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以前若者から「近々結婚するので何かアドバイスを頂けませんか?」と言われたので、「とにかく食洗機とかルンバとかとか、家事の手間を節約する投資をお互い惜しまないとよいよ」と返した際、微妙な表情を浮かべて帰られたことに対して未だに納得できていない。このへんマジ大事なんだって。
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別の若者から以前、「ウィスキーの美味しい飲み方を教えて下さい」と言われたので、「マメに水分取りながら、大好きな人たちとガハハって笑いながら飲むと美味しいよ」って返した際にも微妙な表情になられた。水の比率とかグラスの形状より絶対こっちの条件の方が大事だろうに。
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同様に「近々子どもが生まれるんですが何かアドバイスを」と言われた時には、「子どもはすぐお腹壊したり、肌荒らしたりするんで、整腸と保湿の準備は怠らない方がいい」って具体的な対策グッズのamazonページを毎回伝えてるんだけど、この重要な情報の価値も多くの新米パパどもがスルーしがちである。
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長めの文章を書くのに必要なコツは「ボケとツッコミ」みたいな感じで「語る側と質問する側」を脳内に併存させることである。1時間一方的に話し続けられる人はいないけど、1時間インタビューに応じられる人がいるのと同様で、「手短な一言での回答」と「読者が一番疑問を持つところ」を往復させるのだ。
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「アップルみたいな会社がなぜ日本に生まれないか」みたいなこと言う人たまに見ますけど、音楽やゲーム楽しむコンパクトな機械作って、それらが流通するメディア握って、世界に先駆けて合金製薄型ボディのパソコンも作ってたソニーという会社が「なぜ今アップルじゃないか」を考えた方がいいのでは。
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ジョブスがソニー好きってエピソードは色んな所で聞くし、アップルは80年代からソニー製の3.5インチFDDを使ってたし、何ならMacBook出す前の時期、VAIOにMacOSインストールしてたって逸話も残ってるぐらいである。gizmodo.jp/2014/02/t_23.h…
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IT系で言うと、IBMみたいな会社(日立とか富士通とか)やfacebookみたいな会社(mixiとかGREEとか)も、インテルみたいな会社(ビジコン社や一時期のNEC)すら、少なくとも「生まれない」ことはないのに、逆にオラクルやSAPみたいなグローバルに成功するソフトウェア会社が生まれてないのは気になる。
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大学以降の専門的な勉強では、物理において数学のセンスが問われ、化学において物理の理解が問われ、生物において有機化学の知識が問われたりするんだけど、高校の進路指導はあまりこのへん言及せず、高校までに得意なことをそのまま専攻しようとして苦労する若者をちょくちょく見かけたことがある。
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日本のテック業界全般もっと先行研究を学んだ方がいい。疫学も知らずに「医療データを収集して病気の発症を予測します!」とか、リーダーシップ研究も知らずに「人事データを収集して優秀な管理職を探します!」みたいな、そういう車輪の再発明試みる人とそれらをつい評価しちゃう人が多すぎる。
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例えば20代の頃半日集中すれば理解できた資料を読むための時間を30代が確保できる機会は週に1度だったり、30代の頃に一週間あれば出来たアウトプットを40代が達成できる機会は四半期に1度だったりする一方、20代の頃1年以上頑張っても実現できなかった話が40代になると電話一本で大きく進んだりする。
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大学も、何なら大学院であっても、人間が勉強することに理由なんていらなくて、「なんとなく」でも全然問題ない。自分も今まで「なんとなく」という以外の理由で勉強しはじめたことなんてほとんどないけど、勉強した後はじめてその意味や使い道に気づくし、概ね世の中そういうもんだと思う。
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統計学や機械学習身につけるのに「まず○○を最初にしっかり勉強した方がいいんですか?」という質問にはたいていNoと答えてる。「何かわからんけど知りたい結果に関係がある項目見つかった!」とか「何かわからんけど正確に予測できた!」みたいな感動後回しにすると独学者は大抵挫折するので。
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この考え方だと、アメリカ人のホワイトカラーから見て、日本は行政でもビジネスでも万事「ヤンチャなアウトロー」が、学問的な成果使わず努力と根性と個人の機転だけで解決してるように見えるだろうし、「大学時代麻雀しかしてなかったガハハ」系の偉い人たち、確かになかなかヤンチャである。
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昔自分の本にも書いたけど、エビデンス上営業職のパフォーマンスはあまりIQとかの認知機能や学歴と相関しないので、職種によっては「世の中学歴じゃねぇ」が当てはまることもあるんだろうけど、教育年数の長さが生産性向上や経済成長促進しうるという実証研究も沢山あるので、要は役割分担なんだろう。
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昔アメリカ人と話してて驚いたんだけど、彼らの学歴観ておそらく日本のそれより数年ぐらいズレがあるようで、学部卒の大人は「ヤンチャなアウトロー」扱い、MBAとかの専門職修士取ってると「手に職つけた」扱い、博士号取ってやっと「ちゃんと勉強してきた」扱いしてもらえるような印象を受けた。
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当たり前だけどアメリカ人の99%は東大も京大も知らないし、国際的な評価としてはこのへん、精々ミシガン大とかUCバークレイとかの「良い州立大学」と同じくらいなので、卒業生たちも変にエリートぶらずに「地元の大学で良い教育を受けました」ぐらいの意識でいるのが国際的には正しいんだろうな。
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大学ランキング見るとカナダやオーストラリアも「国で一番の大学がアメリカの良い州立大くらい」という壁を突破出来ない中、シンガポールと中国だけはその壁を乗り越えて「英米の超名門校と同等」という評価や業績のアウトプットを出しつつあるので、日本政府もっと危機感持って高等教育に投資すべき。
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中国やインド出身の人たちでも優秀な技術者の人件費は国際的にどんどん高騰していて、逆に日本人だと1千万も出せばかなり優秀な人が雇えるというのは世界的に見て超割安である。日本企業みんな、このアドバンテージに気づいて、実践して、価値に変えられるような経営や製品開発をしたらいいのに。
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日本には「守・破・離」って素晴らしい言葉があって、師から学ぶ型をまず守った後に破って離れることでその分野が発展するわけですし、ノーベル賞はじめ研究では良い「離」が評価されるんですが、最初から教科書疑うだけで「守」が出来てない人、しょうもないオカルトや車輪の再発明にはまりそう。
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分野が文系だろうが理系だろうが、手法が量的だろうが質的だろうが、人間対象にした学問勉強すればするだけ、人間や社会に対する理解深まって、「自分も他人も悪い人じゃない」って感覚が得られるの素晴らしいって思うので、他人を悪い人扱いするためだけに学問の理屈使う人と分かり合える気がしない。
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おお、ポール・ローマーが今年のノーベル賞取ったんですか。これきっかけに経済成長論系の話が日本のメディアや政府にも広まって、「日本経済は衰退するからこれからは心の時代」とかいう意味わからん言説駆逐されて、「ガンガン研究開発投資して経済よくしようぜ」みたいなムードになってほしい。
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アパレル業界、ZOZOスーツのこととか議論するより先に、取りあえず顧客ごとのサイズ(S/M/LとかスーツでもYA体の何番とかそんな粒度)と、いっぺんやった裾上げ時の股下データだけ記録しといてオンラインで簡単に「同じ感じのやつもう一着」ってポチれるようにしてほしい。
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靴もそうだけど、同じブランドの商品のはずなのにモノやシーズンによって微妙に似合うサイズが前後する現象何なんですか。パソコンメーカーが「今年はゆったりめに合わせるのがトレンドなのでUSB-Cじゃなく逆にHDMIで繋がないといけない」とかいきなり言ってくるぐらいの無茶ではないのですか。
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インターネットの普及によって「権限を持った大人」に気に入られなくても、「不特定多数の好みの合う人たち」に認められることでアイデアや作ったものが広まったり、ビジネスチャンスになるようになったのは地味に大きな変化だと思う。
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「会社員が向いてないからフリーランスになりたい」て相談頂いた友達の一部、よく話聞いてみるとただ朝の満員電車で疲弊してるだけだったことがあり、意外に会社の徒歩圏とか、「朝あんまり混まないバス一本圏」もしくは「下り電車で3駅以内」で通勤できるようにしただけで問題解決することもある。