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退却というとイコール”敗北”と考えがちですが、戦いにおいては退却とは、決戦を中止、あるいは回避して、敵との間合いを拡大する行動をいいます。戦いとはただ一度で勝敗が決まるものではなく、見込みがない戦いはさっさと切り上げるのが基本であり、見栄や虚栄心にこだわるものは敗北します。
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剣より槍、槍より弓、弓より銃、というのが一般的な武器の強さですが、ファンタジーやマンガの世界では、一番弱いはずの剣を使うものが、一番強く描かれがちです。人は「弱い武器で強い敵を倒す」、「劣勢で大軍を負かす」事に快感を感じますが、現実では強い方法を使える時は、迷わず使いましょう。
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戦いは弱い部分を責めれば相手をコントロールできますが、相手が「弱点など知るか」と開き直って攻めてきたら、制御するのは不可能となります。ことほど左様に「背水、決死」というのは厄介で怖いものであり、相手にこれをさせないように、わざと相手への逃げ道や、生への希望を与えなくてはなりません
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戦術を考える際、どれだけ優れているかも大事ですが、実行可能性も重要となり、指揮官にこの考えが無いと「24時間働かせれば売り上げが倍になる」という考えに陥ります。旧日本軍にはこの例が非常に多く、職人至上主義にも関わらず職人を使いつぶし、最後には職人がいなくなるケースが多くありました。
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孫子の「戦わずして勝つ」とは、自分の同調者を増やして大軍を作る事です。宣伝、説得、買収、脅迫、魅了・・・戦争では、これらの政略・戦略が一番重要であり、火力を用いた軍事行動は、これらの政略が失敗した時に仕方なしに行うものとなります。なぜなら軍事行動よりも安上がりだからです。
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良い性格、優しい性格というのは戦いにおいては、逆にデメリットとなる場合があります。例えば、清廉潔白な者は、侮辱されると誘いに乗りますし、民衆を愛する者は、民衆をひっかき回され人質にされると、身動きが取れなくなります。戦いにおいて優しさは、時には偏執と化してしまう場合があります。
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「行け、やれ」等の具体的な任務を示したものを「号令」、「何々のためにこれをやれ」といった、具体的な任務と意図を示したものを「命令」といいます。そして「目的は何々で、後はまかせた」という意図だけを示し実行方法を部下に任せるのが「訓令」であり、大組織であるほど、訓令が必要となります
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囲碁の格言に、「だろう手をうつな」というのがあります。「相手は弱いだろう」とか「まさか攻めてはこないだろう」などの希望観測がそれであり、これらの原因は主に、「細かく調査するのは面倒だから、おおよそこんな事になるだろう」という”無精”から来ており、無精は敗北の原因のトップでもあります
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「浅い瀬ほど水が騒ぎ、深い淵ほど静かである」とよく言われます。ネットでも現実でも、事件で人々が騒いでいる場所には、根本的は情報はあまりなく、原因などの本当に核心な部分の情報は、目立たない部分に自分から潜っていかないと得られないものです。
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戦いでは情報が大事ですが、その情報が価値があるかどうかは4つの点が重要となります
1.先行性…現在より先の情報である事
2.正確性…信頼できる情報である事
3.連続性…連続して提供されている事
4.適時性…必要な時期に適切な量が提供される事
情報を得るときは、以上の点に注意しましょう。
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新元号「令和」まことにおめでたいです。古代より、正確な暦が作れる事は、その国の数学や学問、技術、国力を示すものであり、暦を作れない国は、正確な暦を作れる国から見下されていました。今では誰もが正確な暦を知ってますが、昔からずっと自分たちの暦を使ってる事は大事にすべきだと思います。
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ランボーで思い出すのが、東日本大震災時の自衛隊ヘリでの放水。あの任務は放射能、ヘリの安定性ともに命がけの任務でしたが、マスコミも各社も任務を達成した自衛官についてとか、ほとんど報道もしてくれなかったんですよね。讃えろとは言わないですが、もう少し関心を持ってくれたらありがたいですね
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動物は、同族同士で縄張り等の争いはしますが、命のやり取りまで発展することは稀です。ところが人間と同様に同族同士、命までかけて争う動物がおり、それはアリやハチの種族です。彼らは巣や、蜜、貯蔵した餌などの”資産”を持っており、これらの奪い合いにより、人間と同様の戦闘行為まで発展します。
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・人は小さなウソより大きなウソを信じる。
・ウソも繰り返せば人々は信じるようになる。
これらは戦いでも有効で、戦況が苦しい時は逆に、大胆で余裕のある素振りをする方が効果的です。人は正直者より、自分を美化し実際の能力を誇張し、余裕を見せている者の方が有能だと思いがちです。
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モンゴル帝国は、かつて凄まじい勢いで侵略を進めましたが、その理由の一つとして商人を使って、「モンゴル軍は容赦ないけど、素直に服従したら優しい」というウワサを広めて、抵抗する国々を減らしていきました。強大な戦力というものは行使するより、威嚇に使うのが安上がりで効果的となります。
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江戸幕府は当時、幕府を倒す可能性のある兵器研究や科学技術の発明、輸入に神経をとがらせており、その時世界から遅れてしまった反動と西洋への恐怖で、幕末、明治になって急速な軍拡路線を走りました。兵器の研究を軽視し、知識が無いままでいると、再びその反動と恐怖が起きないとも限りません。
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兵は詭道なりと言いますが、日常においても自然界の掟と同様に、様々な輩が騙してやろうと寄ってきます。怪しいなと思ったら、どんな小さな事でもよいので、質問や調査をしまくって情報を得ましょう。戦いでも、なんとなくの雰囲気に流されるのが一番危険となります。 twitter.com/kewkegen/statu…
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犯罪者が獲物を狙うとき、やりやすい獲物に以下の要件があります。
・隙がある(防衛の意識欠如)
・孤立している
・誰にも愛想がよい
・好みのモノ、カネを持っている
・無防備、弱々しい
これらは個人の要素だけでなく、そっくりそのまま侵略されやすい国の要素としても当てはまります。