繻 鳳花(@shuhohka)さんの人気ツイート(古い順)

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中世ヨーロッパでも大変人気の高かった「青い石」。装飾品はもちろん、彩色写本にも顔料として使用されました。特に好まれたのが、深い青を纏うラピスラズリ。当時の明かりであった太陽光やろうそくの光に強く反応するそうで、無意識に深い青の世界に惹きこまれていくのも納得がいくような気がします。
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中世ヨーロッパでも使われた食材で、さっぶい冬にぜひ食して頂きたいのが「西洋ネギ」ともいわれるリーキ。ど太いネギなんですが、加熱すると大変甘くなる性質をもっております。ぶつ切りにして冬かぶと一緒にコトコト煮込んだほっこりスープは、昔から愛されてきた素朴な一品でございます(美味)。
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たまーにポツポツ呟いているんですが、中世ヨーロッパをはじめとした歴史料理を試作する上で多少困ったちゃんなのが「日本の果物・美味すぎる問題」。日本の品種改良技術が高度なのか、何食べても甘くて美味しいんですよね。日本の果物や野菜を使った味の微調整って意外と大変なんでっす(/ω\)。
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今年もやってきました「全力でサンタさんご一行をガチモードで追跡する」NORADサンタプログラム。こちら、50年以上前から毎年行っている由緒あるものでございます。カナダ空軍は今回もモリモリ準備中みたいですね(てかそのオフィス環境も最高っす (*´▽`*))↓。 twitter.com/RCAF_ARC/statu…
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中世ヨーロッパの料理指南書によく登場する果物はなんじゃらほい?な疑問ですが、ダントツトップなのが全時代において万能選手(たぶん)のりんご、ついでマルメロ(西洋かりん)・洋梨あたりかと思われます。いちごやぶどうも当時ありましたが、料理の食材としての利用は少なかった気がします。
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ドイツにあるウルム博物館で、絵画に描かれた「香り」を再現して一緒に観賞するという、嗅覚に特化したガイドツアーを昨年から行っているそうで、個人的にめちゃくちゃ参加希望。単純なイメージした香りではなく、その絵画に描かれた庭園や地獄、果物や花の香りを体感するというものみたいです。
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ウルム博物館の公式ツイートから引用ペタリ。例えば、ポマンダーという昔の香りつき魔除けを描いた絵画があるんですが、そのポマンダーの香りを当時の記録を元に調合再現して、当時こうであったと推測される香りを嗅ぎながら作品を鑑賞するといったもののようです。 twitter.com/museum_ulm/sta…
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久々に本屋さん巡りをしてたんですが、帝国書院さんの図説資料集「タペストリー」なるものを見つけたのでパラ見したら、超絶エグイ図解のオンパレードで即ゲット。各時代の食材事情とか通貨・文字の起源のこととかにも触れていたりと、タダの資料集じゃないですしコレ1000円以下ってなんすか(震)。
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イタリア・アッシジにあるフランチェスコ聖堂では大雪がモッサリ降っている中、全力でウルトラヒャッハーする所属修道士の方々(たぶん)の雪遊びの光景に心躍らせてます。中世の頃も、もしかしたらこんな光景あったかと思うと胸熱っすというかそこに混ざりたいっす( ・∇・)↓。 twitter.com/francescoassis…
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クリスマスから数えて40日後にあたる2/2は、キャンドルマス(聖燭祭)というカトリックの祝日で、家中のすべてのキャンドルを灯す風習がありますが、同日にクレープを美味しく頂戴する「クレープの日」でもあります。太陽のように黄金色に焼けた小麦の賜物、この日に頂いてみるのはいかがでしょう?
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西洋の歴史料理にご興味を持たれる方が少しずつ増えているようで大歓喜なんですが、心の片隅に留めて頂けると嬉しいナー、と思っているのが「時代の味覚の変化」。現代人が好む味と数百年前の人々が好む味はかなり異なります。今は不味くても、昔の人々にとってはご馳走だったものも多かったんです。
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毎度お世話様の羊皮紙工房さんから「思い切ってHPをリニューアルしました」とのことでさくっと拝見したんですが、『中世写本の彩色の種類』とか『羊皮紙をプリンタで印刷するには』とか、すでにエグイ情報満載だったので、ご興味ある方はご参考にどぞ(;'∀')。 公式サイト→ youhishi.com
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中世ヨーロッパの料理指南集に「スミレのポタージュ」なるレシピがあるんですが、これはアーモンドミルクと米粉、香辛料やイチジク・デーツなどを混ぜ合わせて煮詰め、最後にスミレの花を飾るというもの。オートミールっぽい、ほんわかな甘い味がしたんだと思います(多分)。
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とある図録を読んでたら、大好きな「貴婦人と一角獣」のタペストリーに使われた色の解説がありました。不思議と引き寄せられるような淡い赤色は「西洋茜(せいようあかね)」を染めた毛糸を使っているそうです。茜は日本でも古来から使われていた色なので、なんとなく親近感が湧いてきます。
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春を感じる植物というと、ちいさなちいさな野生のイチゴ。現在のイチゴは大きくてジューシー、あまり季節を問わずにゲットできますが、野生のイチゴの最盛期は春から初夏頃です。中世ヨーロッパでも小さなイチゴを使った料理はあったので、昔は世間話をしながらたくさん摘んでいたのかもしれませんね。
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近所の果樹園にあるモクレンの花がほぼ満開になっていました。地面に咲く春の花々に目が行きがちですが、花をつける樹々も負けじと美しい姿に変わります。中でも純白のハクモクレンは春の到来を告げる木のひとつで、モクレンの種類の中でも「気高さ」という花言葉はハクモクレンだけが持つそうです。
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「奥深い森に突然青い絨毯が現れたら、それは春の精霊の到来だ。」こんな伝承が今でもどこかで残っているかもしれないと思うほど美しいブルーベルの花。4月頃から一気に花開くため、「春の使者」ともいわれます。写真映えにはもってこいなんですが、見つけても立ち入りは控えた方がよいでしょう。
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なんで行かない方がいいの?という理由のひとつはフェアリードクターが解説しておりますのでこちらもご参照下さいませ。美しい花たるもの、遠くからそっと愛でるのが一番よきかと存じます('▽')。 twitter.com/bardoffairyhil…
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5月頃になると、真っ白なエルダーフラワーを使った中世ヨーロッパ版チーズケーキ「サンボケード」を焼く機会が増えていきます。エルダーフラワーの花とリコッタチーズを焼き上げたもので、今でも十分お出しできる、ほんわか甘い味が特徴です。今年も焼ければいいなー、と白花の成長を見守っています。
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可愛らしい春の花々について、「妖精がいるかもしれないから、近づいたり触れてはダメよ」という話を稀に耳にします。花を大事にするというのもあるんですが、そんな話がくっついてくる花は大方有毒だったりするので、オブラートに包まれた話でも、言いつけは素直に守った方がよいかと思います。
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似たような事例として「日の入後の森には立ち入るな」という決まり事が昔の農村などではあったようでして、明かりなんぞそう容易く手にできなかった時代、何度も森に入っている人でも一度漆黒の森に入れば戻ってこれないのは確実だったので、警告として言い伝えられていたんじゃないかなと思います。
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ヨーロッパ各国でよくお見かけする旧市街のほそーい小路。場所によっては車も通れない小さな道も少なからずあります。地元の人が普通に住みつつも、ところどころに見える石造りの箇所は、もしかしたら数百年前となんら変わりない風景だったのかもしれないと思うと、一瞬時が巻き戻った感覚になります。
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以前から何度かお伝えしているんですが、料理たるもの、現代と数百年前では食材の質も異なれば人々が好む味もかなり違います。現代では受け入れがたい味でも、昔の人々にとってはまたとないご馳走だったこともあるというのは、ほんのちょっとばかし気にかけて頂けると嬉しいなー、と思います。
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以前、イギリス某地方のスーパーで見つけたりんごのちっこさ+酸味の強さに、顎が外れるほど驚いたことがあります。日本の大きめ&甘いりんごが世界基準だと思っていたので、それまで違和感があった「中世ヨーロッパ料理のりんごの使い方」の一つの回答が導かれた時の感動は、今でもよく覚えています。
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りんごの種類は圧倒的にヨーロッパの方が多いもんでして、料理用のりんご(酸味多い)と、すぐ食べられるりんご(甘味あり)に分かれていることが普通、というところも少なくありません。りんごを使った中世ヨーロッパ料理は専ら酸味が強い品種を探すんですが、現地だと楽でいいですね(羨ましい)。