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各種の学問の知見に有力な根拠ある異説が出て、専門家界隈で検証されて定説になって、それが一般に降りてきて人口に膾炙するまでざっと20年前後。これに後れを取りすぎると、作品読んでる時に読者さんが「あれっ」「これおかしくね」って現実に立ち戻る要素がどんどん増えてく。
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ちなみに私もライトノベル良くわかんないひとに「何を書いてるのか」と問われた場合、「中学生くらいの子に向けたファンタジー小説ですね」って説明してます。嘘は一切言っておらぬ。
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最近の『目覚めた』ひとたちの言説聞いてると、なんというか本当に虫がいいなあ。「知るべき」「理解するべき」「色々なものを見落としてしまう」、ついでに特に利益の提示はない……リソース相手持ちで勝手に味方になってくれると信じてる。すごい。
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シャディクのムーブは実利込みっぽいんだけど、明らかにミオリネに対する執着が見える。グエルに対して「任せられると思った」とか、温室の中(ミオリネの聖域)に踏み入らないムーブとか、理解度の高さがすごい。
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これはライトノベル作家も覚えといたほうがよいテクニック。……というのもメディアミックス時、相手方が原作の表現を尊重してくださるがゆえ、「いいセリフだから」「刻むのは悪いから」と、「削らず」に頑張ってくださることがあるんですよね。 twitter.com/yohsuken/statu…
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あとは速度感ですね。緻密に書くと「時間が遅くなる」ので、「子供が村を滅ぼしたゴブリンどもを物陰からじっと見つめる」なら恐怖を演出するためにも緻密に描いた方がいいし、「熟練の剣士が次々に襲い来るゴブリンを仕留めていく」なら一行で殺すほうが「速さ」が出て良い。 twitter.com/tobiranoizumi/…
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そして改めて上手いなあと思う3話ラストシーン。「グエルの感情の推移が、スレッタへの求婚に至るまで」を言葉をいっさい使わずに表情と瞳だけで表現してて、脚本と絵の連携が凄い。これ多分、並以上のライターさんでも何か言わせたくなるとこでしょうに…
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勘違いの話をします。最近、Web創作者系のアカウント各所から「テラーノベルやばいよ」ってつぶやきがちょくちょく聞こえててて、忙しい私は「なるほど怖いんだなあ」って思ってました。……「Terror(強い恐怖)」だとおもってた。「Teller(語り手)」のほうでした。
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食わせもの感があるシャディク・ゼネリと、義父サリウス・ゼネリのグラスレー社は更なる陰謀を巡らせてるのか!? と心のハードルを高めたところで、「サリウスはただガンダムが嫌いだし、シャディクはただミオリネが好きです」とハードルの下を悠々と潜っていかれた。話作りが巧い。
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ええと要するに、南部の占領地を攻めるとみせて、隠してた(この時代に!?)虎の子の機甲部隊で東部の前線をぶち抜いて、補給結節点であり高級指揮所のクピャンスクを制圧。これによりクピャンスクに支えられたイジュームが突出し孤立するので更に刈りに。露軍は防衛線の後退を強いられると。
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その上でちゃんと有能な女性をそばに置いて実務上の側近化してるの、遊び人っぽい振る舞いしててそれが嫌いでもないんだろうけど、たぶん本質的にはそういうタイプじゃねーだろオメーってなるやつ。一途なロマンチストが、遊び人のリアリストの皮を被ってる感。器用。
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度胸と暴力で速攻かけるジェタークの企業戦略と、凄惨かつ陰湿なペイルの企業戦略。どっちもプロスペラとスレッタがひとまずチャート崩壊させたっぽいですが、残るグラスレー社はいったいどんな方向での「企業戦略」を出してくるんだろうと思うと、今からちょっと興味深いですね。(思考整理メモ)
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若い志望者さんにオススメするのは、そういう人をけなしたりこき下ろすのがメインになってるグループからは「ああはなるまい」と距離取って、「これが面白い」「これ創作に活かせそう」「あなたのそれいい作品だね!」ってやってるポジティブなグループに身を置くことですね。 twitter.com/chikuzen_1982/…
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これはそうで、実在の相手に殺意を表明するのは当たり前ながら犯罪。批判というのは「これが悪い」「ここが問題だよね」ということであって、「しね」「ころす」は現行法でもほぼアウトですね。ただ言われた側が寛容に許してただけ。 twitter.com/chronekotei/st…
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伸びてるので補足。「複数のカルト組織が、歴史を通じて複数の政党と付き合いがある」のは事実でしょう。同時に「あれもこれもカルトの影が!」って、それカルトの誇大宣伝にのせられてるよね。その他のより大きな票田、後援組織を無視してるよねって話ですね。現実的な線を踏み消えたらアカンです。
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シャディクはなんていうか、学生たちのなかでいちばん計算高く現実路線で、人当たりよく振る舞えて実務経験もあるのに、根底にあるのがミオリネへの執着なの、ベタだけど美しいキャラ造形だなあ。
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半クールかけてミオリネの良いところ悪いところを描いてきたからこそ、視聴者も「そうか、きみはミオリネのそういうとこに惚れたのか」とシャディクに共感できる。「感情」を描く順序が、とても巧い。これ無意識にできる人もいるんですが、意外と苦手な人も多い作劇テクニック。
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もちろん何でも万能に知ってて常に更新を怠らないなんてのは現実的に無理なので、そこそこ勉強しててもそういう事態が襲ってくることは避けられないんですが、できるだけ知識に対して謙虚に身構えておきたいですね。
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アサルトライフル含む複数の銃器で武装した乱射犯に、護身用の拳銃一丁で37m距離から挑むってことはですね。つまり、「ワンマガジン撃ち切って無力化できなかった場合、優先的に応射で殺される」ってことです。なお犯人は薬物などで痛覚鈍麻している可能性もあるものとする。
wthr.com/article/news/l…
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むかし打撃系の人が「万が一、路上で暴力沙汰に巻き込まれたらローキックに頼る」「打撃の経験なければ突然のローは防御できないし、激痛で走れなくなるからあと逃げられるし。顔面とか胴体と違って、腿なら大怪我の心配もないから心のハードルも低いよね」とか言ってて、だいぶ納得した記憶。
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@thistle_k そうです。いちばん最悪なパターンで、柄からヘッドが抜けて飛んだ場合は、そのくらいの範囲まで殺傷力もった鉄塊がすっ飛びます。壊れ方とタイミング、ものに当たっての跳ね返りかたによってどこに飛ぶかも不明なので、10m以内に人間と貴重品は置いてはいけない。
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(カルトの実態をそこそこ知ってるので、落ち着いた分析を踏み越えて、「政権を牛耳る闇の組織」扱いで過剰に加熱してる一部を見るとウヘェってなっちゃう。それカルトの言い分そのまま信じちゃってるという意味で、すごく危ないムーブ。ちゃんと数字と歴史と研究と証言見て)
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「これこれ。安心のいつもの味」というのは本当に大きい需要(毎日、無国籍の凝った創作料理たべたい人は多くない)ですが、新規性のある体験への需要もまた消えない。どちらも良いものですね。
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なろう系と古典ファンタジーの違いなんて話題がタイムライン流れてきた。ただのなろう系作家には、わからぬ話よ……