1026
「もしもし道満?なんか私鉄乗ったら変な所ついちゃった、き、さ、ら」
「きさらぎ駅ですな!拙僧迎えに行きますから!」
…
「夜の山道でテン…メツ…ソウ…って聞こえるんだけど」
「急急如意令!!逆にはいれた!」
…
「あなたの巻き込まれ体質は健在ですな…」
「ありがと?」
「褒めてませぬ!」
1027
藤丸立香は昔
たんぼでくねくねしたものを見かけ体調を崩した
SNSに投稿
みんなが
「もう終わりw」
「発狂必至www」
笑う中親切に
「この形に紙を切りこう書きなさい」
無事助かった
「よかったです『藤丸』さん」
「ありがとうございます『播磨生まれのD』さん」
…
「あれって道満かーー!!!」
1028
「そう言えば他にも
「ソイツぶん殴ってやるから場所教えなさい!」って言ってくれた『ベタニア生まれのMさん』いたな…あれマルタか
あと、「くねくねした竜だと思われますね、罪があるので私が倒しましょう」っていってくれた『G(J)』さんは…多分ゲオルギウスだな」
1029
「なんか私鉄乗ったら変な所ついちゃった、き、さ、ら」
「きさらぎ駅ですな!拙僧迎えに行きますから!」
…
「夜の山道でテン…ソウ…メツって聞こえるんだけど」
「急急如意令!逆にはいれた!」
…
「あなたの巻き込まれ体質は健在ですな…」
「ありがと?」
「褒めてませぬ!頭痛薬お持ちで?」
1030
茶々が召喚された
「茶々だし!バーサーカーなのは諦めた…」
触媒は、藤丸立香の幼い子供
「さあバーサーカー!この子供を食って聖杯戦争を
グシャ
「妾はアヴェンジャーとなろう…可愛い子、そなたと契約する…望みはなんぞ?」
「ママを助けたい!」
「…うん、茶々協力するし!絶対助ける!」
1031
「とりあえずこいつを食って魔力補給、そなたのためなら人なぞいくらでも食べるけど!」
「…あんまり食べないでね」
「そなた痩せてるの!ご飯食べてる?」
「ママ連れ去られちゃって、パパに売られたんだ、だから」
(まず立香を助ける、魔術師と父親を殺す…)
「うん、魔力足りるか心配よね!」
1032
微小特異点
日本の田んぼ
「なんかくねくねしたのいるなぁ、何だろ?」
「わからんが人じゃろ!」
「くねくねした竜では?」
「くねくねした源氏だな」
「くねくねしたローマである!」
「くねくねしたギリシャ系男に違いない!グオオ!!」
「「「「「特攻対象!」」」」」
くねくねは退治された
1033
藤丸と暮らした道満
最期の時
「今までありがと…ログボ聖杯あるから受肉しな」
「取っといてたのですかコレ」
「令呪を持って命ずる…悪い事はダメ…いいね?」
「…」
…
「拙僧から悪事を奪うとは、毎日墓参りし近所の子供と遊び、老人の相談にのっております、酷いマスター」
『良き陰陽師道満』
1034
「どーまん遊ぼーぜ!」
「ジャングルジムよりでけえ!」
「はいはい、親御さんに許可はとりましたかな?拙僧捕まるのは嫌ですので」
…
「道満さん、すまほがよくわからないのよ」
「ここでらいんつうわが出来ますので、お孫さんとお話しできますぞ」
…
「はぁ…フフフ、拙僧こんな筈では」
1035
藤丸立香の墓が荒らされた
絵の具で何かが描かれ
謎の符が貼られた
「悪質な悪戯ですね!」
「…このままにしなさい」
「住職!?」
「…危機が迫っとる、これは守りの呪い
わしらも気合い入れるぞ弟子!」
「はい…」
…
「侵入した魔術師、星月夜で発狂」
「こちらも呪殺完了致しました」
『墓守』
1036
たびたび墓は不思議な事に
ある時は墨まみれ
ある時は酒でベタベタ
ある時は蝶がびっしり
…
同時に墓には供物が沢山
ある時はヒマワリ
ある時はメロン
ある時は溶けないアイス
「立香さんが入ってからだ…狙われてるし守られてるのお…」
…
「きょうもまじゅつしきた!」
「ええいしつこい!」
1037
藤丸立香の葬式
住職が汗だく
(暑いのかな?)
「気に食わん、坊主燃やすか?」
「ノッブダメですよ」
「適当やったら殺そうぜ!」
「同意なの!」
(今私を殺せば式が台無しに…どうか後で殺してくだされ)
「コイツなかなかのタマじゃの」
「任せていいんじゃないかい?」
『葬式(ぐだぐだ編)』
1038
#FGO
「2020年の時の集合写真、見つかったよー」
「わあ、懐かしいですね、先輩!」
1039
ゴッホが召喚
「おお、クラスフォーリナー!」
喜ぶ魔術師
ゴッホが見たのは藤丸立香の、切られ保存された耳
「ああ、ゴッホと違い自ら切ったのではないですね、マスターさま」
「フォーリナー!バーサーカーを殺しに「ご覧ください、星月夜」
「繝舌メ縺悟ス薙」
ゴッホは静かに耳を抱え、消えた
1040
「ゴッホは全部覚えてますよ
深海から引き上げてくれたこと
つぎはぎだらけの霊基でもそれがゴッホだと言ってくれたこと
一緒のベッドに、入ったこと、エヘヘ…
バレンタインに贈り物をしたこと
沢山沢山覚えています
だから、この耳は
2度と使われないようにそして
ゴッホがいただきます、ウフフ…」
1041
最近発足の宗教団体
良い噂しかない
「調査したが悪事が見つからない…」
…
「キアラさん…単独顕現はいいけど、最後に令呪三画持って命ずる
いかがわしい事と悪い事禁止」
「えっ」
…
「キアラ様!」
「キアラ様最高!」
「…これではただの聖人です!」
どこかにいるアンデルセン
「ブハハハ!」
1042
「令呪だけでそんなになるものか!完全に召喚時のマスターの善性にひっぱられてるな!ハハハ傑作だ!」
…
「はぁ、いっそ消滅してしまおうかしら」
「キアラ様、病気を治してくれてありがとう!これ私の宝物の絵本、あげる!」
「人魚姫…はい、私も大好きでした…いえ、大好きです」
…
「フン…」
1043
藤丸立香の墓には沢山の供え物
ある日腹をすかせた小坊主が盗み食い
「こら!罰当たりめが!」
「ごめんなさい!」
しかし罰は当たらなかった
…
墓にはたまに貴金属も
「小坊主に罰が当たらなかったから大丈夫だろ」
他の弟子が売り払おうと持ち去った
…
翌朝弟子は苦しんで死んだ
『お前はダメだ』
1044
「おなかすいてたんだね」
「マスターは許すかな?」
「きっと笑って許します、母は信じます」
…
「マスターは許すかな?」
「マスターが許しても母は許しません」
「我の下賜の品、盗むとは万死に値する」
…
「だから言ったのだ!あの墓には墓守がいる!気分を損ねれば殺されるから手を出すなと!」
1045
「私死んだら地獄行くから」
母の口癖
「何でそんな事?」
「約束したんだー大切な友達と」
…
母の死後気になって霊能者に
「お母様は泣いておられます」
「やっぱり地獄に!?」
「いえ、お母様は天国で聖人達に囲まれ幸せです、それでも泣いておられます
なになに…
「道満の嘘つき!」ですって」
1046
「道満おまたせー」
「待ちくたびれましたぞ」
「世界をいくつも滅ぼしたのに長生きさせて貰った…この後はちゃんと地獄行くから」
「…その件ですが、やめました」
「えっ?」
「この罪は拙僧が持って参ります、さあ連れてって下され!」
「道満嘘つき!裏切り者!」
「ン〜拙僧、混沌悪ですので」
1047
瀕死の藤丸立香
道満を喚び力尽きた
「復讐をお望みですかな!この都地獄に
「おぎゃあ」
「え」
藤丸の手には赤子
「復讐ですが、やめました」
…
「おぎゃあ」
「ミルクですな?」
「おぎゃあ」
「オムツですかな?皆目分かりませぬ
…拙僧に子守りをさせるとは、サーヴァント遣いの荒いマスターだ」
1048
子供はすくすく成長した
「道満ただいま」
「プイキュアのキャラ弁はいかがでしたか?」
「おいしかったわ」
「今日クラスメイトに言われたの、親がいなくて可哀想って」
「それで?」
「可哀想じゃない、優秀な執事がいるものって答えたの
それより夜お祭りにいく、浴衣着付けて頂戴」
「…承知を」
1049
藤丸立香は虐待で引き取られ、養父に
しかしその養父も酒ばかり買う
「また虐待されるんじゃ」
…
「ほれ立香!けぇき買うてきたぞ!」
「わーい!」
…
「今度授業参観があるんだけど…」
「いっちゃる」
…
「めっちゃいけてるスーツのパパいるじゃん!」
「あれ藤丸の?」
「そう、自慢の父さん!」
1050
父さんはサラリーマンと言ってたが、何となく「危ない仕事」してると勘づいてた
「クラスは人斬りじゃ」
召喚して分かった
父さんは「人斬り」だ
「…よろしく」
「おまんには悪い事したのう
わしゃ人しか斬れん!…育てるにはそれしか…子連れ狼みたいで、わしゃ楽しかったぞ」
『それでも人斬り』