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黒川前検事長の処分を巡ってまた混乱だ。法務省は戒告が相当とし、人事院の指針でもそれが適当な筈なのに内閣が下したのは懲戒処分ですらない訓告。しかも首相はその報告があった事すら否定。どうせ退職金を減らさぬ為の処置だろうが、責任の擦り合いは醜悪だ。道義なくして美しい国なんてある訳ない。
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東京大会に限った話ではないが、五輪の商業主義の弊害が改めて噴出し、世界のシラケっぷりを招いている。クーベルタンが目指した古代オリンピックは、スポーツ化する相撲と同様、本来は神への奉納行事であった。神を軽んじる拝金主義を一掃するため、暫くはアテネ定地開催として、運営を見直すべきだ。
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Twitterで何万という人間の歓心を買ってきた「インフルエンサー」が、相次いでその正体を曝露されている。デマを根拠にしたり、自分が批判されることを想定せずに他者を批判してきたツケが回っているのだ。人のふり見て我がふり直せ。健全なナショナリズム醸成のために、責任ある言論を心がけたい。
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安倍元首相の国葬反対の声は日増しに膨らんでいる。当初は非業の最期に同情の動員がうまく行っていたが、目的が故人への弔意よりも、岸田政権の延命・維持に集約されていることが国民にミエミエとなった。誠によるお別れでない、霊魂の政治利用には断固反対だ。丁寧な説明をしなかったツケが出ている。
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75年前の昭和20年3月10日、明白な国際法違反の東京大空襲で、民間人約10万人が虐殺された。戦後日本政府は、航空自衛隊育成に貢献したと言う理由で、指揮官カーチス・ルメイ中将に勲一等旭日大綬章を贈る。だが昭和天皇は親授拒否。首都の制空権は未だ異国に握られたままだ。犠牲者は浮かばれるのか。
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日本の自主独立という大局に立った時、先に為すべきは占領体制で奪われた我が国の主権・領土・精神を取り戻すことであり、抗うべき相手は明明白白だ。しかし昨今、木を見て森を見ぬ隣国批判の雑言が多いこと。未だ独立国たらん我が国の現状に頬っかぶりを続ける連中こそ「売国予備軍」として自認せよ。
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個人が貧しいのは「努力が足りないせい、肝心なのは結果の平等よりも機会の平等だ」と言われる。だが、それを担保する教育機会も、親の所得に制約されるのが現状である。国家の発展に寄与する人材育成も、結果の平等としての一定の再分配が必要だ。新自由主義「改革」はそれすらもぶち壊してしまった。
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「#検察庁法改正に抗議します 」の改正法が施行される頃には、既に黒川検事長は定年退職済みだとして関連を否定する者がいる。だがヒラメ官僚は黒川氏だけでは無い。今後第2・第3の人物が現れるが、この問題の本質は、対米従属支配の番犬 法匪と傀儡の支配構造磐石化にある。日本恢復への予防強化だ。
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菅政権入り出来た事で調子に乗ってるのか、竹中平蔵氏の「年金、生保廃止」の主張は激しくなる一方だ。そもそも厚生年金の「所得比例」部分の受給はどうなるのか。「生活扶助」以外の生保、つまり医療扶助や教育扶助の受給はどうなるのか等、曖昧な部分が多過ぎる。その辺に奴らの狙いがあるのだろう。
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「右派は日本軍がアジアで何をしたのか知るべきだし、左派もなぜ国民の多くが安倍政権を支持したのか知らなければ。価値観は個人の自由だが、まず事実を公平に見つめなければ議論にならない。みな耳障りのいい情報しか聞かなくなったのがネット社会の弊害だ」との、旧知の新聞関係者のボヤきに頷いた。
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べシャワール会の中村哲医師の訃報に接し無念でならない。花と龍の玉井金吾郎親分の孫。西南中学時代に洗礼を受けクリスチャン医師に。徳洲会福岡病院で勤務も。10年ぐらい前、アフガニスタンでの医療活動や井戸掘りなどのお話を聞かせて頂いた。物静かな人柄で芯の強さんを感じさせる人った。合掌。
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国会で自身の事が議論されている間の賭け麻雀は、国民を舐めきっているとしか言い様がない。黒川前検事長の脇の甘さが露呈ということだが、この人、本当は人が良いのだろう。顔に滲み出ているが、早々辞職で幕を下ろした安倍首相の不誠実さが、官僚をして国民冒涜に走らせている。鰯は頭から腐るのだ。
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誰が横流しした名簿を書き写したのか、偽造署名には8000人もの故人の名前が。冗談じゃない。リコールの会は捜査機関との手打ちのラインを探っているのだろうが、政治判断でお目こぼしすることがあってはならない。自助による解明がない以上、公権力はリコールの会が望む通り、徹底的な真相究明が必要。
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プーチン大統領は以前「主権を持たない国は厳しい地政学的争いの中で生き残ることはできない」と語った。自国の安全保障を維持する為には、究極的にはどの他国にも媚びない姿勢と精神が必要になる。岸田首相は懲りもせず「日米同盟は基軸」と言っているが、実体は占領体制の延命。自主・自立の日本を。
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ウクライナを巡る国内報道だが、相変わらず「ロシア悪玉論」ばかりだ。「次は北海道」「日本もウクライナに軍事援助を」と。吉本芸人までが調子に乗ってロシア脅威論を煽る。便乗商売にとっては格好のネタだ。しかし、こんな検証なき反知性主義の跋扈に、退嬰の芽がひそんでいると警告せざるをえない。
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「権門上に傲れども、国を憂うる誠なし」。安倍政権が、法律を押し曲げて検事長の定年延長を断行したのは、国家私物化の極みである。何が「解釈変更だ」何が「口頭決済だ」国会は数で押しきられ、不義がまかり通っている。法相は「正義」と嘯き、せせら笑っている。社稷、道義が私利で壊されていく。
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7年前、TOKYO MXテレビの「西部邁ゼミナール」に鳩山友紀夫元首相と出演し「日米合同委員会」を論じた際の動画がTwitterで拡散されていた。同委員会が注目される事はありがたい。「軟弱派」とされる鳩山氏だが、日米関係の是正に近年最も真剣に取り組んだ宰相であった事は、再評価されてしかるべきだ。
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東京工業大学といえば、理系の名門大学で有名だが、以前から面白い試みをやっている。学生に試験教養だけでなく、志の素養と言っていいかも知れないが、文系の思想、哲学を学べるコースを設けているのだ。実にいい試みだ。エコーチェンバーになりがちな空間で、敢えて志を学ぶ。志は人生を豊かにする。
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米軍基地返還後の土壌汚染除去費をどうして我が国が払わなければならないのか。基地を無償提供までして人が良すぎやしないか。枢軸国で敗れたドイツ、イタリアと比較しても呆れすぎだ。米軍に補償させるべきだ。沖縄では15年間で129億円を日本政府が負担。いい加減日米地位協定の見直しが必要だ。
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首相を辞めた安倍晋三氏を批判するのは、政治は結果を出してナンボだからだ。拉致解決は最優先事項と公言してきた。ならば、約8年間はなんだったのか。あれだけトランプ氏との蜜月をアピールしたのだから、頼み込んでも今こそトランプ氏を誘ってピョンヤンに行き、金正恩委員長と直談判すべきだろう。
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若い同志の姿勢がいい。「私は「シナ・チョン」やサヨクの悪口を聞かされるよりも、例えば瀬戸内海と由比ヶ浜で夕陽が美しいのはどっちかとか、北陸と九州でメシが美味いのはどっちか、そんな話を聞く方がよっぽど好きだ。余所様を変に貶さずにお国自慢をしていった方がずっと世の中のためになる」と。
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小山田圭吾氏の「炎上」劇について、まず欧米メディアで報じられたことが決定打となった。特にSNSによる拡散で彼の悪行は国際的に知れ渡った。開幕3日前にして、国辱的な失態と言わざるを得ない。一時的に彼を引き止めた組織委の対応もおかしい。任命責任も含め、組織委は国民に向け説明するべきだ。
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昨日の一水会フォーラムは訪朝20回以上のパイブを持つ金丸信吾氏の講演。「日朝首脳会談の実現を無条件で目指す」とぶち上げた安倍首相だが、北朝鮮当局者に聞けば「発言から半年以上経つが日本当局からの打診は一切ない」と。国内でしか通用しない愛国パフォーマンスに拉致問題が利用され過ぎている。
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今朝からワイドショーが、騒々しい。「保護協定 」の破棄表明について、韓国への不信を声高に叫んでいる。だけど、韓国側が破棄の理由として「国益に合致しない」としたことは、国家主権を守る立場から理解出来るではないか。韓国ファーストだ。むしろ、我が国だって独立自尊、対米自立で行くべきだ。
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25人が犠牲となった大阪・北新地のいたましい放火事件。今年はもう一つ、忘れてはならない放火事件が8月末に起きている。在日朝鮮人の居住地、京都ウトロ地区で空き家が焼かれ、歴史的資料が焼失。犯人は「朝鮮人が嫌い」と供述した。憎悪感情からの事件は、動機の究明がしっかりとなされるべきだ。