数日前から気になっているんだが、暮れに室内に持ち込んだクワズイモの鉢からセミの幼虫が出てきた。イモの塊根に取り付いて汁を吸って地表で平気に過ごしているようなんだが、このまま成長できるもんだろうか? そもそも何年かここで暮らしていたのか? イモに産卵したのか? と疑問が尽きない。
東京23区内には数カ所しかない在来種の土壌生物の生息環境を擁するキャンパスと崖線沿いに途切れ途切れに続く緑地。  都市の緑で重要なのは第一にこうしたコアになるエリアとコリドー。 第二にそれに繋がり生息地を広げられる緑地の創生。 ビル街の真ん中に木を密植させて森っぽく見せる事ではない。
「ビーガンでない人には命ある生き物を犠牲とすることに反対する意見は理解できない」と言われたと理解しているのだが、動物性由来ではないタンパク質としているダイズの8割はネイティブアメリカンから奪い取り棲んでいた生物を根絶やしにした土地から生み出されたということを理解しているのかな。
こうした民俗的行事が続けられることが許容されるような生物多様性を維持するのが保全活動の目標だと思うのだが。 twitter.com/Cockato4761309…
あとへ続くものに同じ轍を踏まないように伝える。 茶碗蒸しに舞茸を入れると卵液が固まらない。
由来の怪しいホタルを放すことは、在来個体群が残っていた場合の遺伝子汚染になることは明らか。自然保護だと思ってやっている用だから、ちゃんと過ちを指摘されるべきだろう。 先日の「害獣駆除の獲物を動物園の餌に」という記事もそうだが、東京新聞は生物系の報道が雑。 twitter.com/M_A_F_/status/…
関心がある人はこっちも読んでね。東京の自然の変化がタヌキとシカとアライグマにどう影響しているか三回連載。 BuNa「出没!都市と野生動物」 buna.info/runningstory/4…
どんな大都市だろうと植物は成長して遷移するし動物は経路があれば移動して来る。こうした変化を理解できない人間は自分が幾つになっても成長できるという想像もできないんだろうな(強引
都心にタヌキなんかいなかったし一昨年に東京西部田舎市のうちの近所で事故ってライダーを死なせたくらい増えたシカなんて絶滅が心配されていたんだよ。
まぁたいていの人は「今の東京は50年前と比べて緑はずっと豊かになっていますよ。そこに住む生物も含めて」と言うと「はぁぁぁ!!?」という反応をする。時代が遡ったほうが自然は豊かという史観はなんとかならんか(他人任せ
全ての海産物を植物質のものに置き換えたらどうなるだろうか。人々はすぐに海が与えてくれていた生物多様性の恵みについて関心をなくし、生物が絶滅しようが水質が汚染されようが干潟が埋め立てられようが何の痛みも感じなくなるだろう。
過去に目をつぶるSDGsは未来についても盲目になる。
ちなみにアメリカ大陸の原住民迫害の歴史を調べればすぐに出てくる実話。
すまない、血は流さなくても可能だった。感染症に対する免疫を持っていない原住民に親切ヅラして病原菌のついた毛布を配れば勝手にいなくなってくれるからな。
そしてタンパク質は大豆で代用すればいいとでもいうのか。大豆生産の8割を占めるブラジルとアメリカの農地のかつての自然環境がどういう状態でどれほどの生物多様性を維持していたか知っているのか。そして農地に変えるためにどれだけ比喩ではない血が流されたのかという歴史を。
こうした発想の根底にあるのは「自然は人間が手をつけなければ守られる」という浅薄な思考だろうな。
ラジオを聴いていたらSDGsを売り物にしている番組でオーガニックなエビ(つまり動物ではない)の食材が開発されて環境に負担をかけない技術は素晴らしいとか聞こえたんだが、こいつらが生物多様性の恵みにはかけらほども関心を持っていないことだけは確信した。
コロナ前にちらっと見て買い損ね後悔していた本を書店で見つけて即購入。伊達藩のお鳥見番だった下級武士が残した公文書集を現代語訳で書き起こしたもの。鷹狩りについても興味深いが、なにより農民のイノシシ獣害対策が多数の鉄砲を積極的に利用していた事にちょっと驚いた。鉄砲は農機具だったんだ…
生物研究者の皆さん、メディアからの同定依頼は有料ですよ。そして制作会社が同じでも番組ごとに別件です。 大事なことなので繰り返します。 生物の同定依頼は有料です。 (ただし上の部署が受けて業務として支持してきた場合は別)
メダカの放流が話題になっているようだが、飼育を語るやつは情報の受け手にこれくらいの覚悟を求めるべき。ちなみに20年以上前に書いた本だ。
#多分私しかやってない 羽化した後のトックリバチの巣を1200℃の窯で焼く。しかも一つは施釉する。
これが評価されると全国の里山保全活動にも悪影響を与えるかねない。すでに「里山の原風景のような谷戸田を復元すべき」と主張し希少生物の駆け込み寺になっている一見荒れた湿地を掘り返し水田にしたがるという実例がいくつもある。美化され上書きされた里山の記憶がモデルになったら大喜びだろう。 twitter.com/fujikoinoue2/s…
[ 悲報 ] 例の外来種絵本の作者はホタル幼虫の放流もやっていた…。 at-s.com/news/article/s…
ところでカナヘビは東京西部田舎市のうちの庭でも数年ほど姿を消していたがネコが庭に現れなくなるための対策を徹底したら再び見かけるようになった。23区内のカナヘビ保全にも生息環境の整備だけではなく野外にいるネコを減らすことが必須だろう。
現在の23区内の生き物で最も危機的なのはカエル。アマガエルですら急激に減っている。ヒキガエルは遺伝子汚染が著しい。他の種はほぼ絶滅寸前。そして水中はもっと早くに危機に陥っており魚や水生昆虫は絶滅種ばかり。