1内科医として「個人的に」身内にすすめないもの① ・高い水 ・タバコ ・○○監修と書いた高額サプリメント ・ガンの免疫療法(従来の治療を否定するもの) ・自由診療の高額漢方 ・GLP-1やSGLT-2阻害薬 (糖尿病薬)ダイエット ・リスクを説明しない針治療、カイロ ・ミノキ内服 ・フロモックス出す医者
コロナ舐め医者や医療大丈夫アピール医者は飲食店はじめ苦しい業界にとってミカタっぽく見えるけど実は敵だとそのうち気づくはずです。 多くは入院で発熱もろくに診ていない医者か直接診療にタッチしていない教授や部長級って時点で察してほしいところですが。 傍観してるだけでは本質は見えない。
人が足りないのはそれに見合う対価がないから、それだけのこと。 コロナ管理に医師はそれほどいらない。 看護師はそもそも手当が見合っていない、しっかり出せば絶対足りる。 そもそもハンパな防護で被疑症みるほうがハイリスクなのだから、それがまだ理解できてない医療従事者も多いでしょうが。
元々冬は満床、ベッド回転を上げないと経営が維持できないような救急医療の仕組み、まして個室は少なく隔離が難しい病院構造が大多数の中に、 PCRをしようがCTをとろうが問診とろうが一定数見落とし不可避かつ入院が必要かつ院内感染の原因ともなる病気が紛れ込めばベッドが足りなくなる、当たり前。
コロナ陽性患者より疑い症例の方が遥かに扱いが難しいってことは何度でも言いたい。 診断後の治療ではなく、 すり抜けを如何に防ぐか、 すり抜けた時にどう蔓延を防ぐか、が問題で、初診や救急を診てる病院なら全てが意識しなくてはいけない。 でも院内感染を経験しないと動かないし助けても貰えない。
コロナ禍で浮き彫りになったのは、カシコぶって専門外のことに上から口出す有名人・有名アカウントは本当にロクでもないということ。 医学は人命に関わるところ、エンタメではない。 達観したフリして自己陶酔、同じ結論を求めてやってくる信者からのイイネとコメントで絶頂されている、迷惑な自慰。
一部の人はコロナで弱った高齢者が淘汰されると思ってるかもしれないけど、この病気は日本の医療アクセスの容易さと技術をもってすれば割と亡くならない、けど治療はとても長引く。 中年にしたって、重症化は一部、だけど中等症は多い。 そこが本質でもある。
コロナは風邪!インフルと比べて過剰!だと思う医師の方。 ツイッターで高らかと宣言したいなら、今がフィールドワークのチャンスです。 医師なら大阪の野戦病院へどうぞ。 風邪も肺炎も研修医さえ終えていれば診療科を問わず診れるはずです。 聡明な皆様ならすぐ状況をご理解いただけると思います。
居酒屋で医者が話しとった、くらいに聞いてもらえれば幸いです。 地域の流行状況によって感度もかなり違ってくると思います。
お腹の症状も要注意。特に下痢。何故か女性に多い印象。食思低下を伴っていても肺炎像はないことも多い。 CTの肺炎の影の治りといい、影の派手さといい、やっぱり年齢が一番相関。40半ば〜50代以上は健康な人でも症状長引くときは要注意。 やはり急変は発症5日後前後が多い実感。
エビデンスはないけど診療していて感じた事: 風邪症状の中で肺炎(隠れ中等症)を示唆する一番の所見は発熱期間。7日以上はだいたい両側に肺炎あり。 風邪症状+嗅覚味覚症状はほぼコロナ陽性。ただし嗅覚味覚出るころには波は過ぎ去っていることが多い(発症から1-2週間以上経過してることが多い)↓続く
重症者センターどうこうではなく、今の大阪の本当の姿を報道すべきだと思う。 むしろこうなるように行政医師会はシステムをそのままにしていたのではないのか。 当たり前に予想できた光景。 行政と公衆衛生も専門家も失敗したということ。 今現実を見ずにどこまで転がすのか。
そうでなくても国民皆保険に高額療養制度。 無茶苦茶安くて削られ続ける診療報酬。儲かるのはそこから外れた自由診療だけ。 これだけ恵まれた環境に慣れているのに今更海外と比べられても。
コロナ対応が過剰なのではなく元々日本の医療が過剰。 80代90代の認知症患者に人工呼吸器繋ぎながらCVポートや胃瘻、一部の生活保護がタクシー代わりに救急車を使い、無料だからとどんな高額治療も躊躇せず選択できたり。 一方で夜間の救急は当直の名の下に40時間以上ぶっ続けで勤務医が対応してたり。
内情公表、勇気はすごいと思う。 当事者はたまったもんじゃないけど、その後の関係性もふまえて皆だんまりだっただけで、大阪では少なくとも夏頃にはよくあった光景。 今は数十人規模のクラスター既往のある病院なんて多すぎて話題にすらならない。 ほんとに、当事者はたまったもんじゃないけど。 t.co/u0I0MNtjga
今流行っているのは肺炎。 後遺症の程度は不明だけどこれだけは事実。 今問題になっている酸素投与を要する中等症以上を自宅で管理するなら少なくとも在宅酸素療法が必要。 軽症無症状を皆入院とかいつの話をしているのか。 #指定感染症を外して、ではなく#酸素ボンベ頂戴とでも言うべき。
また1つ、また1つ、救急受入や発熱外来が閉じていく。 発熱しようが夜勤当直をこなさないと回らなかった医療現場は常に逼迫していたということ。 医療従事者が入院すればシステムそのままで回るわけがない。 公衆衛生って何のためにどんなデータとってるんだろう。 今の統計では出口なさそう。泥沼。
普段肺炎やインフルを誰よりも診ているのは感染症内科医でも公衆衛生学者でもアナウンサーや弁護士崩れのタレント政治家でもなく我々である。
あと医療現場では飲み会もこのままでは数年できなくなるわ、子供いる方は無用な差別を受けるわ、経済界なるものから敵視されるわ、急にインフルや肺炎語り出す人が出てきてイラッとするわ、も追加で。
救急現場から遠い感染症専門医や公衆衛生学者はともかく、我々内科や救急の勤務医にとってはコロナなんて外勤行けなくなって給料減るわ手技にしたって暑苦しい格好してやらなあかんわ面会できず家族からクレームくるわ負の影響ばかりなのは御理解いただきたい。自分達の感染なんかは、とうの昔に諦め。
同じ致死率だとしても、インフルエンザは高齢者でも大体外来で帰せたけどコロナは一定割合で肺炎を起こすから中年以下でさえある程度入院管理(少なくとも酸素投与とモニタリング)が必要。これが一番の違い。 インフルエンザだってコロナと同じくらい入院が必要だったらクラスターで医療は崩壊する。
感染者数を許容しながら他の病気の診療も今まで通りであってほしいなら、 ・高齢者への治療のあり方を考えること ・院外検査機関の一層の充実 ・中等症用の別の医療機関(ないし療養病院を治療機関とする) の3つは避けられないと思う。 他にも介護施設や不意打ち発生の転院なんかも大事だけど。
医療崩壊と騒ぐ背景は、 ①高齢重症症例が一向に退院転院できず高度医療機関のベッドを圧迫中 ②公的検査機関不足でわざわざ救急病院に濃厚接触だけ等の患者を呼び込んでいるから ③入院は必要だけど治療は極めて簡素な中等症をわざわざ救急病院に放り込み続けているから ②と③は院内感染にも繋がる
gotoなんかより ・診察検査費用すべて国が負担する大規模後遺症追跡外来 ・軽症向け公的検査機関拡充(病院に持ち込まないように) ・高齢者への十分な医療諦めの周知 ・老人ホームや療養病院での定期検査 ・ホテル買い上げで隔離施設を常時確保 のほうがよほど経済対策になったと思う
何が腹立つって、 医療が何かの犠牲のために優先順位を落とされるのは受け入れるとしても、「経済とのバランス」とか言うて実際本当の経済のためになってないこと。 しかも教育や保育は放ったらかし。 しっかり医療にテコ入れすればバランスも何も考えずに済むかもしれないのに。