衝突装置(SCI)で小惑星リュウグウに人工クレーターを作る実験を行いましたが、その結果を詳細に解析した論文が、日本時間の本日(3月20日)、米国のサイエンス誌の電子版に掲載されました。これは神戸大学の荒川政彦教授を中心にまとめられたものです。 論文はこちら:doi.org/10.1126/scienc…
論文で発表された、人工クレーターから飛び出していくエジェクタの連続画像です。SCI衝突185秒前、衝突後3秒、5秒、36秒、100秒、192秒、396秒、489秒の画像が連続的に表示されています。右の画像は、左の画像を拡大したものです。 画像のクレジット:JAXA、神戸大、千葉工大、高知大、産業医科大
論文で発表された、衝突装置(SCI)のプロジェクタイル衝突前後の比較画像です。表面の地形が変化した様子がよく分かります。 画像のクレジット:JAXA、神戸大学、千葉工業大学、高知大学、産業医科大学、東京大学、立教大学、名古屋大学、明治大学、会津大学、産業技術総合研究所
はやぶさ2プロジェクトでは、この人工クレーターを「SCIクレーター」または「おむすびころりんクレーター」と呼んでいます。
論文に掲載されています人工クレーターの形状を計測した数値標高地図(DEM:Digital Elevation Map)です。色で地形の高さを示しています。赤い一点鎖線で描かれた人工クレーターの直径は約14.5m、また黒い破線で描かれた人工クレーターを囲むリムの直径は約17.6mです。 ©Arakawa et al.,Science 2020
サイエンス誌に掲載された荒川政彦教授(神戸大)の論文で、リュウグウでは地球上に比べて直径で約7倍大きなクレーターが形成されることや、リュウグウ表面年代が1千万年のオーダーとかなり若いということが分かりました。小さな小惑星でのクレーター形成過程が解明されたと言うことができます。
明日(3月22日)の14時から、はやぶさ2トークライブシーズン2をYouTubeで中継します。はやぶさ2サイエンスチームメンバーの岡田さん(JAXA)と荒川さん(神戸大)が、最新の科学成果(NatureやScience 掲載論文についても)をお話しします。是非、ご覧ください。 youtu.be/FbRTpgs_Yv0
神戸大学の荒川政彦教授らによるScienceの論文についての記事「微小小惑星でのクレーター形成過程の解明!」を、はやぶさ2プロジェクトのWebに掲載しました。ご覧ください。 hayabusa2.jaxa.jp/topics/2020032…
GREATプロジェクトでは、新しく建設した口径54mのアンテナで、「はやぶさ2」からのKa帯(32GHz帯)信号を受信することに成功しました。受信時刻は、4月8日 03:15 JST 頃です。深宇宙探査機からのKa帯信号の受信は国内で初めてとなります。 詳しくはこちらをご覧ください。 isas.jaxa.jp/home/great/det…
「みお」の地球スイングバイが、明日(4/10)です。皆さんに「はやぶさ2」の地球スイングバイを見送っていただいたのが2015年12月3日でしたから、約4年4ヶ月ぶりに日本の探査機が地球スイングバイをします。がんばれ「みお」! #BepiColomboEarthFlyby #みお twitter.com/JAXA_MMO/statu…
みなさんこんばんは!お久しぶりです。IES兄です。 明日はいよいよ水星磁気圏探査機「みお @JAXA_MMO 」の地球スイングバイです。 このページ中の mio.isas.jaxa.jp/mission/ 動画にあるように、「みお」はEVVMMMMMMの合計9回のスイングバイを繰り返して水星に到着します。 (IES兄)
明日は4月10日の日本時間13時25分頃に地球最接近です。 残念ながら最接近時は日本から見えませんが、スイングバイの観測については倉敷科学センターの学芸員の三島さんが下記のページに詳細に説明しています。 planetary.jp/BepiColombo/fl… planetary.jp/BepiColombo/fl… (IES兄)
はやぶさ2も2015年12月3日にスイングバイをしました。 北の空から南に向かって駆け抜けていった はや2に、ハッシュタグ #haya2_SWBY をつけて皆さんが手を振ってくれたこと、今でも幸せな記憶として残っています(ちょっと泣けちゃうくらい嬉しかったです)。 エール、ちゃんと届きますよ。 (IES兄)
「みお」の乗る 国際水星探査計画「ベピコロンボ(BepiColombo)」は、水星の磁場・磁気圏・内部・表層を多角的に探査する共同プロジェクトです。 複数のプローブがこんな風にロボットっぽく合体して、イオンエンジンとスイングバイのΔVで水星を目指します。 (IES兄) ※画像のクレジット:JAXA
色々書きたいことはあるのですが、また明日以降にしましょう。 今日のはやぶさ2は山羊座の方向を飛んでいます(朝の4時位に東から昇ってくる)。 太陽に対する速度は 時速8万2千キロ。地球と探査機の距離は約2億キロ。 きっと明るい話題を持ち帰ります。みおと一緒に応援してください。 (IES兄)
「みお」はどんどん地球に近づいています。 日本時間13時25分頃に地球最接近です。あと1時間くらいですね! 半日ほど前ですが、探査機のカメラに地球が写りました(画面左側から顔を出しているのが地球) twitter.com/JAXA_MMO/statu… (IES兄)
はやぶさ2と違い「みお」達の旅は水星までの片道切符です。 地球の次は金星で2回、水星で6回のスイングバイを行い、2025年に水星到着予定です。 地球を間近で眺めるのは、これが最後になるでしょう。 いってらっしゃい。ご安全に。 水の星から愛をこめて。 youtube.com/watch?v=0Yp-q1… (IES兄)
「はやぶさ2」の望遠の光学航法カメラ(ONC-T)のチェックのために星空の撮影を行いましたが、天の川のきれいな写真が撮影できましたのでご覧ください。撮影日時は、2020年4月6日9時10分頃(日本時間)です。 画像クレジット:JAXA/産総研/東京大/高知大/立教大/名古屋大/千葉工大/明治大/会津大
ONC-Tで撮影した天の川の写真に青い色を付けて、アーティスティックな画像にしてみました。星々に包まれて、「はやぶさ2」は今、地球を目指しています。 この写真、天の川のどこを撮影したものか分かりますか? 画像クレジット:JAXA/産総研/東京大/高知大/立教大/名古屋大/千葉工大/明治大/会津大
ONC-Tで撮影した天の川について、皆さんから沢山のコメントをいただきまして、どうもありがとうございました。さすが、ぴたっと言い当てている方が何人もいらっしゃいましたね。回答の図(ステラナビゲータで作成)です。へびつかい座のつま先付近でした。天の川銀河(銀河系)の中心付近ですね。 twitter.com/haya2_jaxa/sta…
みなさんこんばんは、IES兄です。 暑かったり寒かったり、それ以外でも色々大変ですが、皆さんの健康を相模原から祈っています。 ところで今日は4月23日ですね。特に他意はありませんが、ちょっとポエムを書こうと思います。 (IES兄)
七つの分離メカを携え、小惑星 周辺をくまなく探査。つごう六 年の長い旅路をゆく星の旅人は 、星のカケラを胸に抱いて日々 運用頑張ってます。いつの日か 営みの街に明るい話題をお届け に行きたいものです。毎日緊張 感を忘れず、皆さんの応援に感 謝しながら地球に向かいます。 (時 IES兄 雨)
そういえば先日皆さんに出したクイズ、多くの方がズバリ言い当てていて驚きました(人間STTかな・・・)。 ※画像を準備したK先生が「天文業界すごい(怖い)」って言ってましたよ 「あのこはこんな星の海を飛んでいるんだなぁ」と感慨深く見入りました。 twitter.com/haya2_jaxa/sta… (IES兄)
こどもの日に“なぜなに「はやぶさ2」何でも質問教室”を行います。高校生以下のみなさん、5月4日までにツイッターで質問をしてください。ハッシュタグ #haya2_QA と学年も書いてください。5月5日、13:30〜15:00にYouTubeで回答します。(協力:星空公団) YouTubeはこちら: youtu.be/-35PxU5Lxxs
ツイートしてもらった質問には、津田雄一、細田聡史、月崎竜童、吉川真の4人のはやぶさ2プロジェクトメンバーがYouTubeを通して回答します。ラジオの質問コーナーのような感じになるかと思います。さらに、“はやツー君”も参加しますので、はやツー君への質問もどうぞ。 twitter.com/haya2_jaxa/sta…