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こういう炎上商法と言えるようなことをやる(もしくはそれに乗ってしまう)人とは一緒に仕事をしない、そういう判断を多くの人がするのも大切なのかも知れません。メディア業界には日頃尊敬している人が少なからずいるけれど、僕自身はこういうやり方をしてる人とはなるべく仕事したくないです。
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安倍元総理がこのような暴力によって、しかも選挙中に亡くなったことはショックです。ご家族や関係の方々に追悼の意を表します。同時に、政治家としての安倍氏をどのように評価し記憶するのかは、悲惨な最期と区別して考える必要があるでしょう。まずは自分のSNSを振り返って考えてみたいと思います。
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これはすごいね。「1度でもdappi2019のツイートをリツイートした全アカウントですと,17.6%がプロフィールが空白のアカウントでした.これが,10回以上リツイート,100回以上リツイートしたアカウントになると,20.5%,25.8%がプロフィールが空白のアカウントとなります.」 twitter.com/Ryosuke_Nishid…
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で、「史料無さすぎだ」「じゃあ次に何調べろっていうの?」ということになって、その難しさ、フィールドの非対称性を実感してみて、初めて「あれ、この非対称性って、まさに今でも続いているよな」「これって氷山の一角だよな」と思い始めた感じです。
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で、この記録の少なさ、声の聞き取りづらさ、調査時のハードルの高さ、こういった「真実に迫るための障壁」そのものが、男性中心の社会が歴史的に生み出してきた構造の一部な訳です。
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ここまできてようやく気がついたのが、男性として、男性が残した記録を使って、その資料が素直に語ってくれるテーマ、つまり当時の白人男性にとっての関心事を調べるのがいかにやり易いことなのか、ということを実感できました。
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以上は過去の社会に深くダイブして、その視点から現代を見渡した時に見えて来たことです。 この視点は、僕がやっている二つの研究テーマを組み合わせることで、見えて来た頃です。一つには、昨年夏に始めた1630年ごろのロンドンの洗濯婦の事例研究
twitter.com/Koji_hist/stat…
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#憲法記念日 前文を読みました。立派な歴史的遺産として誇れる美しい文章です。例えば自民党の改憲案がカットしてる次の一節もそう。
「そもそも国政は国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。」
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イギリス議会内部にある史料アーカイブは羊皮紙を丸めた法案がギッシリ! いつもは整頓された閲覧室に行くのだけど舞台裏はこんな風になってるんだ😳😳😳 twitter.com/RebeccaRideal/…
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「女性の社会進出」は「既得権益を握っていた男性が『女性並み』に"成り下がる"ことで実現しつつある」のではないか。だからこそ、近年若い女性の間に専業主婦願望が高まっているのだ、というのが平尾氏の主張です。
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石鹸は当時も日用品。それを使って洗濯をしていた人はイギリス中にいた。そこから賃金を得ている洗濯婦も。 けど、そもそも女性の賃労働は「職業」として記録に残されることが少ない。「誰々の妻」とか「どこどこ居住の未婚女性」とかしか記載されてないことが多い。
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歴史研究は、もちろん過去の史料を読みこなして、それを正確に理解することを基礎とします。しかし、同時に過去と現在が意外な仕方がつながっていることに気がつく瞬間もあって、例えばジェンダーのようなテーマを歴史的観点から扱うことの大きな魅力と切実さが、そこにはあるような気がしています。
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そこで、「インフォーマントに直接アクセスできないから、テーマや対象を変えよう」、と諦めない。これが、ジェンダー史的問題を設定した時のスタート地点になるみたいです。 どんだけハードル高いんだよ、と驚きました。
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多くの人に社会問題を考えてもらう「きっかけ」を作ることが著名人を辺野古に連れて行く目的だったのであれば、(座り込みに賛成していない人でも良いので)せめて当事者が直面してきた様々な物事について「何が起こってるのだろう」と「知ろうとする」姿勢を持てる人物を選ぶべきだったと思います。
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つまり、大学を出ても、継続して働き続けることは、女性にとっては男性よりも難しい。このデータをもとに、職場での労働継続にとて「学歴は、男性にしか効かない薬と同じ」という挑発的なテーゼを、平尾氏は提出しています。
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まず、当たり前のことですが、石鹸を使ってシーツやシャツを洗ってる洗濯婦の様子を知りたいと思っても、史料の残存状況が僕が研究対象にしてきた起業家層の男性とは雲泥の差。
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テーマもそうなんですが、やっぱりジェンダー視点を導入してみて最も違うのは、史料を手繰り寄せていくときの「態度」や「プライオリティ」に違いが出てくるんだ、ということが驚きでした。
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その通りで、抗議行動の「ハードル」を上げまくることで、簡単に出来ないものにするのですよね。そうすれば自分の生活で納得いかないことがあっても「何もしないのは仕方ない」ということになる。こうして異議申し立てという活動が自分達の日常から切り離されていくのです。
twitter.com/hentonacyoyu/s…
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ここまで読んで下さりありがとうございます。 ここまで読んで、「なるほど」と思った方には、例えば前田さんの本とかおすすめです。目から鱗です!
twitter.com/Koji_hist/stat…
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最近の個人的な経験だけをみていると、例えば自分や周囲の人が「女だから」とか「男ってこう言うもの」とかいったレッテル貼りに直面したとしても、漠然とした不満を感じるだけになってしまうかも知れません。でも社会調査をすれば、その個人の経験を大きなパターンに位置付けることもできるし、
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実際このグラフはそういう格差是正の文脈で紹介されています。しかし、この曲線には落とし穴があると平尾桂子氏は指摘します。この曲線の変化は、例えば高齢結婚と出産の増加を反映している可能性もあります。つまり「結婚・出産を乗り越えて働き続ける女性が増えたとは必ずしも言えない」のです。
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無駄のないクリアな文体であっという間に読むことができました! 多くの方にお薦めできる良書です。本書の特徴と面白かった/知らなかった点についてメモしておきます。 twitter.com/Koji_hist/stat…
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かなり似ていると多います。それに小説家のトニ・モリソンがレイシズムについて書いていることとも似ています。「レイシズムの深刻な作用は注意を逸らすこと…それはあなたに繰り返し、繰り返し説明をするように強いるのです」と。 twitter.com/mameta227/stat…