201
藤丸立香の墓が荒らされた
遺骨を使う為だ
「これでエクストラクラスを!」
「…へぇ、うちは喚んでくれへんの?」
魔術師の首を酒呑童子が掴む
「その骨、なあんの変哲もないやろ?うちの好みやあらへん
でもなあそのただの骨が好きなんよ、だから」
首をへし折った
『平凡なあなたが好きだった』
202
マシュが怪我して、背負う
はやく!
ナイチンゲール達と合流すれば治療が
「おーい!マシュが!」
パンッ
乾いた音
マシュの頭を、婦長が撃ち抜いた
「…な、何を!?」
「あなたの精神を蝕む雑菌を消毒しました
まだ分からないの?
彼女はカルデア待機でしょう」
マシュの死体はどこにもなかった
203
茶々が召喚された
「茶々だし!バーサーカーなのは諦めた…」
触媒は、藤丸立香の幼い子供
「さあバーサーカー!この子供を食って聖杯戦争を
グシャ
「妾はアヴェンジャーとなろう…可愛い子、そなたと契約する…望みはなんぞ?」
「ママを助けたい!」
「…うん、茶々協力するし!絶対助ける!」
204
母から
「どうしても困ったら開けて」
とお守り
ある時仕事も恋愛も失敗、死ぬ前にと開けた
中には目のついた不気味な紙
「あの方もつれない!贈り物を他人にやるなど!…娘なら仕方ない
パワハラ上司モラハラ彼氏、呪殺しますか?」
「反省する程度に…」
「あは、お母様に似ましたな」
『お呪い』
205
世界を救った50年程後
聖杯戦争
1人の老人と老女が参戦
「…久しぶりですね、先輩」
「懐かしいな…その呼び方」
「私、しわくちゃになっちゃいました」
「そうかな?昔と同じ雰囲気だよ
…また俺と一緒に戦ってくれる?」
「勿論です!
マシュ•キリエライト、参ります!」
『70歳の聖杯戦争』
206
全て終わり退去の時
道満が髪を切り渡した
「形見です」
なぜか髪は消えずに残り
なぜか藤丸はそれを肌身離さず持ち歩いた
ある夜
帰り道藤丸は男に襲われた
「むぐぅーー!」
その時鞄から髪の毛が飛び出し、相手の首を絞め殺した
……
「これを拙僧と思ってくだされ
必ず御身を守りますから」
207
サラリーマンの藤丸
「今日も契約取れなかった…」
「明日凄い社長が来るらしいよ!」
(平社員の俺には関係ないか)
…
「やあ藤丸君!つまらなそうな顔だなあ!」
「高杉さん!?」
「会社ごと買収したぞ!今日から君は高杉重工の社員、おっと社長秘書に引き抜きだ!楽しんでくれ!」
「えーー!?」
208
209
サッカークラブに入ってる
監督が怖い
怒鳴ったり叩いたり
親の前ではニコニコ
…
ある日勇気を出しパパに相談
「知り合いに経験者いるから、頼んでみる」
監督はすぐ変わった
新しい監督は優しい
…でもなんか変な喋りなんだよな
「上手いですぞ〜パスして!」
「藤丸君いいですな〜」
『蘆屋先生』
210
その藤丸立香には母がいなく
頼光の「母」を素直に喜んだ
「母が何でも倒しますからね」
「えへ、ありがと!」
マスターが撫でようと手をあげると頼光が泣き出した
「も、申し訳ございません父上
もうしませんから…」
藤丸が頼光を抱きしめる
「怖くて痛いよね、パパに叩かれるの」
『似た者同士』
211
カルデアの給料が支払われ藤丸は金持ちに
急に親戚という男
(詐欺ですぞ)
「…俺天涯孤独だったから信じたいな」
「保険に入りなよ!」
(殺す気ですぞ)
「食事作るよ!」
数ヶ月すると男は苛立つ様に
「お茶淹れたよ!」
(相手の茶に塵が
カップを入れ換えなされ)
男は苦しみ死んだ
『毒耐性』
212
バーヴァン•シーがモルガンにお菓子を
だが
「もう結構、あとはお前が」
「はい…お母様」
「あー!その菓子エミヤと作ったんじゃが口に合わんかったかの」
「全部頂きます」
「あーうまいの!娘に全部食わしてやりたいぜよ!」
「…不味かったわけじゃなかったんだ」
「世話の焼ける母娘じゃ!」
213
戦闘で死亡
地獄に行く藤丸
道満と共に三途の川を船で渡る
「マシュ達どうなったかな…」
川を眺めてると
「よそ見を!しましたねえ!」
道満に突き落とされた
…
ピッ
「意識戻りました!」
泣きそうなマシュの声
助かったらしい
道満はカルデアから完全に消滅
部屋に手紙
「地獄は独りで参ります」
214
#FGO
ジャックザリッパー
「おかあさんたち
みーーーーーつけた」
215
#FGO
「俺たちを見せ物にして楽しいか?
死骸を飾って美しいと笑うのか?
ああ、本当に、反吐が出る」
216
217
藤丸立香の葬式に尼僧が
だが明らかに雰囲気がおかしい
「私も僧侶、読経に参加いたしますわ…」
(なんたる魔性…人ですらない、返答を間違えれば呑まれる…しかし)
「藤丸さんを弔おうという気持ちは、本物ですな」
「そうだ、この女は最低最悪だが、弔いに来た、俺は引率だ恨むぞ藤丸!!」
218
藤丸立香の子供は3人
2人は強欲 1人は母に似た
「2人にはお金、貴方には私の宝物を託す」
「分かった母さん」
…
「多少のアクセサリーとガラクタか!」
「母さんの宝物だから」
…
「ころしておかねとる?」
「平気です」
「兄弟呪いますか?」
「大丈夫です」
(母さんコレ宝物というか、呪物だ…)
219
ある時お金に困ったお父さんがブレスレットを売ったら高熱を出し寝込んで
治らなく買い戻した
ラピスラズリ?らしい
しかも遺言には続きが
「もし邪魔が入って燃やしたり手放したりができない場合は孫の〇〇(私)に相続させる事」
なんか私、昔からの変な事できるし
巻き込まれ体質だし、心配だなあ
220
「符が、道満の符がないわ」
「机の上にありますぞ」
「ありがとう!あら、どなただったかしら?」
「…新任のヘルパーにて」
「そうだったわね!
これ大切な物なの
「ずっと貴方を守る」ってね!
今も目に見えないけどいてくれるんだわ」
「…側で貴方を守っていますとも」
『例え貴方が忘れても』
221
私は母の弟の叔父に育てられた
父と離婚した母が早死に
叔父は「占いのような」仕事をしてた
母に似てない、黒髪の叔父
不自由せず育ったのは叔父のおかげ
…
「霊基パターン、アルターエゴ!」
召喚された長身の男、髪型も服も違うけど間違いない
「叔父さん…」
叔父は見た事ない、歪な笑顔で笑った
222
藤丸立香が危篤
親族はカルデアからの財産の相続で大揉め
訪問者が
美しい男女子供が沢山
「愛人家族と子供か?」
「お金など、私は主人の最期を看取りに」
「うちもや」
「わたしたちも」
「葬式代惜しいならあたし達が出すよ」
「知ってます?聴覚は最期まで残るのです」
『お疲れ様、マスター』
223
藤丸立香は石のペンダントを
「ただの石だけど大切な贈り物なの」
ママ友は
「あんだけ大切にしてるのは高い物の証拠」
こっそり盗んだ
…
「かえさないのか」
「私の!」
「かえさないのか」
「嫌」
「なら悪は…裁かれなくては」
…
「あれ〇〇ちゃんママは?」
「そんな人幼稚園にはいないわよ?」
224
藤丸立香の子供が道満を召喚
しかし様子が
「お願い、ママを殺して」
「ママに何かされました?」
「ううん、ママ病気でねたきり、床ずれいっぱい、毎日泣いてて、何もできない、だから、ううっ殺して、楽に…」
「お家に行きましょう、拙僧の式神で体を浮かせ治療します、こう見えて多才ですので」
225
母ちゃんはシングルマザー
「運動会の保護者競争…」
周りは父ちゃん出るから、負けて母ちゃん笑われるのやだな
「助っ人呼ぶね!」
…
「藤丸んとこ来ねーんだろ!」
「親戚の兄ちゃん来る」
「任しちょけ!」
「あいつ速え!」
「結構カッコいい」
一位とった
「以蔵さん、ありがとね」
「おう」