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「ついきゅう」の表記は使い分けに迷う定番の一つ。一般的に、責任は「追及」(追い詰める)、原因は「追究」(追いきわめ、明らかにする)、幸福は「追求」(追い求める)するものです。
mainichi-kotoba.jp/photo-20210919
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「3タテ」の本来の意味は「3連敗」ですが、「3連勝」と取る人が多数派でした。
mainichi-kotoba.jp/enq-277
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ひさしぶりに見た「年棒」。古典的な誤字です。
mainichi-kotoba.jp/photo-20200621
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#読めますか
皓月 =正解率70%
群雲 =76%
月は世々の形見 =38%
嘯風弄月 =82%
霽月 =35%
正解率が低かった「月は世々の形見」は大型の辞典にしか載っていませんが、知られていないのが不思議なほど美しいことわざです。 mainichi-kotoba.jp/kanji-412
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政府などが使う「人流」は「なじみがなく『人の流れ』とすればよい」が8割と圧倒的でした。お役所用語としては昭和から使われていたようですが、一般的ではない上、「JINRYU\人流」という形で日本ユニシスの登録商標になっています。
#ことばの質問 結果と解説mainichi-kotoba.jp/enq-344
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「ビデオテープレコーダー」の略語「VTR」。物としてのビデオテープを見ることは減りましたが、「録画映像」を指す言葉としての「VTR」は生き延びてゆく可能性が高そうです。
mainichi-kotoba.jp/enq-184
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いわゆる“オタク”層で主に使われてきた「推し」。どれだけ一般に理解されているかという質問でしたが、「意味がわかる」とした人はなんと96%。芥川賞作品のタイトルにも使われるなど、すっかり浸透した様子がうかがえます。
#ことばの質問 結果と解説mainichi-kotoba.jp/enq-372
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まさか、閣僚の国会答弁で「ディスる」という言葉を聞くとは。高市早苗さんの発言をきっかけに、「ディスる」という言葉がどれだけ辞書に採用されているか調べました。小学生の重い指摘もお伝えします。
salon.mainichi-kotoba.jp/archives/184809
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駅名は「霞ケ関」ですが地名は「霞が関」。中央省庁の代名詞として使う場合も地名なので「霞が関」を使います。
mainichi-kotoba.jp/photo-20160516
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バイオリンの数え方は「丁(ちょう)」が適切。本来は「挺」ですが、常用漢字ではないため「丁」が通用しています。この「丁」が用いられるおおまかな基準は「手に持って使う器具、道具、楽器」で、他の主な例に、鎌、かんな、ギター、銃、はさみ、まな板などがあります。
mainichi-kotoba.jp/photo-20211027
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しばしば混用される「おざなり」と「なおざり」。すべきことに対して「おざなり」は「全くやらないわけではないけれども、いいかげんに済ませる」、「なおざり」は「放置したりおろそかにしたりする」という意味合いが。ニュアンスの差はおろそかにしたくないものです。
salon.mainichi-kotoba.jp/archives/92749
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「美味しい」は意味が伝わりやすい漢字表記ですが、常用漢字表にない読みなので新聞ではひらがな。もとは「味が良い」という意味で宮中の女官が使った「いしい」という形容詞に接頭語「お」がついた言葉です。
salon.mainichi-kotoba.jp/archives/695
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「こえる/こす」の漢字表記は迷いやすいですが、「上にでる」「超過」の場合は「超」を、「通り過ぎる」「年月を経る」といった場合は「越」を使います。
mainichi-kotoba.jp/photo-20210407
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「人は言葉を聞いた時、心の中の辞書に照らして自然か不自然かという区別をしている」
心理学者と辞書編集者の「頭の中にある意味 vs. 辞書に書かれた意味」をテーマにした対談は、言葉の意味が簡単には説明しきれないことの面白さや不思議さを実感させられるものでした。
mainichi-kotoba.jp/blog-20210612
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日本郵便が「年賀状」を発行……つるっと読んでしまいましたが、誰かに向け新年のあいさつを書いて初めて年賀状になるのであって、日本郵便が発行するのは「年賀はがき」では?との指摘が。言われてみればその通りです。
mainichi-kotoba.jp/photo-20221231
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8月2日からの緊急事態宣言の地図に直すべきところがあります。どこでしょう。
#校閲クイズ 答え合わせ→ mainichi-kotoba.jp/quiz-20210801
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「sustainable」を片仮名で書くと? 「声掛け」は、こえ「か」け? こえ「が」け? 「依存」は、い「ぞ」ん? い「そ」ん? 「みんながどう言っているか」を重視する三省堂国語辞典では、8版でこれらの「読み方」が変わっています。
mainichi-kotoba.jp/blog-20211226
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「味わう」を使役の形にするとどうなるでしょうか? 「味あわせる」「 味わせる」「 味わわせる」……。”正解”を選んだ人は最多でしたが、全体の半分には届きませんでした。
mainichi-kotoba.jp/enq-135
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漫画の校閲は新聞記事とは全く違ったチェックポイントが多く、なかなか大変です。飼い猫のしっぽがあり得ないほど長く伸びているとか、登場人物の名前が違っているとか。辞書に載っていない俗語の扱いも難しいものがあります。
salon.mainichi-kotoba.jp/archives/192084
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相手を待たせた時のあいさつは「おまちどう(さま)」ではなく「おまちどお(さま)」。漢字を使うと「お待ち遠(様)」になるので、「どお」なのが分かります。
mainichi-kotoba.jp/photo-20210818
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「づくし」と「ずくめ」は似ている感じがあり混同されることもありますが、意味が違います。
mainichi-kotoba.jp/photo-20200801
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「26日きらきら」「星野とちみみ」。実際のゲラで遭遇した意味不明な文字列です。一体何が起きたのか、そしてどう直したらいいのか。この謎、解けますか?
#校閲クイズ 答え合わせ→ mainichi-kotoba.jp/quiz-20210905
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#読めますか
姑獲鳥 =正解率66%
魍魎 =90%
目々連 =59%
寒戸の婆 =19%
鎌鼬 =96%
「鎌鼬」は「構い太刀」からきたという説もあるようですが、いまだに謎が解明されていない現象です。 mainichi-kotoba.jp/kanji-364
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難しい「まざる」の使い分け。交は「とけあわないまじり方」、混は「とけ合うまじり方、容易に元の状態に戻せないまじり方」というのが基本です。
mainichi-kotoba.jp/photo-20200919