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#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 売店では #マツオヒロミ のイラストによる谷崎の「秘密」を販売。背徳、着物愛、女装、謎の女との逢引等、谷崎らしさ満載の作品。約30点のマツオイラストは、倒錯的な官能をより濃厚に彩り読者を魅了します
立東舎 1980円(税込)
展示予約➡e-tix.jp/yayoi-yumeji/
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★学芸員募集★
弥生美術館では学芸員(常勤)を1名公募します。
応募期限:2021年12月10日 *当日消印有効
詳しくは募集要項をご覧ください。
yayoi-yumeji-museum.jp/event/event.ht…
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#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 前期は14日まで。約10点の着物を入れ替えて17日から後期。画像の着物も前期のみ。「奇怪な記録」という谷崎の探偵小説的な作品のヒロインの着物を、#高畠華宵 の挿絵にあわせて大正浪漫風にコーディネートいただきました。蝶文様の紫小紋の着物に帯も半衿も薔薇文様
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デビュー50周年 くらもちふさこ展
メインビジュアルができました!
「いつもポケットにショパン」「東京のカサノバ」「天然コケッコー」「花に染む」他…名作の原画が盛りだくさん。
貴重な初公開カラー原画も。
会期:2022年1月29日(土)~5月29日(日)
お楽しみに☆
yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibiti…
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#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 「細雪」コーナーは、四姉妹それぞれのキャラクターに合わせた着物を。右端4女の妙子は、着物、帯、羽織、帯留にすべてにザクロ文様を入れたコーディネート。個性的でモダンな妙子に合わせた、珍しいハイカラフルーツ尽くし。(~14日、4体すべて前期のみの展示)
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#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 谷崎作品「痴人の愛」ナオミの着物。主人公の青年は、恋人・ナオミの無邪気さ奔放さに悩むが、そのうち引きずりまわされることに喜びを見出す。大正末、ナオミの奔放さはナオミズムとも言われ、モダンガールの先駆けとなった。(~14日、前期のみの展示)
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#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 昨日より後期展に入り、「細雪」の四姉妹も春の装いに衣変えしました。三女でヒロイン・雪子は、枝垂れ桜の下で遊ぶ御所人形の着物に桜文様の帯。物語は、繰り返される雪子の見合い話をめぐって展開。大人しいけれど、自分の主義を変えない雪子らしい古典的な装い。
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#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 より、粋筋女性の着物。帯には髑髏(どくろ)。半衿には髑髏と墓、帯揚は蛇と、思い切りブラックな装い。少年時代、自らの容貌に劣等感を抱いていた谷崎は、美と色香を売りものにする芸者の存在を知り、美は何者にも優ると考えるように。それはやがて悪魔主義文学に結実
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#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物「本牧夜話」の少女・弥生をイメージした着物。西洋人が多く住むエキゾチックな港町・本牧を舞台に、弥生は、メリンスの着物に耳飾(イヤリング)と頸環(ネックレス)を付けた和洋折衷な装いで登場。谷崎は、洋服のアクセサリーとも相性が良いとして、メリンスを好んだ
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【学芸員募集】
弥生美術館では学芸員(常勤)を1名公募します。
応募期限:2021年12月10日 *当日消印有効
詳しくは募集要項をご覧ください。
yayoi-yumeji-museum.jp/event/event.ht…
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#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 「痴人の愛」の主人公は、ナオミに新感覚の着物を着せたいと奔走。「日本ともつかず、支那ともつかず、西洋ともつかないような、何かそういうなりはないかな」と言う彼が見たら、狂喜しそうな中国趣味の赤い着物。龍を刺繍した帯に、中国で福を呼ぶという蝙蝠の帯留
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#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 谷崎の妻・松子が使用した小物類を展示。谷崎は松子を貴女と崇(あが)め、下僕のように振る舞うことを好んだ。『春琴抄』の佐助さながらの献身ぶりで仕える谷崎に松子は困惑し、かえってつらい時もあった。しかし作品のためと思い、谷崎の求めるイメージを演じ続けた
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#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物「#蓼喰ふ虫 」のヒロイン・美佐子は仏蘭西(フランス)語を習いに通った神戸で、年下の青年と知り合い、恋におちる。異国へのあこがれに満ちた物語のヒロインには、西洋更紗文様の着物が似合う。夫は妻の恋を応援する奇妙な男で、そのモデルはいうまでもなく谷崎自身
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#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物「 #痴人の愛 」のヒロイン・ナオミのモデルは、谷崎の最初の妻千代の妹せいである。せいは、早くから妖女の片りんを見せ、悪女型が好きな谷崎は彼女に惹かれるようになった。奔放、鮮烈、アバンギャルドをキーワードにセレクトしたせいの着物は、目が回りそうに強烈
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#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物「#痴人の愛」のナオミは食欲旺盛な女性。『食魔 谷崎潤一郎』の著者・坂本葵氏によると「悪い女ほどよく食べる」のが、谷崎文学のヒロイン。モデルのせいも、80歳になった時、お祝いの席でぶ厚いステーキを平らげ、皆を驚かせた。画像はその際に作ったダイヤの指輪。
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#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物「#痴人の愛」のナオミは宝石が好きな女。ナオミのモデル・せいは、関東大震災のときに、はめていた指輪と交換で水を入手した経験から、「ダイヤはいつも身に着けておくべき」と言っていた。宝石は彼女にとってただの飾りではなく、生き延びる術(すべ)でもあったのだ
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#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物「#痴人の愛」の主人公は、恋人ナオミに新感覚の着物を着せたいと、ジョウゼットやコットンボイル等の洋服地で着物を作る。画像はジョウゼットの着物で、雷の閃光文様。帯には雷神と蛙が描かれている。蛙は臍(へそ)が無いから雷に取られないというストーリーを込めて
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#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 インスタライブ、田中翼氏「男の着物のおしゃれ」講座。1月9日(日)17時頃から約20分。
着物愛が高じて女装する男の物語「秘密」(谷崎/作)もマツオヒロミ先生のご協力により紹介します。立東舎刊「秘密」のカラーイラスト約30点のうち4点を先生御手許の画像で。