孫子の「戦わずして勝つ」は、平和主義とは真逆の思想です。すなわち、敵と敵とを策謀により争わせて、自分は漁夫の利を得る。そうすれば自分は戦わずとも勝ちを取れる。それが戦わずして勝つという考え方です。
戦力には必ず”予備”が必要となります。最後のとどめを刺す時や、バックアップが必要な時にこれが無いと、決定打が出ず、それまでの行為が無駄に終わります。とかく予備やバックアップは「無駄、サボっている」と思われがちなので、如何にこれを維持するかか重要となります。
自分の部屋に強盗が入ってから防戦しようと考える人がいないのと同様に、防衛を考えるときには、国境よりも外側で相手をどうにかしようと考えるのが普通です。これを国境線とは別に「国防線」と呼び、国境線にまで敵が来た場合、それは部屋の中まで侵入されているのと同じになります。
阪急電鉄のはたらく言葉たちが話題になってるので、たたかう言葉たちを作ってみました。 #はたらく言葉たち #はたらく言葉たちクソコラグランプリ
いろいろ考えたが、やはり最終的にプーチンは失敗するのではないか。あまりにも世界中から嫌われ過ぎたし、唯一の味方の中国も何をするわけでもない。 いくら強くても嫌われ者は勝者にはなれない。だから嫌われないように同盟を増やして同意を得たり、大義名分を作ったりするのだが。
軍では、命令が下される場合「新しい命令が下されたら、以前の命令は自動的に取り消す」のが原則となります。そして前命を取り消さない場合は、必ず前命が生きてる事を、後命に付け加えます。 上官は、命令を出しっぱなしで後は放置するのではなく、きちんと自分が出した命令を管理するのが重要です。
ある国を崩壊させる謀略の一環として、その国の全国的な組織(鉄道、通信、金融等なんでもよく、全国的なら大小を問わない)を押さえ、資金を提供して支配下に置くというやり方があります。 これを繰り返すとその国の支配外の勢力が増え、やがて無政府に近い状態となっていきます。
戦いが上手な者は、まず勝てる条件を作り出してから始めて敵と戦います。それに対し失敗する者は、まず最初に戦いをしかけて、戦いの最中に偶然の勝利を願います。それゆえ、戦上手の勝ち方は人目につかず目立たない場合が多くなります。なぜなら勝って当然の状況で、始めて戦うからです。
戦争は受験と同じで、準備が9割大事となります。受験勉強がしっかりできていれば、本番ではペンを走らせるだけなのと同じく、準備ができていれば実際の戦闘は大して苦労しません。ただ準備をしなかったり、自分の実力以上の相手に挑んだりする人が、本番で運頼みや気合で乗り切ろうと頑張るわけです。
警察も軍もそうですが、やたらと多い階級章や装飾品で着飾る軍ほど、実戦に弱い傾向にあり、見てくれなど気にしないで泥にまみれる軍隊ほど強い傾向にあります。世間からの評価や自分を飾る事に熱心になりすぎて、本来の仕事を忘れる組織は、確実に衰退を早めます。
相手が強いかどうかを図るのはなかなか難しいですが、弱い相手に共通する事柄はあります。それは”格好つけたがり”、”自慢したがり”です。勲章の数をひけらかしたり、汗をかき泥にまみれるのを嫌う者は、いくさではほとんどが弱く、組織にいれば組織を滅ぼす原因になりがちです。
相手国と外交交渉をしていたのに、いつの間にか相手国の擁護ばかりしてミイラ取りがミイラになる人がいます。 どうしてこうなるかと言うと、相手国との仲が悪くなったら、交渉してる自分の影響力やステイタスが低くなるからであり、自分の価値を高めようとして相手をかばう人には注意が必要です。
国家の戦力で一番大事なのは、領土でも軍事でもなく、国民にあります。国民を攻めずに領土だけ攻めても、反攻をくらいます。逆に国民の心を攻め、「あんな○○諸島なんて必要ないよ、それより友好の方が大事さ」という心理状態にせしめれば、目的の領土は自然と手に入ります。
戦史上、強大な相手に無理やり挑んで敗北した例は多々ありますが、その原因の一つとして、部下が興奮して上の命令を聞かず、戦力差も考えずに突撃してしまう事があります。見方を変えればこれも裏切りの一形態であり、味方をまとめるのは、相手と戦うよりも難しいとされます。
ド素人でも人数を集めて戦えば、大きな戦力となります。それと同じように、ネットでのしょうもない意見やウソでも、大量に投稿すれば人は、「ひょっとして本当かも」と思ってしまいます。大軍は兵法の常道であり、戦い際はまず見方を増やすのが先決です。
戦略を考える場合、みんなの意見全てを検討していると時間がかかる上にまとまらないといった事態に陥り、結局みんなの意見を少しづつ取り入れた、無難で中途半端で意味不明な戦略になりがちです。 戦略はリーダーが妥協と切り捨てをしなくてはならず、優しいリーダーだと中途半端な結果になりがちです
優れた作戦や理論であっても、現実にはうまくいかない場合、原因として勢いが無い事にあります。 理論が優れているかどうかは、大衆や兵隊には伝わりづらく、下の集団を動かすには勢いとノリが無くてはいけません。疑問や停滞をさせずに、常に目標を与えて前進させるのが、集団を率いる秘訣です。
戦いでは情報が大事ですが、その情報が価値があるかどうかは4つの点が重要となります 1.先行性…現在より先の情報である事 2.正確性…信頼できる情報である事 3.連続性…連続して提供されている事 4.適時性…必要な時期に適切な量が提供される事 情報を得るときは、以上の点に注意しましょう。
戦いとは、先に「負けた」と思った側が負ける場合が多く、指揮官が悲観的な性格だと、この傾向が一層高くなります。トップの性格が勝敗にもたらす影響は意外に大きく、ネガティブな思考は、勝てる戦いも敗北に導きます。
「戦いで小博打をするな」という言葉があります。 戦いでは、いつかは危険を伴う攻撃をしなくてはならず、それは大博打と等しいので、小博打すなわち「今日は見張りをしなくても敵は来ないだろう」等の希望的観測は、する必要の無い賭けと同じであり、これをなるべく避ける事が大事だと言われます。
ただの誹謗中傷や論理が無茶苦茶でも、大勢の人に何回も言ってもらえば、例え真偽が不確かでも第3者にとっては「大勢の人が言っているから、おそらく本当だろう」となってしまいます。 戦いで大軍が有利であるのと同じく、謀略を広めるには数が多いほど有利となります。
戦いでは常に情報が不足しており、博打的な判断をしなければならない事がありますが、博打をする際には最低限注意すべきことがあります。 1.手札は可能な限り揃えてから勝負する 2.揃えた手札は惜しみなく使う 焦って勝負したり、ビビって尻すぼみになるのが最も危険です。
戦争ってのは結局、人間関係のこじれや怨恨から来ることが多くなります。米中戦争でも、今までは経済の事があったので、気に入らなくてもお互い仲良くやってきましたが、恨みの感情が一定量を越えてしまうと「あいつ調子にのってるから、こっちが損してでも潰す」となってしまいます。
スポーツでは汗水流して、自分のスタミナを消耗して相手の体力を削っていくのが良しとされますが、これが戦いとなると真逆で、戦いではなるべく、自分の体力を使用せずに相手を倒すのが理想となり、究極的には何もせずに相手が勝手に自滅か、もしくは戦う以前に戦意を無くしてくれる事が良しとされます
戦いは騙し合いであり、相手を騙せた方が有利となります。騙す手法にはいろいろあり、弱い存在が強者に取り入ったり、借金漬けの者があと少しで成功するぞと謳ってさらに資金を集めたりするように、例え資金も力も何もなくマイナスだろうが、どんな状態、どんな相手でも騙せる可能性はあります。