。米国に睨まれたら、首相の地位すら逐われる大事業だ。わが国では、あまりに恐れて取り組めない政治家が多い。しかし、国家根本の最重要課題である。戦後体制の脱却なくして日本の恢復はない。歴史的偉人を顕彰するだけ、反中嫌韓だけでは米国に都合のいいガス抜きにしかならない。
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政府のコロナ対策が後手後手になるのは、政官関係に綻びが出ているためなのか。第2次安倍政権下、政治主導を名目に発足した内閣人事局だが「各省庁の中堅幹部は官邸を見て仕事している」と言われ、官邸に忖度する官僚を生む結果となった。忖度関係による、官邸拝跪がさらに続けば、日本に未来はない。
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ポスト安倍の一番手、岸田は二階に頭が下げられず放逐状態。国会で首相が「菅長官とは一心胴体だ」等と発現するのは珍しい。ワザワザそんな事を言うのは、菅を繋ぎ止める必要があるからだ。19日以降、菅腹心の河井夫妻が「買収」で逮捕される。元の溝手憎しは安倍の執念。菅宥めの一席を今井がセット。
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対米自立を実現するには、今までタブーとされていた領域にまで踏み込まなければ。日米合同委員会の協議事項を国会で情報開示せよ。共産党も踏み込めない「従米タブー」に踏み込み、立法調査権を行使してこそ、能書きでなく真に対米自立を貫徹できる。今こそ対米自立の真・日本派政治勢力を強化しよう。
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鳩山元総理は政権交代を成し遂げ、普天間移設で官僚の「密約文書」のデッチ上げに遭い政権運営を潰されたが、恒例の「年次改革要望書」は廃止させた。対米自立の意思を米国が恐れ、警戒しているからこそ、メディアスクランブルをかけ、世間の評価を不当に下げられている。この構造に目を向けなければ。
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昭和41年に静岡県旧清水市で起きた味噌会社専務宅一家殺人事件で「犯人」とされた元プロボクサーの袴田巖さん。東京高裁は再審を決定したものの、静岡検察は有罪立証を表明。87歳にもなる袴田さんの年齢を「考慮」して、検察の非を有耶無耶にしようとしている。間違えを認めないのは冤罪の温床になる。
960
米軍特権の問題を取り上げると、「日米同盟を離間させ、中国を利するのか?」と指摘されることがある。だが日本は独立国であり、主権が侵害されている現実は無視できない。我々の目標は自主防衛としての改憲と国軍の創設だ。その上で従属的な安保条約に代わり、対等な「日米友好条約」を締結すべきだ。
961
改憲の原点に戻ることは当然で、自主独立改憲かー従米改憲かを議会と国民に委ねるが、日米地位協定に関しては、政府の決断だけで即刻可能なのである。協定第27条は、協定終了のための規定があり、政府が本気で決断すれば出来ないことはない。運用の改善も然り。従って日米防衛利得者との戦いだ。
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横田めぐみさん「拉致」を取材し、ご両親に伝えたジャーナリスト・石高健次氏に、レコン7月号巻頭で「滋さんの無念の死に報いるには」とご寄稿いただいた。「そもそも一民間人の私がめぐみさん拉致を突き止めたということ自体が、日本が異常な国である証」という全くの正論から、情報機関設置を要望。
963
中曽根元総理大臣が101歳で逝去された。合掌。常々「戦後政治の総決算」を掲げていたが、実際の政策は羊頭狗肉であった。例えばF2戦闘機の独自国産開発にストップをかけ、日米共同開発に転換させたのは中曽根氏だ。「不沈空母」といい「日米関係」を「日米同盟」などと呼ぶような環境にしたのも氏だ。
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弊会は日頃より我が国の対米自立を訴えている。そして米国覇権戦需主義を否定している。だが、素朴なジャズの音色に素晴らしさを感じ、ファストフードでお茶を飲むこともある。戦後、米の威を借り、従属安保体制を続け、自主を問わない我が国政府の姿勢を正すべく、人々に現状認識を促しているのだ。
965
ようやく五輪の延期が決定した。先ほど安倍首相がIOCのバッハ会長と電話会談し、一年程度の延期と「五輪中止は無い」事の確約を取ったというのだ。選手達もこれで一息つけるだろう。ただ開催の日程は7月末で、来年9月の自民総裁任期切れを視野に動いて来る。五輪高揚感―従米改憲シナリオの総選挙だ。
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「人生七味唐辛子。うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、ひがみ、やっかみ」。こんな面白いことを言っている人がいた。七味唐辛子は、軽く振りかけ合うぐらいならいいスパイスになって味に深みと豊かさを加えてくれるが、あんまりかけすぎると元の味を損なってしまう。大事なのは人生の下味だよ。
967
近代初期に清国やロシア、そして日本のいずれに追従するかで右往左往し自主独立の道を歩めなかった李氏朝鮮の事大主義は、しばしばネトウヨの嘲笑のタネとなる。だが、米中新冷戦のはざまで、親米か親中かの二択で右往左往する現代の我が国が李氏朝鮮を笑えるだろうか。金玉均先覚に学ぶことは多い。
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新型コロナによる死者数は日本が韓国を上回った。韓国は、徴兵制代替措置で医者を予備役軍医として動員出来る仕組み、隔離違反者へのGPS確認、医療カルテや海外渡航歴情報の開示徹底、SARSの教訓等で功を奏した。それに比べ、わが国は経済効果の目先ばかりに走りすぎ、高度先進医療を疎かにしてきた。
969
イラクから現地が大変な状況になっている動画が届きました。国民の抵抗が力によって押さえ込まれています。発砲の連続です。
970
米海軍横須賀基地で、日本人警備員6名の顔面に催涙スプレーを噴射する危険な訓練が。15年前には一時呼吸困難で緊急搬送された警備員も。緊張感ある訓練なのだろうが、過剰だ。自分達の日本での居場所が分かっているのだろう。被害妄想によるストレス感覚からの噴射だ。ヤンキー・ゴーホームである。
971
英米の情報機関と軍特殊部隊の混成チームがウクライナに派遣され、ゼレンスキー大統領の首都キエフからの退避に向けた準備を完了させたという。NATOのお抱え大統領として、どれだけウクライナ国民を犠牲にしてきたのか。恥を知れ。日本メディアも煽りが異常だ。コピペ文化に染まっている事に気付けよ。
972
コロナウイルスによって命を亡くされた方々の中に、日本の喜劇王・志村けん氏が入ってしまった。聞けば17日の発症以来、政府の指示通り自宅待機を続けたところみるみる症状が悪化し、人工心肺装置に繋げられた頃には既に意識は無かったという。早ければ、ECMO機器で救えたかも知れない。残念無念。合掌
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平成24年に安倍政権は「日本を取り戻す」を掲げ、政権を奪還した。しかも公約では「建国記念の日」政府式典開催を謳っていた。同式典は今まで一度も開催なし。保守言論は排外主義に血道を上げる事なく、自信を持って「日本奪還」の為、保守を標榜する腐敗政権の有言不実行を糺すのが任務ではないのか?
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政権の国民への補償や休業補償はまだまだ乏しく遅すぎる。自営業者の倒産話を最近よく聞く。今のままではコロナ死者を経済死者が上回る。明日の午後、「外出・営業の自粛を要請するならもっと補償を」と呼びかけ、渋谷の安倍首相邸・麻生財相邸近くを歩くデモがまた批判覚悟で行われる。注視したい。
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ゼレンスキー政権の失態はかねがね批判してきたが、多くのウクライナ国民が痛ましくも犠牲となり、路頭に迷っているのは事実。ところがウへの義援金等支援を謳った詐欺行為が相次いでいるという。善意から「何か出来ることを」と思うのは人間の自然な情だが、この善意につけ込む不義の詐欺行為は最悪。