繻 鳳花(@shuhohka)さんの人気ツイート(新しい順)

76
中世ヨーロッパの生活文化のご本は、ここ最近すこーしずつ増えておりますが、ゆづか正成先生の「騎士譚は城壁の中に花ひらく」シリーズは、中世ヨーロッパなお料理をお勉強している者としては超絶優秀作品のひとつでして、本文がめっちゃよいのに加えてプチコラムも大変分かりやすいのでございます。
77
春のわずかな時期のみ咲くニオイスミレ。小さいながらも高貴な香りを纏い、遥か古の時代から多くの王侯貴族に愛されました。精油や香水の精製には、莫大な数の花を摘まなければならないので、現代でも天然香料の場合、とても高価な値段となります。「淡い紫の色は王の色」というのも分かる気がします。
78
大きな不安を抱えると、無意識に生活に対する意欲が低下しがちになります。古の時代、治癒に携わった人々は「邪悪な精霊の仕業」として、闇の力に屈しないよう少しでも食事をとること、夜が訪れる前に寝床に向かうことが必要であると諭していました。コレ現在でも十分通用する事でございます(真顔)。
79
眠りから目覚めた春の花たちが一斉に咲き誇る季節ですが、「触れてはならない花」というのが一部言い伝えで残っていることがあります。その理由はさまざまですが、昔から『花を摘むこと』は時に幸せを運び、時に不幸をもたらす行為であることは、ほんの少しだけ気にした方がいいかもしれません。
80
西洋ファンタジーの世界でも多く描写されるコトコト煮込んだスープの項。中世ヨーロッパでもスープ(シチュー)は主だった料理のひとつですが、再現的にお出しするものは塩気がほぼなく、野菜の甘味が強い質素な味がほとんどです。これは塩の入手が当時難しかったことが主な背景に挙げられます。
81
中世ヨーロッパを生きた騎士たちは、永遠の忠誠を誓った貴婦人が身に着けた装飾品をしのばせながら戦いに赴いたという話をよく聞きます。必ず主の元に戻る保証がなかった時代、今も発掘される当時の遺品には、最後まで忠誠を貫いた「名も知れぬ騎士たち」の思いが今も刻まれているように見えます。
82
世界はアレなコレで大変ですが、今年もガッツリやりますこの「行事」。超絶本気モードで「例のご一行様」をレーダーで追跡していきます。現在おうちを出て北欧の上、北グリーンランド海あたりにいるみたいでっす。「使用年数」なんぞ、もう歴史クラスタ歓喜じゃないかとコレ(*^-^*)↓ twitter.com/shuhohka/statu…
83
朝晩ひんやーりな時期、こんな時は中世ヨーロッパのホットドリンク「ラムズウール」はいかがでしょう?りんごサイダーかシードルを温めて、ざっくりと切ったリンゴを加え、ショウガと生クリームを入れれば身体もポッカポカ。拙著「中世ヨーロッパのレシピ(新紀元社)」に作り方ございます。ぜひぜひ。
84
妖精は昔も今も日常のどこかにいて、人の目には見えなくてもその痕跡を残すことがあるんだ、と思うようにしています。木の幹に苔が突然生えたり、一粒だけベリーがあったり、いつもの散歩道に見ない花が突然咲いていたり。今日はソコにいるんかのー?と、なんとなく思い描くのも、またよきな感じです。
85
小さい頃に見た「積みあがったお菓子のショーケース」にめっちゃ憧れたことがありまして、大人になってからも海外のお店巡りの際はふらっと立ち寄っちゃうクセが抜けず。一見雑多な置き方をしてますが、ある意味すごい技術かと。昔もこんな「魅せる売り方」をしていたのかも?です(涎 (*''▽''))。
86
高貴な香りを纏うニオイスミレ。中世ヨーロッパではスープ類に入るポタージュのメニューとして、当時の記録が残るほど珍重されました。スミレの花の精油も大変人気が高かったんですが、いかんせん大量の花を摘んでも僅かしか精製できず、現在でもめっちゃ高価(&希少)。多くの偉人に愛された花です。
87
図書館というと、本が書棚にずららーっとあるイメージですが、昔は「知を共有せし場」として記録物を保管するだけではなく、様々な情報交換や交流の場としても使われたそうです。時には来賓を迎えたり、研究発表の場にしたり。形は変われど、現在でも同様の光景がみられるのはいいなー、と思いました。
88
イギリス各地のなだらかな丘陵地帯は、今では憧れー♪な雰囲気ですが、中世ヨーロッパでは「数々の戦争の舞台」でもあったところも多かったと思います。高い山がなく、見晴らしがよい地帯にかつて数千人の兵士達が闊歩していたかと思うと、少し不思議な気分になります。静けさの中に歴史ありかなーと。