127
次女に半笑いで
「ママあれやってよ、あれ! おやつ食べながらうとうとしてたらガクッてなって、ほっぺに芋けんぴが刺ささるやつ」
って言われたんだけど、たった1回の流血事件をママの十八番(おはこ)みたいに言うな。
128
次女が
「ママ~私、体育のマラソンでゲイになった。ゲイグループで仲良く走っちゃった」
っていうので体育でどんなマジカルな世界が広がってるんだ ってよくよく聞いたら「下位」のことだった。
読み方。
129
待合室で、隣のお母さんはスマホを見てて、赤ちゃんがボーロ食べながら私の顔をのぞきこんできたので
顔面の筋肉がコロッケな私はこっそり頭皮だけを動かしたら、赤ちゃんが驚いて持ってたボーロ全部こぼしてお母さんに激怒されてごめんなさい赤ちゃん悪くないの全部コロッケが悪いの、あと野口五郎。
130
長女が持って帰ってきた作文「私の妹」は
妹への憎い、ずるい、可愛い、いや可愛くない!と思う気持ちがよく表れていて
たった2歳しか変わらないのに妹が生まれたとたん振り回され始めた長女の恨み節が心に刺さる素晴らしい作品でした。
133
インターナショナルスクールに通う親子が言う「マクダノー」はマクドナルドのことですが
このたび「メッメッ」がマッドマックスのことだと知りました。
134
「躾のなってない子供は最悪」
て言葉を聞くとババア吐血しちゃうな。
子供なんてみんな躾の途中だと思って欲しい。
人それぞれ成長曲線も違う。
「いい子」に育てるのではなく「いい大人」に育てるのが躾だから、大人になるまでは躾が未完成と思って少々は許してくれないとババア吐血しちゃうな。
135
友達の息子さんが朝イチのおしっこを必ずこぼすので、お母さんが叱ると
「だって……オチンチンに寝ぐせがついてるから、朝は仕方ないんだ」
って天才的な言い訳をしてたので、全国の朝イチおしっここぼす男性陣はこの言い訳使って下さい。
137
自己嫌悪が激しい人って、失敗すると
失敗した自分が嫌→こんな思いをするのは嫌→思い出してしまうからその場にいた人が嫌→周囲が嫌
って、自己嫌悪がいつの間にか周囲嫌悪に変わるさまを何度か見てるので、自己嫌悪はほどほどにして、人生いろいろ忘れて行こうぜ。
138
「私の妹」
妹は一日中うるさい
妹は楽しくなりすぎると私をなぐる
妹は何でもくれるけどゴミもくれる
ゴミはいらないって言っても聞いてない
妹はお姫さまになりたいと言っているけど、すごい力だからボクサーかすもうの選手になればいい
妹はポチャっとしているから冬だけは抱っこすると温かい
139
優秀な友達が
「狭き門をくぐって、幼児教室の先生として就職できたんだけど『叱らない育児』を推奨するそこのマニュアルが多過ぎて、帰宅するとイライラしすぎて我が子を叱りたおしてる」
と言っていて、現代落語かなって思いました。
140
袴田事件、怖い。
犯人とされるDNAと違ってたとか
証拠が出てからそれに合わせた自白を強要したとか
無罪の確証があったという裁判官の手紙とか
検察寄りの判決をした裁判官は出世したとか
出てくる話がドラマのよう。
これを再審棄却する東京高裁、怖い。
これをスルーする世の中だったらそれも怖い。
141
パンツ丸見えでも平気な女の子のことは、まわりも雑に扱うんだよ。
だから自分のことは大事に包んでくれよ娘たち。
143
146
誰かのクズ旦那エピソードを聞くと
「あなたが旦那さんを教育しなきゃ~」
っていう人はだいたい人の手料理とか子育てとか、正解のないものにも説教してくるんだよRIKACOみたいな顔して。
147
何でもよく食べる長女が珍しく深刻な顔で
「のり巻きイヤなんだよね…」
と言うから理由を聞いたら
「美味しくてあっという間に食べ終わっちゃうから」
って言ってるんだけどよく噛めよ。
「スパゲティも嫌なんだよね…」
って言ってるんだけど噛めよ。
「カレーも…」
噛めよ。
148
反抗期の長女と言い争いになって、怒って部屋に閉じこもった長女が
しばらくするとドアの隙間から神妙な顔を半分だけ出して、手紙をスーッと出して来たので
「ははーん、さては “ママごめんなさい” の手紙だな…?」
と思って開いたら
うるさいバーカって書かれてました。
怖い。
149
体調が悪いときにバリバリ反抗期の長女と対峙するのがしんどいんだけど
「うっざ」
「うるせー」
「チッ」
「長生きしろよ」
って3回に1回の割合で毒蝮三太夫みたいな愛情を挟んでくるので頑張る。
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思春期の長女は
母親に嘘ついて、不誠実で
なんでも母親のせいにするくせに
母親のあらを探しては攻撃してくる「お母さんは完璧じゃないと許せない病」にかかっているらしい…
そしてお母さんのごはんをモリモリ食べる。モリモリモリモリモリモリ食べる。
モリモリ…モリモリ…大きくなっていく…