繻 鳳花(@shuhohka)さんの人気ツイート(リツイート順)

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可愛らしい春の花々について、「妖精がいるかもしれないから、近づいたり触れてはダメよ」という話を稀に耳にします。花を大事にするというのもあるんですが、そんな話がくっついてくる花は大方有毒だったりするので、オブラートに包まれた話でも、言いつけは素直に守った方がよいかと思います。
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ドイツにあるウルム博物館で、絵画に描かれた「香り」を再現して一緒に観賞するという、嗅覚に特化したガイドツアーを昨年から行っているそうで、個人的にめちゃくちゃ参加希望。単純なイメージした香りではなく、その絵画に描かれた庭園や地獄、果物や花の香りを体感するというものみたいです。
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タペストリー集「貴婦人と一角獣」が所蔵されているフランス・クリュニー中世美術館が、改装工事などのながーいお休みを経て5/12から再開するそうです(超絶行きたい)。公式アカウントの賑やかさもすんごいんですけど、一角獣とかもウエーイって感じで、なんか見ていて楽しいです(*^_^*)↓。 twitter.com/museecluny/sta…
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朝晩ひんやーりな時期、こんな時は中世ヨーロッパのホットドリンク「ラムズウール」はいかがでしょう?りんごサイダーかシードルを温めて、ざっくりと切ったリンゴを加え、ショウガと生クリームを入れれば身体もポッカポカ。拙著「中世ヨーロッパのレシピ(新紀元社)」に作り方ございます。ぜひぜひ。
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中世ヨーロッパを生きた騎士たちは、永遠の忠誠を誓った貴婦人が身に着けた装飾品をしのばせながら戦いに赴いたという話をよく聞きます。必ず主の元に戻る保証がなかった時代、今も発掘される当時の遺品には、最後まで忠誠を貫いた「名も知れぬ騎士たち」の思いが今も刻まれているように見えます。
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妖精は昔も今も日常のどこかにいて、人の目には見えなくてもその痕跡を残すことがあるんだ、と思うようにしています。木の幹に苔が突然生えたり、一粒だけベリーがあったり、いつもの散歩道に見ない花が突然咲いていたり。今日はソコにいるんかのー?と、なんとなく思い描くのも、またよきな感じです。
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「奥深い森に突然青い絨毯が現れたら、それは春の精霊の到来だ。」こんな伝承が今でもどこかで残っているかもしれないと思うほど美しいブルーベルの花。4月頃から一気に花開くため、「春の使者」ともいわれます。写真映えにはもってこいなんですが、見つけても立ち入りは控えた方がよいでしょう。
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【代理でお知らせ】 毎度お世話様の羊皮紙研究のスペシャリスト・羊皮紙工房さんが新刊を出されます。8月末刊行予定ですが、内容としては羊皮紙づくりのノウハウ、中世欧州の彩色写本から歴史上における羊皮紙の辞め時(ってナニ?)など、だいぶ分かりやすい感じっぽいです。ガチ羊皮紙のおまけつき♪
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高貴な香りを纏うニオイスミレ。中世ヨーロッパではスープ類に入るポタージュのメニューとして、当時の記録が残るほど珍重されました。スミレの花の精油も大変人気が高かったんですが、いかんせん大量の花を摘んでも僅かしか精製できず、現在でもめっちゃ高価(&希少)。多くの偉人に愛された花です。
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西洋ファンタジーの世界でも多く描写されるコトコト煮込んだスープの項。中世ヨーロッパでもスープ(シチュー)は主だった料理のひとつですが、再現的にお出しするものは塩気がほぼなく、野菜の甘味が強い質素な味がほとんどです。これは塩の入手が当時難しかったことが主な背景に挙げられます。
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図書館というと、本が書棚にずららーっとあるイメージですが、昔は「知を共有せし場」として記録物を保管するだけではなく、様々な情報交換や交流の場としても使われたそうです。時には来賓を迎えたり、研究発表の場にしたり。形は変われど、現在でも同様の光景がみられるのはいいなー、と思いました。
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イギリス各地のなだらかな丘陵地帯は、今では憧れー♪な雰囲気ですが、中世ヨーロッパでは「数々の戦争の舞台」でもあったところも多かったと思います。高い山がなく、見晴らしがよい地帯にかつて数千人の兵士達が闊歩していたかと思うと、少し不思議な気分になります。静けさの中に歴史ありかなーと。
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小さい頃に見た「積みあがったお菓子のショーケース」にめっちゃ憧れたことがありまして、大人になってからも海外のお店巡りの際はふらっと立ち寄っちゃうクセが抜けず。一見雑多な置き方をしてますが、ある意味すごい技術かと。昔もこんな「魅せる売り方」をしていたのかも?です(涎 (*''▽''))。
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世界はアレなコレで大変ですが、今年もガッツリやりますこの「行事」。超絶本気モードで「例のご一行様」をレーダーで追跡していきます。現在おうちを出て北欧の上、北グリーンランド海あたりにいるみたいでっす。「使用年数」なんぞ、もう歴史クラスタ歓喜じゃないかとコレ(*^-^*)↓ twitter.com/shuhohka/statu…
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ローズマリーの花は、中世ヨーロッパにおける「魔除けの花」であると共に「弔いの花」でもありました。火にくべた時の森林を纏う香りは、長い時間が過ぎても薄らぐことはそうありません。現世に残された人々に『過去の栄光を忘れないでほしい』というメッセージをつづっているように思えます。
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西洋ファンタジー小説や漫画などで、こういうごっつい本の描写シーンをある程度お見かけするんですが、そもそも「羊皮紙が湿気次第でぐんにょり曲がってしまう恐れがあるため」、それらを抑えるための役割もあるんです。詳しい説明は新作のご本にも書いているそうなので、そちらも読んで頂ければ。
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以前、「神書籍キター!」と叫びまくっていた1冊。すでに手元にあるんですが、原稿編集で手一杯のため、1日数ページずつ拝読しております。おススメポイントなどは後日また改めて書きますが、中世ヨーロッパの食に関する挿絵の収録数や説明、レシピ集のラインナップはまじっこ素晴らしいと思います。
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戴冠式の招待状。改めてよぉーく見ると、5月を象徴するグリーンマンや野いちご・矢車菊・テューダーローズ・アザミ・ブルーベル・魔を退けるオークやサンザシ、ローズマリーの枝などがギュギュッと詰められていて、ほぼ中世にもあったシリーズやーん!と、1人でテンションダダ上がり中です(//∇//)。 twitter.com/royalfamily/st…
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以前、イギリス某地方のスーパーで見つけたりんごのちっこさ+酸味の強さに、顎が外れるほど驚いたことがあります。日本の大きめ&甘いりんごが世界基準だと思っていたので、それまで違和感があった「中世ヨーロッパ料理のりんごの使い方」の一つの回答が導かれた時の感動は、今でもよく覚えています。
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5月頃になると、真っ白なエルダーフラワーを使った中世ヨーロッパ版チーズケーキ「サンボケード」を焼く機会が増えていきます。エルダーフラワーの花とリコッタチーズを焼き上げたもので、今でも十分お出しできる、ほんわか甘い味が特徴です。今年も焼ければいいなー、と白花の成長を見守っています。
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海外のファンタジー系料理レシピ集で、めっさオススメ&内容秀逸なのがこちらの2冊。それぞれの世界観を保ちつつ、日本でも比較的ゲットできる食材構成となっております。左のご本はどちらかというとファンタジー飯寄り、右のご本は中世ヨーロッパ料理寄りな感じかなー?と思いまっす( ・∇・)。
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たまーにポツポツ呟いているんですが、中世ヨーロッパをはじめとした歴史料理を試作する上で多少困ったちゃんなのが「日本の果物・美味すぎる問題」。日本の品種改良技術が高度なのか、何食べても甘くて美味しいんですよね。日本の果物や野菜を使った味の微調整って意外と大変なんでっす(/ω\)。
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「中世ヨーロッパの婦人向け整髪料」なるレシピを発見しまして、思わず内容ガン読み。ドライローズとクローブなどの香りがよいスパイス、ローズウォーターを使っていました。髪にふりかけるととてもよい香りがしたそうですが、ご高齢の方のご意見曰く「クリスマスクッキーの香りね」とのこと(納得)。
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「桜の花が散る頃、淡紫色の藤の花の息吹が聞こえ始める」といいますが、今年もかなり早いペースで咲き始めています。ヨーロッパでも大変人気のある花で、家や教会、修道院の壁の横で育てることが比較的多いようです。天から垂れ下がる美しい光景を、天国の情景と重ねる方が未だに多いのも頷けます。
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神聖な力をもつとされる薬草は昔から多々ありますが、小さな花穂をつけるバーべインは、かつては強い力をもっていたと信じられていました。「現世と異界の入口を清める薬草」ともいわれ、古代ローマやケルトでは儀式を執り行う上で重要だったとされます。中世でも魔除けに使っていたみたいです。