またこれにより、宇宙在住のスペーシアン企業群が政府の統制をぶっちぎって暴力行使まで独自判断で行い、誰も力でこれを咎められなかったため、企業群が政府なみの力を持つ自力救済の中世社会みたいな状況になっちゃった……という流れかな。たぶん。
既成の政府や法秩序が、企業の異様な強大化で半ば無化されて、恣意的に運用されてる。時代は太陽系各地に人類が進出したSFなんですが、人間の価値観は中世くらいに戻っちゃってるのこう、むしろサイバーパンク系のジャンルとかでよく見る図ですよね。興味深い。
指摘いただいたので訂正。ガンドアームは兵器化されたときの呼称で、ヴァナディースが研究してたのは正しくはガンド技術ですね。そして、よくこういうことつぶやいてるので、よければフォローしていってくださいな。クリエイターにとってSNSのフォロワー数はちからなので、とても助かります。
仮に感情のほうで「暗殺を擁護して自分も刺されるなら自業自得、因果応報だよね」と思っても、理性でぐっとこらえて「言論に対する暴力は許されない。いかなる理由、対象であれ暗殺を擁護してはいけない」と口に出していくの大事。 twitter.com/osaka_seventee…
しかし友人、ガチめの架空史宮廷政治劇をライトノベル新人賞にぶちこんで何度も選考通るって、すごいなあ。カテゴリーエラーという概念をずっと拳で殴り続けている感じだ。そろそろ概念のほうが砕けるかもしらん。
おまえ(ら)かーっ!! 「マスク氏を支持していたが、救われなかった」感謝祭の前夜にツイッターを解雇された日本人エンジニア|BUSINESS INSIDER businessinsider.jp/post-262628
「ツイートをぐちゃぐちゃにする」とか「いいねを表示する」で、私自身はそう困ってないんですよね。ふつう人は自身が困るより、他者が困ったり変な道に進む方がずっと悲しいし、恨みは深いですよ。
Twitter上での宣伝が上手く行かなくなったと嘆く創作者を何人みたか。憎しみと怒りを煽るつぶやきを突きつけられ、何人が終わりなき叩きあい罵り合いの不毛の荒野へ堕ちたか。そういうのを思い返すと、発言者のニュアンスなんて心底どうでもいい気持ちになります。
「ありがとう、イーロン・マスク。彼らの仇をうってくれて」くらいの感情が今の正直なところです。あんまり論理的な筋道は通ってない感情だとは理解してるんですが、感情というのはそういうものですよね。
ファラクトはダリルバルデに有利がとれて、ダリルバルデはミカエリスに有利がとれて、ミカエリスはファラクトに有利が取れると考えると、御三家が三すくみで面白い。 twitter.com/keiso_silicon1…
しかしファラクト、長期戦の難しいガンドフォーマット搭載機でなんで機動狙撃&罠配置なんていう仕様なんだと思ってたけど、これアンチドート対策をまともに考えたら適解だった可能性あるなあ。アンチドートの射程内に入らないことを考えるなら、ああ組むしかないんだ。
ジェターク社は「ミオリネの婚約者の座を確保、適度なタイミングでデリング総裁を爆殺」、ペイル社は「ガンダムと替え玉パイロットを使い、要所で勝つ」、グラスレー社は…? と考えてたところに、「何も。ただミオリネが好きだった」と叩き込まれるの巧すぎるなあ。
食わせもの感があるシャディク・ゼネリと、義父サリウス・ゼネリのグラスレー社は更なる陰謀を巡らせてるのか!? と心のハードルを高めたところで、「サリウスはただガンダムが嫌いだし、シャディクはただミオリネが好きです」とハードルの下を悠々と潜っていかれた。話作りが巧い。
#水星の魔女 シャディクは賢くて視野が広いから、ミオリネを信じて温室に踏み込んだ場合、「あの」グエルに挑んでホルダーを獲って、どこかで来るであろうエランや、更にはグエルの再挑戦を退け続けなければならないことまで恐らく見えてたわけで……
で、それのどっかで大きな星の落とし方をすると、孤児であるシャディクは立場が悪くなる。そしてシャディクは賢くて視野が広いから低リスクな道がいくつも思いついちゃう。でもそれは、あの苛烈で美しい生き方してるミオリネの心を得られる方法じゃない。
シャディクはミオリネから踏み込んできてくれることを願いつつ、自分からは踏み込めない。ミオリネはどこまで理解してたかは不明だけど、シャディクが飛び越え難い線を引いて距離を置いた。……スレッタが来る前にシャディクが踏み込んでたら、本当に違う話になってたんだろうなあ。
シャディクとミオリネの二人がグラスレー社をバックにして、グエルとダリルバルデを相手に必死に知恵を巡らせ力を尽くして決闘していく話。これはこれで凄くいい物語になりそうなんですよねえ。……剪定された緑のトマト、ありえたかもしれない未来。
シャディク視点だとどう考えてもグエルが絶望的な壁ですよね。ガンドアームが禁忌になって以後20年もアンチドート技術を現役稼働で保有してるグラスレー社だから、ガンダムみたいな反則技はむしろまだやりようがある。そういうの一切なしでひたすら素で強いグエルどうするの。
「君なら任せられる」じゃなくて、「君は俺より強いが、俺はミオリネが好きだし守りたい。ミオリネを賭けて挑戦する」って言ったらグエルは意気に感じてシャディク認める類の性格でしょうけど、その選択肢がとれないのがシャディク・ゼネリなんだよなあ……
好きな女も、認めた男も「で、お前は戦わないのか?」って待ってたフシすらあるけど、結局は動けずタイムオーバーしちゃったの物悲しい。
逃げたから、「負けない」は手に入った。得られるかもしれなかったミオリネの愛情(叶わなくても明確な失恋という経験値)とか、グエルからの敬意とか、2つ以上のものを取りこぼしちゃった感じ。ただ理性で考えれば「失敗しても進むのが正解」とは言い切れないくらい厳しかったのも事実。おつらい。
今のミオリネと株式会社ガンダムも、スレッタを守る一心でガンダムという厄ネタ抱えて突っ走る、でっちあげの暴走機関車なのは事実なんですよね。シャディクの判断は合理的で安全マージン十分にとった振る舞い。それは今もって一面の事実。なんならシャディクに勝って状況激化したまである。
「本来メタだったはずのアンチドートという対応兵器も乗り越えて、御三家全部叩き潰した新型ガンドフォーマット搭載機」とか、いくら優秀でも寄せ集めの学生スタートアップが保有してていい兵器じゃない上に全世界に存在が知れ渡ってどーすんだこれ……
シャディク「対ガンダム用メタ兵器を持ち出して、慣れたパイロット複数機で囲めばガンダムといってもほら流石に落とせ……」 エアリアル「ません。アンチドートをオーバーライド、全機返り討ちにします」 あまりにひどい。想定される現行MSとのキルレシオ(撃墜比)が1:6超えるってなに!?
結果として「もしエアリアル系列のガンダムが量産できたら、それ1機のために既存MSを10機ぶつけないといけないというデモンストレーション」になっちゃってる。仇が討てた上に、憎いグラスレーのMSがこんな最悪の広告の生贄になってくれるんだから、プロスペラも笑い泣きするよ。