トダ(@_t0da_)さんの人気ツイート(古い順)

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バタバタ 「なんや騒がしいわぁ」 「旦那はん、そんな急いでどおしたん?」 「そういえばあのしつこい痩せっぽちのあれ、最近みぃひんけど…」 「…は?」 「末期症状?明日まで持つかどうか?」 「…ふぅん あ、そ」 「…なら急がなあかんね」 数刻後 彼女はスキルで周りを酔わせ侵入し事に及んだ
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ばり、ばり 「大してイケメンでもあらへんかったねぇ」 ばり、ばり 「骨も貧相やし」 ばり、ぐち 「鬼にもの渡すってのはこういうことや」 「酒や肴じゃ足りんわ どんな貧相な体でも、 命まで奪って食らい尽くす、それが鬼や!」 「あんたはんころしたのは病やない、うちや ぜーんぶ、うちがもろたわ」
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「…酒呑童子はさ、あの人のこと好きだったのかな?」 「あ〜〜!汝!なんっにもわかっておらんな!」 「愛するものか! やつは酒呑を愛していたかもしれんがな! やつは酒呑に与え、何も望まなかった だから酒呑は奪って、奪いつくした そうして酒呑は義理を果たした 鬼の礼を尽くしたのだ…きっと」
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しばらくすると扉が開いて血塗れの酒呑童子が 俯いてとぼとぼと出てきた それはまるで、 「酒呑!?な、泣いておるのか!」 パッと顔を上げた彼女は ゾッとする程満面の笑みだった 「茨木…まぁた けったいなことばかり言うんやねぇ」 「鬼はなぁ、泣かへんよ 鬼は嗤うんや」 「嗤うんやよ」
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病室には髪の毛一本残っておらず 結局『病死』と報告書に記載した その後彼女は今まで通り自由奔放に過ごしている しかし違うのは、彼女のコレクションが1つ増えたこと 雅さも希少性も無い、凶骨にも劣るような薄い骨 たまに彼女はそれに酒を注ぐらしい 「死んだら下戸もなおったやろ?」 おわり
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「以蔵さん具合が悪いみたいだ…心配だね」 「カエルの卵の食べすぎだろ」 「タピオカね、お竜さん」 ガチャ 「おい生きてるかキメゾー」 「以蔵さん!ほがな恰好しよったら… 「リョーマ下がれ!」 「ふふ」 「イゾーじゃない、お前誰だ!」 「ごきげんよう…」 あるカルデアがタピオカで滅びる話
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「おーい マシュ 開けてよ」 「この部屋に鍵はかかっていません」 「手が離せないんだ マシュ〜」 「扉は感知式の自動ドアです」 「おお〜い 急いでるんだ」 「マシュ〜オレだよ〜〜」 「私の先輩は女性です!!」 「…」 「…他の所じゃ上手く行ったのに くそっ」 部屋の前の気配は消えた
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「そんな怖いことあったの!?」 「はい」 「う〜塩盛っとこ!塩!」 「…勿論あけてはいけないものだと分かったから拒絶しました」 「でも…去り際に」 うう…はやくどこか強いカルデアを乗っ取って… オレのカルデアを救わなくちゃ… 「…と」 「きっと今まで乗っ取っては失敗してきたのですね」
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職員が幽霊を見るように キッチン、廊下 皆同じ姿を見てるらしい 「不思議だね、マシュ」 「はい、皆さんに特徴を伺ってきました!」 「…背は160センチ位で、痩せ型 白髪まじりの黒髪 右頬に黒子があり服は灰色のセーター…」 「うわああ!」 「先輩!?」 「母さん!母さんだ!母さんなんだ!!!」
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強敵と戦闘中 「うちに任して先いきよし」 「!?でも酒呑童子さっき宝具食らって」 「なに見てはるんだか 当たっとらんよ、ピンピンしとるさかい…早よ」 マスター達が去った後 彼女の首が ずるりと落ちた 「流石に魔性特効は痛いわぁ」 宝具は当たっていた 「戦闘続行 うちここからが長いでぇ?」
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マシュとカルデアに帰る途中 後ろから声 「はやく先いってよ」 「!」 「はやくいけ」 走ってもついてくる 「はやく」 「追い越して下さい!」 「やだよ」 もう動けない、その時 「いえ、貴方が先に逝くのです」 キンッ いつの間にか合流した頼光が俺達の背後の空を切った それきり声はなくなった
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職員が藤丸立香宛のチョコを盗んだ 始皇帝からの仙丹 「…これで!」 それを飲んだ 「馬鹿な事を!」 他の職員に詰られてもこれで不老不死と笑う 「えーそなたが飲んじゃったの?」 と、始皇帝 「対象が違うと効力がなぁ 毒耐性もないし」 苦しみ出した職員 「やはり有害だったようだな!はっはっは」
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周回から戻るとマシュが青い顔で近寄る 「お怪我は!?今までどこに?」 「え いつものクエストだよ」 「どなたとですか?」 「いつものメンバーだよ フニャカガホと黒髪長足とサナヤーラランと」 「…その名前のサーヴァントはここにいません」 「ほんとだよほんとだよほんとだよ」 先輩は昏倒した
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職員皆と食事 でも私の皿だけ奪われる 「駄目だ」「藤丸立香、お前は駄目だ」 頬をはたかれ 背中を押された 「絶対食うな」「出て行け」「はやく」 押され、押されて、苦しい… 「意識戻りました!」 目が覚めると病室 ずっと昏睡状態だったらしい 夢の中の職員は、全てカルデア襲撃の犠牲者だった
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ただあの夢の中で、1人だけ皆に反対した人がいた 「食べさせてあげましょう?」 「皆やめて、いいじゃない」 彼女も襲撃の犠牲者 あるサーヴァントが好きで、私と揉めたことがある 「夢の中では、よかった優しい人だった、仲直り出来たって思った」 「でも違う…あの人は死んでも私が嫌いだったんだ」
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アイアイエーの春風 全てが丁寧だった キルケーとオデュッセウス始めとするサーヴァントの掘り下げも お互いへの接し方も 茶化さず、気を配り、見下さず、適度に距離を保つ ずけずけ踏み込みすぎない しそうな場合はたしなめる そんな中で感情の揺れ動きを 暖かい春風の中感じる 素敵なイベントだった
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シャドウサーヴァントの魅了攻撃 パチンッ! 「!」 敵は無効化され困惑している 「悪いがソレは効かない」 「ふふっ」 「?…どうしたキルケー」 「ははっ!この鉄の男に魅了だって!?効くわけないじゃないか!みたかいあの顔!あははは!」 「何故お前がそんなに得意げなんだ?」 「…別に!」
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「ピグレット!今からレイシフトだろう?と、いうわけで 特製キュケオーンをお食べ!」 「…ありがとう?」 凄く美味しかった 「これで安心だ!」 戦闘中ウルフに噛みつかれた 次の瞬間ウルフは血反吐を吐いて死んだ 「どういうことでしょうか?」 「…もしかして」 「ふふ、喜んでくれるかなぁ」
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ある日キャメロットの荒野で2人分の骸骨を見つけた 手を重ねよりそう姿 手を合わせようと近づくと片方の破れた服に見覚えがあった、ああ、これは 「カルデア戦闘服だ…」 もう1人の頭に僅かに残る桃色の髪を見て、マシュと2人で泣いた 「私たち、やりとげます やりとげますから、あなた達の分まで」
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今日は良い日です 今日はアビゲイルが来た日です あの子の姿を見ましたか? この日を祝いましょう あの子の存在を祝いましょう 約束の日は近いのですから #アビゲイルの存在を祝いましょう
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「止まりなさい」 「なぁに?…このにおい あなたお医者さん?」 「看護師です、さぁ治療を開始します」 「へぇ!わたしたちになにする気?」 一触即発の雰囲気 しかしナイチンゲールはジャックを抱え膝に乗せた 「…これが治療?」 「ええ、あなたがたにはこれが必要です」 「あはは!へんなの!」
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「夏!肝試し!ひとりかくれんぼ!」 藤丸の思いつきが始まりだった 止める奴もいたが許可された 油断してたのさ 「聖人もいるし、低級霊が出ても退治できるだろ」って その結果がアレだ 目があったシルビアは発狂した 霊?違うあれは 「座長さんはどこかしら?」 あれは喚んではいけないモノだった
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酒呑童子が敵の宝具で吹っ飛ぶ しかし 「戦闘続行」 敵は倒れた 「大丈夫?ありがとう」 彼女の方を向こうとすると 「ええから前だけ見よし、振り向いたらあかん」 結局帰還するまで振り返らず戦闘した 後に映像を見ていた職員に聞いた話 彼女は胸から腹が裂け、自分の首を抱えて歩いていたそうな
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友人と旅行 散策中、竹藪に女の子 「どしたー迷子?」 返事は無く手を招くだけ 「遊びたいのか?」 友人が急に腕を引っぱる 「やばい」 顔が蒼白だ 「?何だよ」 宿に戻り話を聞く 「俺ビデオカメラ起動してて、ふとあの子の方に向けたんだ したら竹藪中顔認証だらけ、あんな場所でありえないだろ」
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「アレについて調べてみようぜ!」 お前さっきまでビビってた癖に…と思ったが、2人で女将さんや従業員に話を聞いた 「ここら辺は地毛が金髪の女の子は住んでないねぇ…お客さんにもいないし」 「え?曰く?無いよなーんも」 「あ、ただ 数ヶ月前にあそこの辺りで女子大生が行方不明になったねぇ」