nikov(@vh7fiap)さんの人気ツイート(古い順)

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理不尽な目に遭ったときに「嫌だと声をあげていい」「人に伝えてもいい」「正攻法で反撃してもいい」と考え方を、幼少期から教えることも必要だと思う。「嫌なことがあっても我慢する」ことを、「いいこと」だとする教育は、「いい人でありたい」人を都合よく利用する社会をつくっていると思う。
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ケアする人の「ケアする力」を維持しようと思ったら、「ケアする人のケア」が必要なのだけど、ケアする人の原動力を、「やりがい」や「自己犠牲」に頼っている(頼らざるを得ない)状況が多くあり、「ケアする人をケアする仕組み」は、もっとマクロかつ構造的な視点で取り組むべき課題だと思う。
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親ガチャの話がでてるけど「親ガチャだからしょうがない」と、子どもが諦め、未来の可能性を狭めてしまわないようにするのが、社会保障であり保健衛生であり児童福祉であり教育であり、国の責務だと思う。親ガチャによる不公平さを埋める努力を、各々の専門職が担っていけるような仕組みを作らないと。
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対人援助の現場って、得てして「強い人」か、「鈍い人」が生き残りやすい性質がたしかにあって、人の気持ちに寄り添い、共感性が高く、感受性が豊かな人ほど、バーンアウトしてしまう傾向はあると思う。それを防ぐには、ちゃんと組織が個人を守る、育てる仕組みが必要だと思う。個の力では限界がある。
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心療内科や精神科に通院したり服薬してることを、体調を整えるために、整骨院にいったり漢方や風邪薬を飲むのと同じように、「自分を保つために、自己管理ができている」と捉えられるような社会にならないかと、常々感じている。
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自分はもうおじさんの年齢にさしかかっているので、ラーメン評論家でも着物警察でもないですが、若者たちに聞かれてもないのに、謎アドバイスや講釈たれて、ハラスメントをしないよう気をつけようと、年齢とともに心に刻みたいと思います。年齢や立場が上がると、指摘してくれる人も年々減りますし。
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メンタル弱ってるとき「気持ちの問題」と思いがちだけど、どちらかというと「脳の問題」で、脳のどっかの何かがうまくいってないと、不安感や焦燥感、ネガティブ思考になりやすい。脳も臓器の一部なので、栄養不足だったり、ダメージがあったら、ケアや休息、治療が必要。気持ちだけの問題ではない。
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自分のメンタル評価をするとき、家事(炊事や洗濯、掃除など)がある程度できているかと、身の回りのこと(入浴、歯磨き、食事など)が滞りなくできているかって重要で、不調になると、まず家事が出来なくなり、次に身の回りのこともできなくなって、さらにその状態に自己嫌悪に襲われる悪循環に陥る。
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メンタル回復には、「ストレス源から離れる」が一番有効なのだけど、同居家族や身近な人に、「支配」されていて、かつ逃げる先がない、もしくは逃げる選択肢を取るだけのパワーが当事者にない場合、最もストレス源である他者に取り込まれるほうを選択してしまうこともある。
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ぼーっとする、休憩する、寝る、疲れをとる、無駄な時間を過ごす、意味のないことにエネルギーを割くなど、本来、自分のこころとからだを回復させるはずの行動が苦手なタイプの人っていて、何故か自責的になったり罪悪感に襲われたりする。常に生産的な行動をしないといけないという呪いが漠然とある。
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イライラしたり怒りが抑えられないとき、美味しいもの食べたり、寝たり、ストレス発散したりしたら、気持ちが切り替わる場合があるのだけど、それでも負の感情が次々湧き出てくるときは、ひとりでは背負いきれない状態だから、誰かの助けが必要なとき。状況によったら専門的な助けも必要かもしれない。
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人に助けを求められない、求めたくない、抵抗がある、自責感が強い場合、こころの奥底の自分の気づかないところに深い傷つきがあるのかもしれない。過去に、助けを求めても、救ってもらえなかった経験、無視された経験、もっと傷つけられた経験、裏切られた経験…助けを求められないだけの背景がある。
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本って、そのとき読んで内容が理解できなくても、その後読まないまま本棚にしばらく収まっていても、「ふと読みたいときに手にとれるところにある」ということに意味があると思っていて、たとえ全く読まないままずっと本棚にあったとしても、「本がない」のとは全然意味が違うと思ってる。
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「相手を自分がいなければいけない状態にしていく」行動は、対人援助の仕事をしていて、すごく気をつけないといけない視点だと思っていて、支援のゴールは、「相手が自分以外の人にも頼れるようになる」ことで、それを喜べる支援者でありたいと思う。
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世間の荒波に揉まれて大丈夫な子に育てようと思ったら、荒波にもまれても帰ってこれる、穏やかな港が必要だと思う。港に帰って、安心できる穏やかな生活をして、心身の充電ができたら、また荒波にでて頑張っていこうと思える。大人も一緒だと思う。子どもにも大人にも、心落ち着ける穏やかな港が必要。
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189が「児童虐待対応ダイヤル」として広まったから、虐待通報専用と思われがちだけど、「もう子育てが限界」という相談もできる。匿名でも可。児童相談所というのがハードルを高くしてる気がするから、地域の児童家庭支援センター(民間)なども、夜間休日の子育て相談電話があるので、何よりSOS発信を。
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事務処理能力に長けてる人って、「同時に効率よくテキパキとマルチタスクをこなしている」ように見えて、実は「タスクを捨てる、見ないフリする、一旦置いておく」能力に長けてるのだと思う。この「気にはなるけど優先度は低いタスクを無視する」って、思ったより結構難しい。
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よく子どもをもっと褒めましょうと言われるけど、主な養育者(多くは母親)が褒められる場面は少ない。養育者も人間だし、こころのエネルギーには限界がある。限界の人に理屈や正論を言っても自分を否定された感覚になる。支援者は、まず養育者のしんどさを認めることが、子育て支援の第一歩だと思う。
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前職幼稚園教諭の派遣女性がきて、だらだら働く男性を褒めそやしたら、業績があがったって話、優秀な社員(この場合、派遣女性)のリソースが、非効率で無能な社員(この場合、働かない男性)に割かれるという、立場の弱い人のケア労働が軽視され搾取される社会の縮図って感じで、笑えない話だと思う。
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職場で怒鳴る人がいたら、立場的にすぐ対応しにいくんですけど、多くの人が、「男性管理職が出てきた」と言う事実だけで、怒鳴るのをやめる場合がある。中には「自分が大きい声出したから来たんやろ」と冷静に言う人も。怒鳴る人はたいてい相手を選んでる。自分は男性の中でも華奢な体型ですが。
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クーポン支給の話、手続きが複雑になればなるほど、人件費、いわゆる行政コストがかかる。そのコストは税金から出されるわけで、国は当然それもわかっていて、それでもそんな案を出してくるのは、それで利を得る組織や会社があり、国民の怒りや意向や不利益よりも優先しようとするのが闇が深い。
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給付金、年齢とか所得制限なく一律給付がもちろんいいけど、看護師保健師保育士介護士など、医療福祉の最前線の現場で、もう1年半以上ずっと戦い続けている人たちに、何かしらの上乗せや還元をしてほしい…。第六波来たらもうみんな心がもたないよ…。
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同期の男性が、結婚してこれから新居で新婚生活始めるっていうときに、急きょ東京転勤になって、しかも結婚式に呼ばれた部長が、主賓挨拶で「僕が東京出張を命じました」って笑っててドン引きしました。管理栄養士として働いていた奥さんが仕事を辞めて東京についていくことになったという。
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雑に扱われる環境に適応しようとすればするほど、自分でも自分を雑に扱うようになってしまう傾向がある。「自分を大切に」とよく言われるけど、周りに大切にされない自分には価値がない、雑に扱われてもいい存在だと潜在的に思い込んでしまう。特に子供のころの大人からのメッセージは影響が大きい。
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性加害-被害の関係において、「拒否しない」と「同意している」はイコールではないし、「声をあげない」と「許している」はイコールではないし、「話題にしない」と「傷が癒えた」はイコールではないことは、頭に叩き込んでおかないといけないなと思う。