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「太宰治は不倫ばかりして人妻と心中までしたのに、なぜ小説が教科書に載っているのですか」と質問が来ました。「作品に罪はないという考えでしょう」と答える前に、正確を期して知人の教科書調査官に確認したところ「作家の人格や行動歴は調査の対象ではありません」と。間違いではなかったようです。
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夏目漱石と森鷗外、この2大文豪に焦点を絞った文学展は、不思議なことにほとんど開催されたことがありませんでした。しかし今秋、大きな規模で実現することになり、全面的に協力いたします。詳細は近々発表。どうぞお楽しみに。
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『将棋と文学』(仮題)を秀明大学出版会から出版することになりました。将棋と文学研究会編で今冬刊行予定。漱石、芥川、菊池、乱歩、川端、横光、太宰、安吾、織田作、澁澤などの将棋が登場する小説のアンソロジーで、それぞれに解説が付きます。どうぞお楽しみに。
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夏目漱石と森鷗外から正岡子規宛の行方不明になっていた書簡が発見されました。他に子規宛の新出書簡もあります。戦後、子規庵から彼の自筆資料が流出したことは有名だけれど、今回は新たな事実がわかる周辺資料も纏めて残り実に貴重。私のコメントはちょっと?ですが・・・
news.yahoo.co.jp/articles/b631d…
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萩原朔太郎の『月に吠える』無削除版を前橋市に寄贈したことにより(前橋文学館所蔵)、紺綬褒章を受章しました。本1冊の寄贈で同章が授与された例は過去にないそうで、大変光栄です。近代文学に導いてくれた前橋女子高校出身の母も、きっとお墓の中で喜んでいると思います。 youtu.be/N0JHhgT_Qkk
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日本の「文豪」といえば誰? 2位の「芥川龍之介」を抑えた圧倒的1位は? 【“読書好き”316人に調査】
皆さんのご意見を伺います。日本の文豪といえば最初に誰を思い浮かべますか?「その他」の方は返信でマイ文豪を教えて下さい。投票総数が「316人」を超えたら嬉しいです。
news.allabout.co.jp/articles/o/505…
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明治時代に書かれた泉鏡花の新出の俳句が、令和になって大量に見つかるのだから、くどいようですが日本近代文学は眠れるお宝がまだまだ山のようにあります。発掘するのは皆さんかもしれません。
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太宰や芥川を思春期に読んで心身の調子が悪くなった人は一人も知りません。彼らの小説で生きる糧を得た若者は大勢知っていますが。 twitter.com/Q67Gi/status/1…
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今日は泉鏡花の誕生日です。子どもの頃に母親を亡くした鏡花は、終生母への思慕が消えませんでした。母親の愛情に飢えていたのは夏目漱石や芥川龍之介も同じで、それが彼らの文学の源泉の一つだったのかもしれません。ちなみに鏡花の母と妻の名前は共にすゞ。鏡花にふさわしいロマンチックな話ですね。
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知人の老人ホームで文学サークルの座談会に参加し、好きな作家は夏目漱石と話したら、ある男性が「実は、私は漱石の孫なんです」と言うのでびっくり。さらにもう一人の男性も「私も漱石の孫です」と。知人によれば、この施設には「漱石の孫」が3人いるとか。のどかな時間が流れ、大いに癒されました。
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読書週間が始まると、メディアは必ず「若者の読書離れが深刻」といった暗い話題を流しますが、たまには「文豪の小説を初版本で読みたいという若者が増えてきた」といった明るい話題も提供してもらいたいものです。
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太宰ファンの方は是非どうぞ。
太宰治が親友に贈った友情の証し 親友を描いた肖像画や書簡見つかる 三鷹市ギャラリーで初公開yomiuri.co.jp/local/tokyo23/…
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太宰治の初版本に関する嬉しい新発見のお知らせをいただきました。間違いなく、この情報で日本一興奮するのは自分なのですが、太宰ファンであれば誰でも喜んでくださるでしょう。今月中に発表があると思います。どうぞお楽しみに!
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今日、さいたま文学館を訪れ、永井荷風の机に懐かしむように触れていた高齢の女性は、17歳の時、荷風と浅草の蕎麦処「尾張屋」で会ったそうです。そこの店主が教えてくれました。「いつもストリップの帰りに来るんだよ」と。ちなみに彼女は神保町に住み、なんと古本屋の娘。ドラマのような話ですね。
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稀覯本や貴重本に触れる時、いまだに手袋をしている人を目にしますが、素手の方が良いです。手の汗や汚れは洗えば問題ないけれども、手袋に付着した埃は目立たず、またページを捲る時に紙を痛めるリスクがより大きくなります。手袋のメリットは「本を大切に扱っている」というアピールくらいでしょう。
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さいたま文学館の責任者から元ツイートの削除を求められ一蹴しました。不都合な事実なのでしょうが、言論封殺の愚行に屈する人間ではありません。誤植ではない図録奥付の1行5文字を削除するのに、修正の貼付では足らず印刷し直すのはなぜなのか。『国語教科書の闇』の次は『文学館の闇』を書こうかな。 twitter.com/signbonbon/sta…
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高校国語教師の知人によると、『羅生門』「下人の行方は、誰も知らない」の続きを考える問いに、「下人は反省して老婆に着物を返した」と答える生徒が最近増えたそうです。初出誌で「下人は、既に、雨を冒して、京都の町へ強盗を働きに急ぎつゝあつた」と書いた芥川龍之介が知ったらさぞ驚くでしょう。
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