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怒りはどんな感情よりも心の平和を乱すものです。現実を直視する力も奪ってしまいます。このことを忘れず、怒りは破壊的だということ、怒っても無駄だということ、それがはっきりと理解できたなら、怒りを遠ざけることができるでしょう。『ダライ・ラマ 英語スピーチ集』より # ダライ・ラマ法王
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【お知らせ】本日4月12日12:30〜13:30 ダライ・ラマ法王が、ラッパーのキラー・マイク氏ら影響力と変革をもたらす12人の人々からの質問に答えられます。この模様は、FBのダライ・ラマ法王14世公式ページから日本語でご視聴頂けます。
facebook.com/dalailamajapan… #ダライ・ラマ
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人生を幸せに生きるためには、友達を作るべきです。本物の友情は、信頼関係の上にしか成り立ちません。そして信頼のほとんどは、正直で裏表のない態度から生まれます。そういう態度が人を思いやる感覚や、他者の権利を尊重しようという気持ちにつながって、友情の土台となる信頼も育まれてくるのです。
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死について、前もって考えておくことは大切なことです。そうしておけば、いつ死が訪れても不安はないはずです。心がまえさえできていれば、死は大した問題ではありません。心配する必要はなく、死とは服を着替えるようなものなのです。#ダライ・ラマ法王
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心が穏やかで平和なら、やさしい行動につながります。そのような時は、肉体的な病気の苦しみさえ克服することができます。その逆に、心がかき乱されている時は、どんなに裕福で豪華な家に住んでいても、幸せを感じることはできません。精神的な体験は、肉体的な苦しみさえ克服できるものなのです。
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すべてのことがそうであるように、人生には始まりがあり、やがて終わりが訪れます。この2つの出来事の間にするべき重要なことは、他の人を助け、たとえそれができなくても、他者に迷惑をかけないように、意義ある人生を歩んでいくことです。それができれば、安らかに死を迎えることができます。
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時に困難な人生はとても役に立ちます。何の問題もない安易な人生では、考える機会がなくなってしまうからです。逆境に直面した時は、冷静にその状況を分析し、困難を克服するための方法を思索することで、どんなことにも負けない強い精神力を培うことができるのです。
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苦しみの源は、「知らない」という無知な心であり、幸せの源は、全てのもののありようを理解する智慧である、と言われています。何か新しいことを学び、学んだことについて考えるという実践によって智慧を育むことが重要です。智慧こそ、苦難を乗り越えるための対策となって働くものだからです。
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怒りはどんな感情よりも心の平和を乱すものです。現実を直視する力も奪ってしまいます。このことを忘れず、怒りは破壊的だということ、怒っても無駄だということ、それがはっきりと理解できたなら、怒りを遠ざけることができるでしょう。そうすれば、自分の心に平和が訪れるのです。#ダライ・ラマ法王
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いつも正直で誠実でいるならば、心の内側から偽りのない喜びと幸福感が湧いてきて、不安やストレス、不信感がなくなります。正直で誠実になれば、周りには穏やかな雰囲気が漂い、本物の友情が育つでしょう。たとえ問題が起きても、心はそれほど乱されなくなります。『ダライ・ラマ英語スピーチ集』より
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私たちは常に数々の問題に出会います。もし希望を失い、意気消沈してしまっては困難に立ち向かう力も減退してしまいます。しかし、苦痛を味わっているのは自分だけではなく、皆同じなのだと考えれば、自分を向上させる貴重な機会として困難を受けとめることができるのです。bit.ly/2vVzJeM
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人間には本質的に利他の心があり、他者を思いやる心が備わっています。しかし、最近は、“私たち” “彼ら” というように区別して考えることが多く、それが対立を引き起こしてしまうのです。私たち人類は、ひとつの大きな人間家族であるということを常に思い起こさなければなりません。
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苦しみの源は、「知らない」という無知な心であり、幸せの源は、全てのもののありようを理解する智慧である、と言われています。教えを聞いて何か新しいことを学び、学んだことについて考えるという実践によって智慧を育むことが重要なのです。「心の平和」より
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人生の目的は、幸せを実現することにあります。希望を失うということは、人生の目的を途中で放棄しようとしているのではないでしょうか。自分にも何かができるはずです。何かよい行いをするのです。そうすればわかるはずです。自分の人生の目的が何であったのかを。# ダライ・ラマ法王
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私たちには便利なものがたくさんあるけれど、時間はありません。学位はあっても、感性がありません。知識もあるけれど、判断力はありません。専門家も多いけれど、問題はたくさんあります。薬はいっぱいあるけれど、健康な人は多くはありません。「いのちの言葉」より
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人にやさしくするといいことがあるのかと言えば、やさしさや慈悲の心は、健康、幸福な家庭、幸せな人生を築く上で重要な鍵となっています。多くの科学者たちもこれに同意しており、脳の活性化や脳機能の発達のためにも、穏やかな心ややさしさはきわめて大切なものと言えるでしょう。
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【お知らせ】
12月15日午後12時半〜、ダライ・ラマ法王が「人生の目的」について講演を行われ、インド工科大学(IIT)のテクフェスト・オンライン・レクチャーシリーズの一環として質疑応答に応じられます。この模様は、公式サイトから日本語でご視聴頂けます。
dalailamajapanese.com/live #ダライ・ラマ
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多くの人たちが、耐え忍ぶことのできる人はその人が弱いからだと考えているようです。しかし、これはおおきな間違いです。弱さのしるしは実は怒りであり、怒りっぽい人は寛容さという素晴らしい資質に欠けています。忍耐のできる人は、内面的な強さを持っている人なのです。
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私たちの生活は、間断なく流転していくものであり、その中で多くの困難に直面していかなければなりません。平静で明晰な心をもって接すれば、問題も満足に解決できますが、嫌悪、利己主義、嫉妬、怒りのために心のコントロールが失われると、正しい判断力もなくなってしまいます。
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教育は思いやりを動機として行わなければなりません。教育によって育まれた知性と温かい心が結びついた時、人はより幸せで平和な気持ちになれるからです。そして、個人の幸せと平和によってその家族も恩恵を受け、さらに広い世界の人々もその恩恵を受けることができるのです。#ダライ・ラマ法王
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心に愛があふれている時は、世界は魅力的で美しく見えます。しかし、心がかき乱されて不幸な時は、自然や他の人たちまで不愉快なものに見えてしまいます。自分の心の状態によって同じものが全く違って見えるのであり、やさしさと思いやりがあれば、幸せを感じることができるのです。『思いやり』より
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2021年1月1日、ダライ・ラマ法王が新年にあたりメッセージを出されました。
youtu.be/n_cm4ETxlwc
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内面的な価値を高めることは、身体を鍛えることによく似ています。自分の能力を訓練すればするほど、その力を高めていくことができるのです。違いは何かというならば、身体には限界がありますが、心を訓練する時は、どれだけ鍛えても限りなく高めていけるということなのです。
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2019年7月17日、インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラの法王公邸で行われたアメリカのチュレイン大学医学部の学生たちとの会見で、ダライ・ラマ法王が「何故私たちは自ら問題を作り出してしまうのか」ということについて学生たちに説明されました。