(承前)トラックの運転席で死亡していたドライバー(ポーランド人)は、容疑者と戦って負傷し死亡したことが分かった。警察は容疑者も負傷している可能性が高いものの、武装している恐れもあるとして注意を呼びかけている。ポーランド人運転手は本当に不幸だ。
従業員の自殺で監督署から書類送検された電通の社長が辞任することを伝える英ガーディアン紙。「電通だけの問題ではない。習慣を変えるのは難しくても、従業員のモラルと生産性維持に必須」と社説で書いた朝日新聞自身が長時間労働で警告を受けた、と。theguardian.com/world/2016/dec…
ベルリンのトラック突入事件で、誤認逮捕された24歳のパキスタン難民のインタビュー。2日を超える拘束で命の危険を感じたという。少数民族のため通訳がなく、車の運転をしたことがないことも伝わらなかった。今の欧州で同様のことは多発していそう。theguardian.com/world/2016/dec…
ドイツで猟師をしている男性が、川で薄い氷の上を歩いているときに氷が割れて水に落ち、そのまま氷漬けになったキツネの死体を、経営するホテルの側に展示している。凍った鹿やイノシシも見たことがあり、酷寒に薄い氷の上を歩く危険性を訴えたいと。bbc.co.uk/news/world-eur…
スイスの裁判所は、出会い系アプリで会った女性とセックス中に、女性が気づかないうちにコンドームを外していた47歳の仏人男性に対し、レイプの罪で禁錮12ヶ月の判決。「コンドーム無しなことを知っていたら女性はセックスを拒否していた」と判示。independent.co.uk/news/world/eur…
トランプ大統領が7か国民の入国を禁じたことで、欧州に住む多くの二重国籍者も米国に入れなくなった。スウェーデン国籍取得者では30万人に上るとの見方も。スカンジナビア航空は米国のデータベースに照会し、2人について米国便への搭乗を拒否した。aftonbladet.se/nyheter/a/Lb7x…
フランス:ネット上に嘘の「ニュース」が意図的に流される事態を受け、ルモンド紙は過去一定期間の報道をもとに特定のニュースサイトが陰謀論や虚報を報じていないかチェックできる無料サービスを2月から開始する。右派からは「政治的検閲」と反発も。sverigesradio.se/sida/artikel.a…
ノルウェーのボンデヴィーク元首相がイラン訪問歴があるためワシントンの空港で1時間足止めされた事件。 「なぜ私を足止めするのか?」 「2014年にイランに行ったとあるぞ」 「確かに」 「なぜ行った?」 「ノルウェーの首相経験者だからだ」twitter.com/matthaig1/stat…
ニューヨーク・ブルックリンのレストランで渡されたレシートに、トランプ大統領のスローガン"Make America great again"になぞらえて「アメリカを偉大な国にするのは移民。本日お出しした料理を作ったのも、貴方にサービスしたのも移民です」との書き込みが。
Wikipediaの編集者会議は、英デイリー・メール紙は「事実かどうかの確認が甘く、扇情的で作り話が多い」として、英語版で「信頼できる情報源」として引用することを禁止する方針を纏めた。ウィキが特定のマスコミを排除するのは極めて異例。theguardian.com/technology/201…
スターバックスが今後5年間で1万人の難民を雇用する計画を発表したことに反発したスペインのネオナチ集団が、スタバのロゴを「Starburka」に書き換えたシールを各店舗に貼りまくった。「あなたが失業中なのにこの店は難民を雇うのだ」と。lacuartacolumna.com/hms-starburka/
スウェーデンのロヴィーン副首相は、トランプ政権が資金供給を停止すると決定した中妊娠中絶に関する知識情報を広める活動を行う団体への援助を継続するため各国に支援を呼びかけた結果、デンマーク、ベルギー、カナダなど8か国が賛同したと発表した。mobile.reuters.com/article/idUSKB…
QT:「穏やかに貧しくなっていく」という上野千鶴子氏の発言について。当アカウントの固定ツィに記しているとおり、少なくとも欧州の社民主義は社会を平等に豊かにするためのプラグマティズムであり、氏の言う「本当の社民主義」とは違うものです。twitter.com/nishimuraumius…
欧州の社民主義は教義ではないのだ。共産革命を起こさずに市場の荒波から労働者・国民をどう守り、生活を向上させるのか。そのためなら増税だって、原発だって、武器輸出もする。現実的で難しい判断を重ねてきた。特定の教義に固まったら社民勢力は終わり。日本ではこれを分かっていない人が多すぎる。
(承前)欧州では豊かさ忌避するという方向性は以前は社民党ではなく緑の党によく見られた。しかし最近ではドイツや北欧など政権を担ううちにユートピア的姿勢から、豊かさを維持しつつ平等性を高める姿勢に変わってきた。とにかく上野氏の言には、生産と消費という経済的視点からの考察が欠けている。
ヴァーストラム外相の訪露を前に、ロシア国内から「フェミニストの外相が白人男性への去勢を主張」という偽ニュースが主にツィッターに流されている。一般人のスウェーデンへのイメージ(「あの国ならやりかねない」)に乗じた組織的な工作の可能性。thelocal.se/20170211/walls…
ドイツで米国企業が販売している女の子の人形玩具が、ネットに接続できるために違法な盗聴監視活動用の隠しマイク・カメラに使われるとして販売禁止となった。ブルートゥース接続を悪用して第三者が操作し、盗聴や子どもと勝手にやりとりする懸念も。theguardian.com/world/2017/feb…
トランプ米大統領がフロリダの演説で、7か国からの入国禁止措置を正当化する文脈で「昨晩スウェーデンで発生したことを直視せよ」と発言。しかしスウェーデンで金曜夜に特段の事件は起きておらず、公安警察も「治安状況に特段の変化はない」と困惑。aftonbladet.se/nyheter/a/aRWM…
20日夜、ストックホルム近郊移民集住地区Rinkebyで警察が群衆最大50人と衝突。群衆が警官に投石したため警官が威嚇発砲。群衆が車数台に放火するなど騒乱に発展し、現在も不穏。トランプ大統領が見たら「そら見たことか」とツィするだろう。svt.se/nyheter/lokalt…
QT:これは数時間前のトランプツィ。「嘘つきメディアはスウェーデンで大量の移民受入がさも美しく進んでいるように言うけれど、そんなことはないぞ!」。 twitter.com/realdonaldtrum…
スウェーデン外務省は、トランプ発言を機に世界で拡まっているスウェーデンと移民政策に関する「間違った情報」を正すとして、「誤解と真実」に関する説明(英語)を発表した。以下その要約を連投します(少々長いですが、これでもかなり端折った)。→government.se/articles/2017/…
<誤解1>「スウェーデンでは銃犯罪が急増している」→(事実)一般的な認識では暴力事件は増加していると思われていて、すぐ移民の増大と結び付けられるが、実際には暴力事件はこの20年間減少している。移民が増大すると犯罪も増えるという仮説を裏付ける調査結果は存在しない。続)
続き)殺人件数も25年間減少していたが、2015年には112件に増加した。犯罪集団の闘争で銃が多用されることが原因。<誤解2>「スウェーデンではレイプが急増している」→(事実)レイプの報告数は増加している。しかし定義が変わったことと、他国とは定義が異なるので比較はできない。続)
続き)夫に1年間毎日セックスを強要された場合に、スウェーデンでは365件のレイプが発生したとカウントされるが、多くの国では1件とされ、中にはそもそもレイプとは見做されない国もある。女性に性犯罪を訴えることを促した結果、その意識が大きく変わってきていることも報告数増大の要因。(続
続き)<誤解3>「移民が犯罪を多く起こしていることを政府が隠している」→(事実)犯罪の大部分は両親共にスウェーデン生まれのスウェ国籍者が起こしている。外国をバックグラウンドとする者が容疑者になる確率はそれ以外の者の2.5倍と高いが、育った社会経済的状況の違いにより説明できる。(続