Shotaro TSUDA(@brighthelmer)さんの人気ツイート(古い順)

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個々人にとっての処世訓がそのまま「貧困は自己責任なので支援の必要はなし」「制度に頼らず人は自分の力で生きるべき」「競争があってこそ社会は進歩する」等々のマクロな話に読み替えられてしまう。そこは本当は分けて考えるべき話なのに。
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「自分の所得の範囲内で生活しよう」、「人様に迷惑をかけないようにしよう」、「自分の能力を高めるべく日々努力しよう」といった、個々人のレベルでみれば当たり前、もしくは賞賛に値するような発想が、マクロな次元の話に落とし込まれてしまう。
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さいきん読んだ森政実『戦後「社会科学」の思想』(NHKブックス)のなかに、「なぜ新自由主義はそれによって不利益を被る人々にまで受け入れられたのか」という問いが出てきたのだが、その大きな要因としては、その思想が人々の生活実感や処世訓と非常に親和的だったからではないかと思っている。
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NHKの放送を受けて、DHCが会長名義で出した反論(?)文書を読んだのだけれど(リンクは貼らない)、認知の歪みが凄まじい。苗字で出自を決めつけるようなことをやっていたら、至る所に陰謀の痕跡を見出してしまい、ああいうパラノイア的世界観に行きつくのは必然的だろうとは思う。
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今日の授業で紹介した逸話。
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いやいや、これは駄目。自らの失態を糊塗するために報道機関に責任を押し付けているのに他ならない。報道されている状態が事実なら、責めを負うべきは明らかに政府側。 twitter.com/KishiNobuo/sta…
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しかも、レトリックとして「高齢者」や「ワクチン」を人質にとる論法。はっきり言って卑怯では。
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もとの記事にはちゃんと予約はキャンセルしたと書いてある。メディアがシステムの脆弱性を検証するのに試したらそれだけでテロとか、どれだけナイーブなんだか。
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さいきん、ネットでは「ため池にいったん落ちると、自力では這い上がれない」というのが話題になっている。さっきまで「でも、そもそも生活圏にため池とかないしな…」と思っていたら、毎日、その横を全力疾走していることに気づいた。学生のみんなも、ため池には入らないように。
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しかし、朝日系列のアエラと毎日だけが槍玉に上がって、同じ検証をやった日経系のメディアがスルーされているのは、この話の本質がどこにあるのかをあからさまに示してるなあ。さすがにちょっと情けない。
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@kondohi 特命チームを立ち上げてプロジェクトX風に自衛隊の大規模接種を政権の成果としてアピールしたかったのに面子が潰された形になったので、それをごまかすのに朝日と毎日だけをピックアップして、いつものウヨサヨ対立の構図に持っていき、ダメージコントロールってところじゃないですか。
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@kondohi ウヨサヨ対立に持っていけば、朝日や毎日の側に立ちたくない人を取り込みやすくなるので、潜在的な批判勢力を分断できます。だから、記者による偽情報の入力なんてのは批判の口実でしかなくて、報道によるいたずらの増加すらそうなんじゃないかと疑ってしまいますね。日経を外してるのを見ると。
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ある問題が発生したときに、論点がずれていって「その問題を報じたマスメディアの問題」へと移行していく過程については、山口仁『メディアがつくる現実、メディアをめぐる現実』(勁草書房、2018年)に詳しい。そうやって「マスメディアの社会問題化」が起きれば、当初の問題はうやむやになる。
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オッカム先生の案件は、東京の大学進学率(最近は男女ともに7割を超える)と、北海道(2020年春で男子5割、女子4割)のそれに示される教育格差、およびジェンダー格差の問題が関わってくるので、一方の観点からは他方の問題が見えづらくなるというタイプの問題だと思う。tmaita77.blogspot.com/2020/12/2020.h…
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「国をあげて盛り上がっているときに、しらけるようなことはやめておけ」という発想を「宴会同調主義」と呼んだ研究者がいたのだが(浅見克彦『批判のエロス』青弓社)、今度のオリンピックは日本社会でこの宴会同調主義がどれぐらい強いのかをみるうえでいいバロメーターになると思う。
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プロパガンダでは大事なポイントを繰り返し伝える必要があり、広告業界出身者はそこをよく理解しているのだが、ジャーナリスト出身者は繰り返しにすぐ飽きてしまい、新しいテーマに飛びつこうとするのが良くないと第二次大戦時に戦争プロパガンダに関わっていた人が書いていたのを何となく思い出した。
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厳しいコメントが寄せられている記事だが、ぼくは良い記事だと思った。あまり知られていない業界の事情を伝えることには大きな社会的意義がある。news.yahoo.co.jp/byline/hashimo…
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至るところで誤解を生まないよう、変な批判を生まないよう予防線が貼ってある記事なんだけど、批判コメントをみていると、その予防線が完全にスルーされている感じ。
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戦前に英国で出発されたプロパガンダ論を読んでいると、当時の日本について、海外からの宣伝攻勢で切り崩すのはほぼ不可能なほどに国内では強力な管理体制が敷かれている一方、海外に対するプロパガンダはお話にならないレベルという感じの評価になっていて、今に通じるものがあるように思う。
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どこが駄目かと言うと、諸外国から自分たちの国がどう見えるかばかりを気にしていて、他国の人びとがどう思うのかという視点が基本的に欠落しているということらしい。
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オリンピックを2024年まで再延期して東京とパリの共同開催にしてはどうかという打診が非公式にフランス政府からあったという話、先月にサンデー毎日も報道してたのか。気づかなかった。フランス政府もコロナ禍で財政的に厳しいらしい。mainichi.jp/sunday/article…
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娘とツイッター談義をしたのだが、彼女のTLは小山田氏はおろかオリンピックの話題すらも全く出てこない、ゆるふわ空間だという(たまにギスギスするらしい)。ぼくのTLは殺るか殺られるか、フォロワー数は銃口の数、昨日の友が今日の敵になる修羅場だと説明しておいた。やや誇張があることは認める。
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人間というのは本来、曖昧さも矛盾もごく自然に抱え込んでいるものだと思うが、ネット上では過去の発言が蓄積されていくのに加えて、他人の信頼性を壊すもっとも手っ取り早い方法が「ダブルスタンダード」を指摘することになってしまったので、曖昧さや矛盾が許されない状況になってしまった。
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「オリンピックに関わるものは全て肯定」か「全て拒否」かの二択ではなく、「見るには見るけど、この時期の開催が正しかったかは微妙」という層も相当いると思うが、「事前の反対はあったが、結局は大成功だった」という物語にやがて回収されていくことを予感させるツイート。twitter.com/inosenaoki/sta…
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猪瀬さんに限らず、「メディアに煽られて事前には反対と言いつつ、開催されたらそれをすっかり忘れてオリンピックに熱狂する愚かな大衆」というイメージを持っている人がいるように思うのだが、世の中の人びとはもうちょっとしたたかだと思うんだけどな。