【お知らせ】2018年11月14日より22日までダライ・ラマ法王が来日され、横浜、東京、千葉、福岡で行われる法話と一般講演のネット中継を行います。下記URLより日本語通訳でご視聴いただけます。#ダライ・ラマ sb.gl/2PRGXKj
死後に阿弥陀仏の浄土に行けるようにと祈ることよりも、今、自分が生きている場所を浄土に変える努力をすることの方がよっぽど現実的でよいと思います。そのためには、自分のかき乱された心を鎮め、内なる心の平和を築くことが必要です。
多くの人たちが、耐え忍ぶことのできる人はその人が弱いからだと考えているようです。しかし、これはおおきな間違いです。弱さのしるしは実は怒りであり、怒りっぽい人は寛容さという素晴らしい資質に欠けています。忍耐のできる人は、内面的な強さを持っている人なのです。
成功とは意義ある人生を送ることです。できるだけ人の役に立つ人生、少なくとも相手を傷つけないこと、それが意義ある人生です。富や権力に恵まれても、人に疑いと恐れをもたらすような人生は成功とは言えません。貧しくても多くの友人がいて、友人と信頼で結ばれていれば、それは成功した人生です。
他者への思いやりを育めば、個人の問題などさほど重要ではなくなります。逆に他者のことは考えず自分のことだけを考えていると、小さな問題であっても耐えがたく感じるでしょう。自分のことだけを考えると心は狭くなってしまいますが、他者のことを思いやれば、自然に心はオープンになるのです。
苦しいのは、自分の悩みばかり考えているからです。他の人たちのことを気遣えば視野が広がって、自分の悩みが些細なものに思えてきます。あなたがすべてを失った時でさえ、人との絆は慰めの源泉になってくれるのです。
怒りはどんな感情よりも心の平和を乱すものです。現実を直視する力も奪ってしまいます。このことを忘れず、怒りは破壊的だということ、怒っても無駄だということ、それがはっきりと理解できたなら、怒りを遠ざけることができるでしょう。『ダライ・ラマ 英語スピーチ集』より # ダライ・ラマ法王
死後に阿弥陀仏の浄土に行けるようにと祈ることよりも、今、自分が生きている場所を浄土に変える努力をすることの方がよっぽど現実的でよいと思います。そのためには、自分のかき乱された心を鎮め、内なる心の平和を築くことが必要です。8月31日『ブッダパーリタ註』法話会のお言葉
私は思いやりがあり、温かく、心の優しい人は健全な人だと思っています。 思いやりと愛情のこもった優しさを維持していると、自動的にあなたの内なる扉が開かれてくるのです。それによって、他の人々ともはるかに簡単にコミュニケーションをとることができるようになります。
人間の寿命はどんなに長くてもせいぜい百年です。だからその百年を、笑いをもたらすことに使い、友だちを作るべきです。たとえ富と権力に恵まれても、人に疑いと怖れをもたらすような人生は成功とは言えません。貧しくても多くの友だちがいて、その友だちと信頼関係があれば、それは成功した人生です。
平和は紛争によってではなく、やさしさと思いやりによってもたらされるものであり、私たち自身の中に心の安らぎをもたらしてくれます。 私たちは皆、思いやりが必要であり、女性はこれを実現する上で主導的な役割を果たすことができます。 私自身の優しさと思いやりの最初の先生は、私の母でした。
私たちには便利なものがたくさんあるけれど、時間はありません。学位はあっても、感性がありません。知識もあるけれど、判断力はありません。専門家も多いけれど、問題はたくさんあります。薬はいっぱいあるけれど、健康な人は多くはありません。「いのちの言葉」より
人間の寿命はどんなに長くてもせいぜい百年です。だからその百年を、笑いをもたらすことに使い、友だちを作るべきです。たとえ富と権力に恵まれても、人に疑いと怖れをもたらすような人生は成功とは言えません。貧しくても多くの友だちがいて、その友だちと信頼関係があれば、それは成功した人生です。
心が穏やかで平和なら、やさしい行動につながります。そのような時は、肉体的な病気の苦しみさえ克服することができます。その逆に、心がかき乱されている時は、どんなに裕福で豪華な家に住んでいても、幸せを感じることはできません。精神的な体験は、肉体的な苦しみさえ克服できるものなのです。
ダライラマからの人生の教訓: 1.私たちの生活の目的は幸せになることです。2.可能な限り他者に親切にしてください。3.幸福は、祈りではなく行動によってもたらされます。4.私たちに必要なのは愛と思いやりであり、贅沢ではありません。5.思いやりのある心は幸福の大きな源です。
人にやさしくするといいことがあるのかと言えば、やさしさや慈悲の心は、健康、幸福な家庭、幸せな人生を築く上で重要な鍵となっています。多くの科学者たちもこれに同意しており、脳の活性化や脳機能の発達のためにも、穏やかな心ややさしさはきわめて大切なものと言えるでしょう。# ダライ・ラマ法王
私にできる貢献は、この地球上に住む70億の人々と、他の生き物たちが幸せになるように奉仕することです。 もし可能なら、できる限り他の人々を助け、たとえそれができなくても、他の人を傷つけることがないようにすることです。そうすれば、この人生を終える時に何も後悔することはありません。
誰かが問題を解決してくれることを望んでいてはいけません。私たちひとりひとりが、この地球に生きている人間家族の一員として、この世界を正しい方向に導いて行く責任があるのです。祈願することだけでは十分ではなく、私たちひとりひとりが何か現実的な行動を起こさなければなりません。
苦しみの源は、「知らない」という無知な心であり、幸せの源は、全てのもののありようを理解する智慧である、と言われています。教えを聞いて何か新しいことを学び、学んだことについて考えるという実践によって智慧を育むことが重要なのです。「心の平和」より
今日の世界は物質的発展を目指しています。人間がお金の奴隷になってしまい、お金を作り出す巨大な機械の歯車のようになってしまう危険があります。これでは人間の威厳、自由、本物の幸せを築くための役には立ちません。富や財産は人間社会に奉仕するべきものであり、その反対であってはなりません。
誰でも困難に直面することがありますが、そんな時、私はインドの偉大な導師のお言葉を思い起こすようにしています。「もし改善策があるならば、嘆く必要はなく、それを実行すればよい。もし何も改善策がなければ、嘆いて一体何の役に立つというのか」。これは役に立つ実用的なアドバイスだと思います。
私たちは、次の世代のことを考えずに、この地球の資源である木、水、鉱物などを搾取し続けてはなりません。 自然に逆らった行動をとれば、生き残ることができないのは当然のことです。 私たちは自然と調和して生きるということを学ばなければなりません。
【サイト更新】劉暁波氏の逝去に深い哀悼の意を表明(7月14日) 劉氏の死去に際し、ダライ・ラマ法王が声明を発表され、「氏は自由のために絶え間なく努力を重ねられました。その努力は遠からず実を結ぶ、と私は信じています」と述べられました。 bit.ly/2tYs1yi
私はいつも、幸せな未来がやってくるかどうかは私たち自身の手の中にあると思っています。過去は過去であり、変えることはできません。しかし、未来はこれからやってくるのですから、今この時から若い世代の人々が努力するならば、より平和でより良い世界を構築することができるのです。
私にできる貢献は、この地球上に住む70億の人々と、他の生き物たちが幸せになるように奉仕することです。 もし可能なら、できる限り他の人々を助け、たとえそれができなくても、他の人を傷つけることがないようにすることです。そうすれば、この人生を終える時に何も後悔することはありません。