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これ以後の一分の一(ガンダム)は、もっとちゃんとしたアトラクション、つまりエンタメにしなくちゃいけない。ただ立ってるだけで客が喜ぶと思うなという事と、もうガンダム一体だけじゃ済まないんだという事です。
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エンターテイメントは消費を拡大させるだけです。しかし絶対作っていかなければなりません。死ぬにしても泣きながら死にたくはないし、愛する者が泣きながら死ぬのも見たくないですから。だから次に作る作品は、せめてそれを見ている間は楽しく幸せな気持ちでいられるものにしたいのです。
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(「めぐりあい宇宙編」ラストについて)インパクトを狙ってガンダムの上半身を吹っ飛ばしてみたら、スタッフの間で「あれっ? まだ動くぞ?」という話になった。実は、コアファイターが残っていることに気づいたのは吹っ飛ばした後で、あの展開は偶然生まれたんです。
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「G-レコ」をリアルだとか、リアルロボットだなんて言ったことは一度もありません。「ハリー・ポッター」を観て、空を飛んでいるのがおかしいなんて言いますか? ファンタジーなんだから、おもしろければいい。それがすべてです。
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新海誠作品は、ヒロインのお股に手が届かないようなやりとりしかしてなくて、何でそれで気が済むのよ。そんなんじゃ気が済まないだろっていう話はちゃんとしてほしいんですよね
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シャ――って来るからシャアなんだよッ
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出来ちゃったエヴァを叱るつもりはありません。庵野君も叱りません。ガイナックスも叱りません。だけど、生き物として、明日も生きたいという欲があって、エヴァを食い物にしている業態についている人達は許せない。けど、彼らは何も言わない。この小利口さが嫌なんだよね。
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庵野なんか嫌い、死んじゃえばいいのよっ!!
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オタクやマニアは好きなものには底知れない優しさをもっていますが、ふつうの観客は正直で怖い人たちですから、平気で真実をいい、欠陥をついてきます。素人の観客が認めてくれるまでは自分のことをアーティストだ、クリエイターだと信じることはやめましょう。
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あんなおっぱい大きな美人なネーちゃんが艦長なんてありえない(ガンダムSEEDについて)
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オタクは人畜無害以前の”消費者”でしかないんじゃないかと思う。オタクを論じている場合ではないと思うのよ。荒れ果てた状態に地球を陥れている恐ろしい存在についてこそ、話し合うべきだよね。オタクは、ぬくぬくとした囲いのなかでしか生きられない存在だからね。
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オタクやマニアは好きなものには底知れない優しさをもっていますが、ふつうの観客は正直で怖い人たちですから、平気で真実をいい、欠陥をついてきます。素人の観客が認めてくれるまでは自分のことをアーティストだ、クリエイターだと信じることはやめましょう。
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若くして人間関係に悩んでいる人に言いたいのは、その時その人、クラス、学年という目線で好かれることしか考えていないために、結果的に意気地がない、陰気な自分を作ってしまうケースが多いので、もうちょっと広い目線で自分を作っていく意識を持つことがただ一つの改善案だと思います。
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自分に技術とか個性がありゃもう20歳までで売れてるよ。売れてないってことはボンクラなんだからお互いに。ボンクラが他のボンクラに勝とうと思ったら勉強しかない。勉強ってのは、出来るやつのとか、皆が言ってることは正しいだろうって思ってそれを自分のものにしちゃえ。それだけのこと。
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ガンダム以後、人を殺すという行為を当たり前にする作品が多くなり過ぎているということがあります。アニメに限らずです。それがここまで氾濫して、自分までそれに合わせていく必要はないと思いましたから、「ブレンパワード」以後は人の死にざまを描写の中心に据えることは変えました。
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(志を高く保つには?)雑事を確実にこなすことを一年続ける。総監督時代にもトイレ掃除をした。
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本当のセックスは地球の裏側が見えるくらい「うわっ!」となる
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若い声優たちは皆、流行のアニメに汚染されていて誰でも同じような声に聞こえてしまう。 まずそのクセを抜く作業から始めました。 要するに「地声でやれ」ということです。 オタクだけが喜ぶようなかわいい声はいらないし、洋画の吹替的な演技も忘れろと言いました。
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20代の人には想像もできないことをこちらは経験している。それは劣化。20代が「僕の人生つらい、世の中つらい」と思っている以上に、こっちの劣化の速度は速いからもっと切迫感がある。要するに20代に言いたいことは一つ。「甘っちょろいことを考えて何ができるんだ」それでおしまい。
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「興味のない本でも読まなければならないのですか?」当たり前です!興味がないから本を読んで、興味がもてないなりに勉強をして知るという行為をしなくてはいけません。知らないことを学習することが、自分の得につながりその先の人徳というところにまでつながっていくのです。
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『逆襲のシャア』は戦闘シーンが多すぎるんです。だけど戦闘シーンはなくちゃいけない。ロボットものの戦闘シーンとは何なんだと考えた時、いわゆるオペラでいう“歌うセリフ”のブロックなのだ、ということに気づきました。
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Ζガンダムは、当時の経営者やビジネスだけが出来ればいいと思ってる大人たちへのあてつけの作品なんです。アニメでここまで出来る、フィクションをここまで創れるんだよ、お前らにとって正義の味方かもしれないキャラを狂わせてみせるって、そういう創り方をしたんです。
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つまらない作品であるのならば、さっさと忘れて、他に楽しいことを見つけるなりやるなりするでしょう。それが普通の感覚ですよ。 そういうこと出来ない連中が、ネットでいつまでも憂さ晴らししている。 非常に非建設的な話で、言うならば『時間と人生の無駄』ですよ。
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Zの仕事が入ってからはガンダムが大嫌いだった。ガンダム以外の仕事ができる安彦さんと大河原さんがとても羨ましかった。でも、ずっと応援してくれる1stのファンに向かって、俺はガンダムのせいで馬鹿になったとは言えない。だからガンダムを好きになる努力をし、ここ7、8年で好きになった。
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我々ガンダムワールドの世界では、古谷徹さんというとんでもないない人がいて。もう50半ば過ぎても未だにああいう発声ができるという。あれは何となくではできることではないんで。