繻 鳳花(@shuhohka)さんの人気ツイート(いいね順)

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とある図録を読んでたら、大好きな「貴婦人と一角獣」のタペストリーに使われた色の解説がありました。不思議と引き寄せられるような淡い赤色は「西洋茜(せいようあかね)」を染めた毛糸を使っているそうです。茜は日本でも古来から使われていた色なので、なんとなく親近感が湧いてきます。
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久々に本屋さん巡りをしてたんですが、帝国書院さんの図説資料集「タペストリー」なるものを見つけたのでパラ見したら、超絶エグイ図解のオンパレードで即ゲット。各時代の食材事情とか通貨・文字の起源のこととかにも触れていたりと、タダの資料集じゃないですしコレ1000円以下ってなんすか(震)。
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#C100 新刊のご案内】 今のところ参加予定の夏コミ新刊「中世欧州のお魚本」、なんとか発行できそうです。お魚文化圏は意外と範囲が広いので、中世前後の時代モノも一部取り扱います。レシピはパイ・ソテー・スープなど。8/1(月)~期間限定で自前通販も行います。ご興味ございましたらぜひにどぞ♪
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エリザベス女王の棺の上にある白い花のリースは、最期の時を過ごしたバルモラル城で摘まれた花々とのこと。中世ヨーロッパでも、愛しい人が旅立つ日に近くの花園で摘んだ花をそっと渡したとされます。「この地で共に紡いだ思い出を忘れないで欲しい」という願いが込められていたのかもしれないです。
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次の同人誌新作「修道院のお菓子食べ比べ本(めっちゃ仮題)」の資料集めや実物試作に少しずつ着手中。修道院のお菓子は、材料や作り方は昔からほぼ変わらずなんですが、作り手によって食感などが変わってきます。お国毎に好みの味もあるので、そのあたりもうまく比較できればいいなーと考えてます。
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春のわずかな時期のみ咲くニオイスミレ。小さいながらも高貴な香りを纏い、遥か古の時代から多くの王侯貴族に愛されました。精油や香水の精製には、莫大な数の花を摘まなければならないので、現代でも天然香料の場合、とても高価な値段となります。「淡い紫の色は王の色」というのも分かる気がします。
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のどかな農村で「この土地は立入不可」な看板を見かけることがあります。写真映えする風景が好まれる現代では、外部の人がなかなかその掟を守らない傾向が見受けられます。先祖たちから伝えられた「土地の掟」は、今昔を問わず遵守すべきですし、なによりも荒らしてはいけない領域とも思っています。
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以前少し触れた「黒の時禱書」という魅惑ある羊皮紙の書物。15世紀頃にブルゴーニュ公国で作られたんですが、羊皮紙工房さんがレプリカを作られていました(相変わらずしゅげー)。羊皮紙工房さんによるこちらの解説は、フリーペーパー「四季便り」の最新号に載せる予定でございますー('▽')//。
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ヨーロッパのクリスマス料理やお菓子は、クローブやシナモンなどを使った種類が大変多いもんでして、中世でもだいたい同じ感じです。かのエリザベス1世もクローブの香りが大好きで、粒を髪にさしていたともいわれているので、ツンとくるスパイスの香りは当時ご婦人方の間でも流行ってたんでしょうね。
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眠りから目覚めた春の花たちが一斉に咲き誇る季節ですが、「触れてはならない花」というのが一部言い伝えで残っていることがあります。その理由はさまざまですが、昔から『花を摘むこと』は時に幸せを運び、時に不幸をもたらす行為であることは、ほんの少しだけ気にした方がいいかもしれません。
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中世ヨーロッパでも使われた食材で、さっぶい冬にぜひ食して頂きたいのが「西洋ネギ」ともいわれるリーキ。ど太いネギなんですが、加熱すると大変甘くなる性質をもっております。ぶつ切りにして冬かぶと一緒にコトコト煮込んだほっこりスープは、昔から愛されてきた素朴な一品でございます(美味)。
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りんごの種類は圧倒的にヨーロッパの方が多いもんでして、料理用のりんご(酸味多い)と、すぐ食べられるりんご(甘味あり)に分かれていることが普通、というところも少なくありません。りんごを使った中世ヨーロッパ料理は専ら酸味が強い品種を探すんですが、現地だと楽でいいですね(羨ましい)。
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毎度お世話様の羊皮紙工房さんが今月末にご出版される新作ご本、「マジっこ羊皮紙」がおまけでついてくるんですが、<山羊皮>をお付けしているそうです(ご本人談)。完本で残っている彩色写本は高級な仔牛が多いんですが、山羊皮もけっこうな頻度で使われています。触り心地も若干異なるんですよん。
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おはようございます。本日より8月、THE 夏です!(だいぶあっちぃですが)この月はケルトのお祭り「ルーナサ」、中世ヨーロッパでも「ラマス祭」という、いずれも大地の豊穣を祝うお祭りがございました。大地から得られし麦や多くの収穫物への感謝は常日頃から大事ですねん。今月もよしなにどうぞ。
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遥か昔に絶滅したと思われる幻の食材「シルフィウム」に関するレポートをペタリ。これ、前からめっちゃ気になっていたんですが(断定はできないものの)、解析研究の一端になるだけでも有難い情報でございます。シルフィウムを使った古代ローマ料理検証もありますです。 natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/22/0…
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中世ヨーロッパの料理指南書によく登場する果物はなんじゃらほい?な疑問ですが、ダントツトップなのが全時代において万能選手(たぶん)のりんご、ついでマルメロ(西洋かりん)・洋梨あたりかと思われます。いちごやぶどうも当時ありましたが、料理の食材としての利用は少なかった気がします。
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1人で勝手に決めている「中世欧州三大スパイス」はシナモン・クローブ・ジンジャーですが、これから寒くなる冬シーズンにはもってこいの食材でして、いずれも身体を温める要素があると、当時も認識されていたようです。ヨーロッパのクリスマス菓子ってこの3種類のスパイスがだいたい入ってますしね。
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ウルム博物館の公式ツイートから引用ペタリ。例えば、ポマンダーという昔の香りつき魔除けを描いた絵画があるんですが、そのポマンダーの香りを当時の記録を元に調合再現して、当時こうであったと推測される香りを嗅ぎながら作品を鑑賞するといったもののようです。 twitter.com/museum_ulm/sta…
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毎度お世話様の羊皮紙工房さんから「思い切ってHPをリニューアルしました」とのことでさくっと拝見したんですが、『中世写本の彩色の種類』とか『羊皮紙をプリンタで印刷するには』とか、すでにエグイ情報満載だったので、ご興味ある方はご参考にどぞ(;'∀')。 公式サイト→ youhishi.com
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今年の夏至は6/21(火)。イギリスのストーンヘンジでは、夏至と冬至に特別なお祝いをするんですが、昨今のアレコレ事情で急遽導入したライブ配信が今年もございます(今は現地参加も可能)。ここ数年は小雨か曇り気味なので、今年はよき日の出が見られるといいっすね。日本時間ではお昼頃~でっす。 twitter.com/EH_Stonehenge/…
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「海の雫」という名前を持つローズマリーは、古来より魔除けの他に、弔いの際に捧げるハーブとしても使われました。「記憶と思い出」の象徴でもあるため、『現世から旅立つ大事な人を忘れない』という意味を込めて、一人一枝ずつ棺に入れていたそうです。姿はなけれど、心の中には生き続けています。
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毎度お世話様の羊皮紙のスペシャリスト・羊皮紙工房さんの公式サイトは、所蔵羊皮紙コレクションなどの紹介以外にも、パピルス紙の作り方を実際に写真つきで紹介されているので、ご興味ある方は下記サイトからポチっとどうぞ。先にパピルス草の用意が必要ですけど(白目)↓。 youhishi.com/papyrus.html
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魔を退けるローズマリー、一途の愛の象徴マートル、古の神木といわれるオーク。他の花々も含め、永遠の旅路にふさわしい、大変美しいリースだと思いました。 twitter.com/RoyalFamily/st…
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なんで行かない方がいいの?という理由のひとつはフェアリードクターが解説しておりますのでこちらもご参照下さいませ。美しい花たるもの、遠くからそっと愛でるのが一番よきかと存じます('▽')。 twitter.com/bardoffairyhil…
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同人誌新刊『中世欧州の魚料理』から、15世紀イングランド方面の魚料理・白身魚のソテー&ローズアーモンドソースをチラっとご紹介。中世ヨーロッパの料理指南集は高確率でバラを使った料理が登場するんですが、これもそのうちのひとつです。当時のソースって甘いのが主流でして、もちこれも甘いっす。