繻 鳳花(@shuhohka)さんの人気ツイート(リツイート順)

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毎度お世話様の羊皮紙工房さんから「思い切ってHPをリニューアルしました」とのことでさくっと拝見したんですが、『中世写本の彩色の種類』とか『羊皮紙をプリンタで印刷するには』とか、すでにエグイ情報満載だったので、ご興味ある方はご参考にどぞ(;'∀')。 公式サイト→ youhishi.com
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似たような事例として「日の入後の森には立ち入るな」という決まり事が昔の農村などではあったようでして、明かりなんぞそう容易く手にできなかった時代、何度も森に入っている人でも一度漆黒の森に入れば戻ってこれないのは確実だったので、警告として言い伝えられていたんじゃないかなと思います。
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11月の初め頃、南米では「死者の日」という大切な行事がありまして、必要不可欠な花として橙色のマリーゴールドが街を覆い尽くすほど飾られます。死者の花とも言われますが、太陽の力を持つとされ「魂が迷わず来られるように」という意味もあるようです。明るい花で出迎えるというのもまたよきですね。
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近所の果樹園にあるモクレンの花がほぼ満開になっていました。地面に咲く春の花々に目が行きがちですが、花をつける樹々も負けじと美しい姿に変わります。中でも純白のハクモクレンは春の到来を告げる木のひとつで、モクレンの種類の中でも「気高さ」という花言葉はハクモクレンだけが持つそうです。
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中世ヨーロッパの料理指南集に「スミレのポタージュ」なるレシピがあるんですが、これはアーモンドミルクと米粉、香辛料やイチジク・デーツなどを混ぜ合わせて煮詰め、最後にスミレの花を飾るというもの。オートミールっぽい、ほんわかな甘い味がしたんだと思います(多分)。
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#C100 新刊のご案内】 今のところ参加予定の夏コミ新刊「中世欧州のお魚本」、なんとか発行できそうです。お魚文化圏は意外と範囲が広いので、中世前後の時代モノも一部取り扱います。レシピはパイ・ソテー・スープなど。8/1(月)~期間限定で自前通販も行います。ご興味ございましたらぜひにどぞ♪
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今年の夏至は6/21(火)。イギリスのストーンヘンジでは、夏至と冬至に特別なお祝いをするんですが、昨今のアレコレ事情で急遽導入したライブ配信が今年もございます(今は現地参加も可能)。ここ数年は小雨か曇り気味なので、今年はよき日の出が見られるといいっすね。日本時間ではお昼頃~でっす。 twitter.com/EH_Stonehenge/…
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毎度お世話様の羊皮紙工房さんが今月末にご出版される新作ご本、「マジっこ羊皮紙」がおまけでついてくるんですが、<山羊皮>をお付けしているそうです(ご本人談)。完本で残っている彩色写本は高級な仔牛が多いんですが、山羊皮もけっこうな頻度で使われています。触り心地も若干異なるんですよん。
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中世ヨーロッパ料理の特徴の一つとして、野菜や果物は「くったくたに煮込むか焼くか」、いずれかの調理方法がほとんどであることが挙げられます。当時は「生野菜や生果物を食すると病気になる」と信じられていたようでして、実際ほとんどの料理指南集には、煮込むか焼くかの指示が入っています。
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5月は、多くの人々が喜んで迎え入れることができる季節です。眩しいほどの緑の森の姿が再び現れ森の果実や豊富な水が多く得られます。現在でもヨーロッパでは新緑の豊穣と春の訪れを称える「五月祭」が祝われていますが、昔から待ちわびた季節であったことは間違いないかなと思います。
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中世ヨーロッパなどの歴史料理に触れる際、「昔の食材は粗末なものが多いし、あんまり美味しくなさそう」というご意見を頂くんですが、時代が変われば各々の味覚も異なります。昔の人々にとって、記録に残る料理は最高のご馳走であったことに変わりはないので、その事実は大切にすべきだと思います。
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5/6の戴冠式で使われる植物一式が届いたそうで、素敵なお写真ツイートを引用ペタリ。イギリス国内で採集したものがメインだそうですが、北アイルランドやスコットランドのスカイ島から採った植物もあるのは意外でした。戴冠式を飾った花々は、終了後すべて慈善施設へ寄付されるそうです。 twitter.com/RMRussell29/st…
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中世ヨーロッパの修道院などで使われていた「蜜ロウキャンドルの光量」を簡単にご紹介。これ7~8年ぐらい前の自作蜜ロウキャンドルなんですが、中心は光が強い一方、30cmほど離れただけで暗闇に呑まれます。これぐらいの光量だったのであれば、ある意味写本書きの方は大変だったんでしょうねぇ(震)。
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近所のお庭に「深紅色の果実」ザクロがたわわに実っていて、秋の到来を改めて感じた今日この頃。ザクロは聖書における『七産物』のひとつで、大変古い歴史を持ちます。中世ヨーロッパでも、南欧の地域ではザクロを使った肉料理のレシピなどが残っています。添えるだけでも彩りある料理になります。
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春を感じる植物というと、ちいさなちいさな野生のイチゴ。現在のイチゴは大きくてジューシー、あまり季節を問わずにゲットできますが、野生のイチゴの最盛期は春から初夏頃です。中世ヨーロッパでも小さなイチゴを使った料理はあったので、昔は世間話をしながらたくさん摘んでいたのかもしれませんね。
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今年も早い時期からバラの開花が始まりました。中世ヨーロッパでも一応バラそのものはあったんですが、古代ローマの滅亡と共に「贅沢の象徴」とされ、一般人の目に触れないよう修道院の庭などでひっそりと咲き続けていたようです。中世後期になって、少しずつ花の女王としての地位が回復しました。
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中世ヨーロッパの生活文化のご本は、ここ最近すこーしずつ増えておりますが、ゆづか正成先生の「騎士譚は城壁の中に花ひらく」シリーズは、中世ヨーロッパなお料理をお勉強している者としては超絶優秀作品のひとつでして、本文がめっちゃよいのに加えてプチコラムも大変分かりやすいのでございます。
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ヨーロッパ各国でよくお見かけする旧市街のほそーい小路。場所によっては車も通れない小さな道も少なからずあります。地元の人が普通に住みつつも、ところどころに見える石造りの箇所は、もしかしたら数百年前となんら変わりない風景だったのかもしれないと思うと、一瞬時が巻き戻った感覚になります。
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久々に本屋さん巡りをしてたんですが、帝国書院さんの図説資料集「タペストリー」なるものを見つけたのでパラ見したら、超絶エグイ図解のオンパレードで即ゲット。各時代の食材事情とか通貨・文字の起源のこととかにも触れていたりと、タダの資料集じゃないですしコレ1000円以下ってなんすか(震)。
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こちらは今年2月に開催した羊皮紙工房さんの展示会のコレクション群なんですが、ド乾燥していたこともあって、軒並み羊皮紙製の写本がウネウネ&パキパキしておりました(加湿器最大にしてコレ)。ある程度湿気があればほぼまっすぐに戻るので、羊皮紙の取扱いは当時もけっこう大変だったと思います。
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中世ヨーロッパでも大変人気の高かった「青い石」。装飾品はもちろん、彩色写本にも顔料として使用されました。特に好まれたのが、深い青を纏うラピスラズリ。当時の明かりであった太陽光やろうそくの光に強く反応するそうで、無意識に深い青の世界に惹きこまれていくのも納得がいくような気がします。
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クリスマスの聖なる木・ヤドリギの姿が少しずつみられるようになりました。他の木に寄生して育つ「半寄生種」という、少し特殊な生態を持っています。昔から玄関や大広間にヤドリギを飾る風習があり、悪魔から家を守る力があると言われています。ヤドリギの枝1本でも強い力を持つと信じられています。
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中世ヨーロッパでも使われた食材で、さっぶい冬にぜひ食して頂きたいのが「西洋ネギ」ともいわれるリーキ。ど太いネギなんですが、加熱すると大変甘くなる性質をもっております。ぶつ切りにして冬かぶと一緒にコトコト煮込んだほっこりスープは、昔から愛されてきた素朴な一品でございます(美味)。
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中世ヨーロッパの肉の消費に関する項。「比較的裕福な人々は多くの肉を食べる」というイメージがありますが、現代におけるDNA鑑定等の科学的調査で、この説が一部覆る傾向にあります。時代によっては偏った食事ではなく、豆やチーズ、野菜などバランスよく食していた分析結果もでているようです。
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以前少し触れた「黒の時禱書」という魅惑ある羊皮紙の書物。15世紀頃にブルゴーニュ公国で作られたんですが、羊皮紙工房さんがレプリカを作られていました(相変わらずしゅげー)。羊皮紙工房さんによるこちらの解説は、フリーペーパー「四季便り」の最新号に載せる予定でございますー('▽')//。