繻 鳳花(@shuhohka)さんの人気ツイート(新しい順)

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中世ヨーロッパの料理指南集に「スミレのポタージュ」なるレシピがあるんですが、これはアーモンドミルクと米粉、香辛料やイチジク・デーツなどを混ぜ合わせて煮詰め、最後にスミレの花を飾るというもの。オートミールっぽい、ほんわかな甘い味がしたんだと思います(多分)。
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毎度お世話様の羊皮紙工房さんから「思い切ってHPをリニューアルしました」とのことでさくっと拝見したんですが、『中世写本の彩色の種類』とか『羊皮紙をプリンタで印刷するには』とか、すでにエグイ情報満載だったので、ご興味ある方はご参考にどぞ(;'∀')。 公式サイト→ youhishi.com
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西洋の歴史料理にご興味を持たれる方が少しずつ増えているようで大歓喜なんですが、心の片隅に留めて頂けると嬉しいナー、と思っているのが「時代の味覚の変化」。現代人が好む味と数百年前の人々が好む味はかなり異なります。今は不味くても、昔の人々にとってはご馳走だったものも多かったんです。
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クリスマスから数えて40日後にあたる2/2は、キャンドルマス(聖燭祭)というカトリックの祝日で、家中のすべてのキャンドルを灯す風習がありますが、同日にクレープを美味しく頂戴する「クレープの日」でもあります。太陽のように黄金色に焼けた小麦の賜物、この日に頂いてみるのはいかがでしょう?
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イタリア・アッシジにあるフランチェスコ聖堂では大雪がモッサリ降っている中、全力でウルトラヒャッハーする所属修道士の方々(たぶん)の雪遊びの光景に心躍らせてます。中世の頃も、もしかしたらこんな光景あったかと思うと胸熱っすというかそこに混ざりたいっす( ・∇・)↓。 twitter.com/francescoassis…
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久々に本屋さん巡りをしてたんですが、帝国書院さんの図説資料集「タペストリー」なるものを見つけたのでパラ見したら、超絶エグイ図解のオンパレードで即ゲット。各時代の食材事情とか通貨・文字の起源のこととかにも触れていたりと、タダの資料集じゃないですしコレ1000円以下ってなんすか(震)。
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ウルム博物館の公式ツイートから引用ペタリ。例えば、ポマンダーという昔の香りつき魔除けを描いた絵画があるんですが、そのポマンダーの香りを当時の記録を元に調合再現して、当時こうであったと推測される香りを嗅ぎながら作品を鑑賞するといったもののようです。 twitter.com/museum_ulm/sta…
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ドイツにあるウルム博物館で、絵画に描かれた「香り」を再現して一緒に観賞するという、嗅覚に特化したガイドツアーを昨年から行っているそうで、個人的にめちゃくちゃ参加希望。単純なイメージした香りではなく、その絵画に描かれた庭園や地獄、果物や花の香りを体感するというものみたいです。
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中世ヨーロッパの料理指南書によく登場する果物はなんじゃらほい?な疑問ですが、ダントツトップなのが全時代において万能選手(たぶん)のりんご、ついでマルメロ(西洋かりん)・洋梨あたりかと思われます。いちごやぶどうも当時ありましたが、料理の食材としての利用は少なかった気がします。
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今年もやってきました「全力でサンタさんご一行をガチモードで追跡する」NORADサンタプログラム。こちら、50年以上前から毎年行っている由緒あるものでございます。カナダ空軍は今回もモリモリ準備中みたいですね(てかそのオフィス環境も最高っす (*´▽`*))↓。 twitter.com/RCAF_ARC/statu…
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たまーにポツポツ呟いているんですが、中世ヨーロッパをはじめとした歴史料理を試作する上で多少困ったちゃんなのが「日本の果物・美味すぎる問題」。日本の品種改良技術が高度なのか、何食べても甘くて美味しいんですよね。日本の果物や野菜を使った味の微調整って意外と大変なんでっす(/ω\)。
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中世ヨーロッパでも使われた食材で、さっぶい冬にぜひ食して頂きたいのが「西洋ネギ」ともいわれるリーキ。ど太いネギなんですが、加熱すると大変甘くなる性質をもっております。ぶつ切りにして冬かぶと一緒にコトコト煮込んだほっこりスープは、昔から愛されてきた素朴な一品でございます(美味)。
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中世ヨーロッパでも大変人気の高かった「青い石」。装飾品はもちろん、彩色写本にも顔料として使用されました。特に好まれたのが、深い青を纏うラピスラズリ。当時の明かりであった太陽光やろうそくの光に強く反応するそうで、無意識に深い青の世界に惹きこまれていくのも納得がいくような気がします。
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1人で勝手に決めている「中世欧州三大スパイス」はシナモン・クローブ・ジンジャーですが、これから寒くなる冬シーズンにはもってこいの食材でして、いずれも身体を温める要素があると、当時も認識されていたようです。ヨーロッパのクリスマス菓子ってこの3種類のスパイスがだいたい入ってますしね。
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古い時代に原点があったとされる万霊節の必須食材・ソウルケーキ(Soul cake)。ケーキとゆーてますが、今のふわふわ系じゃなくて、クッキー系のことを指します。十字の切れ目を入れるのと、芳ばしいスパイスやレーズンを加えるのが特徴です。多くの魂に祈りを捧げるために必要でございます。
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11月の初め頃、南米では「死者の日」という大切な行事がありまして、必要不可欠な花として橙色のマリーゴールドが街を覆い尽くすほど飾られます。死者の花とも言われますが、太陽の力を持つとされ「魂が迷わず来られるように」という意味もあるようです。明るい花で出迎えるというのもまたよきですね。
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クリスマスの聖なる木・ヤドリギの姿が少しずつみられるようになりました。他の木に寄生して育つ「半寄生種」という、少し特殊な生態を持っています。昔から玄関や大広間にヤドリギを飾る風習があり、悪魔から家を守る力があると言われています。ヤドリギの枝1本でも強い力を持つと信じられています。
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遥か昔に絶滅したと思われる幻の食材「シルフィウム」に関するレポートをペタリ。これ、前からめっちゃ気になっていたんですが(断定はできないものの)、解析研究の一端になるだけでも有難い情報でございます。シルフィウムを使った古代ローマ料理検証もありますです。 natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/22/0…
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近所のお庭に「深紅色の果実」ザクロがたわわに実っていて、秋の到来を改めて感じた今日この頃。ザクロは聖書における『七産物』のひとつで、大変古い歴史を持ちます。中世ヨーロッパでも、南欧の地域ではザクロを使った肉料理のレシピなどが残っています。添えるだけでも彩りある料理になります。
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ここ最近、出先で中世ヨーロッパ的なタルトなどを作る機会を多く頂いておりますが、「現代のパイのイメージを持たないように」と、事前に必ずお伝えしています。昔と今の食材も違えば、食感も味も想像以上に異なります。当時の諸事情を前もって説明するのも、作り手の責務だと個人的には思っています。
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魔を退けるローズマリー、一途の愛の象徴マートル、古の神木といわれるオーク。他の花々も含め、永遠の旅路にふさわしい、大変美しいリースだと思いました。 twitter.com/RoyalFamily/st…
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エリザベス女王の棺の上にある白い花のリースは、最期の時を過ごしたバルモラル城で摘まれた花々とのこと。中世ヨーロッパでも、愛しい人が旅立つ日に近くの花園で摘んだ花をそっと渡したとされます。「この地で共に紡いだ思い出を忘れないで欲しい」という願いが込められていたのかもしれないです。
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ヨーロッパのクリスマス料理やお菓子は、クローブやシナモンなどを使った種類が大変多いもんでして、中世でもだいたい同じ感じです。かのエリザベス1世もクローブの香りが大好きで、粒を髪にさしていたともいわれているので、ツンとくるスパイスの香りは当時ご婦人方の間でも流行ってたんでしょうね。
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「中世ヨーロッパの婦人向け整髪料」なるレシピを発見しまして、思わず内容ガン読み。ドライローズとクローブなどの香りがよいスパイス、ローズウォーターを使っていました。髪にふりかけるととてもよい香りがしたそうですが、ご高齢の方のご意見曰く「クリスマスクッキーの香りね」とのこと(納得)。
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神聖な力をもつとされる薬草は昔から多々ありますが、小さな花穂をつけるバーべインは、かつては強い力をもっていたと信じられていました。「現世と異界の入口を清める薬草」ともいわれ、古代ローマやケルトでは儀式を執り行う上で重要だったとされます。中世でも魔除けに使っていたみたいです。