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米軍の統合軍参謀マニュアルには「威張り散らすこと」は絶対やってはいけないと書いてあります。
これは、参謀将校というエリートは時には上の大将にまで進言せねばならず、その時威張ってると周囲に不快感を与えてしまうからです。
トップの側近が威張っていると、周囲の幹部との間に軋轢を生みます
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A国とB国を争わせたい時、どちらかをこっそり攻撃し、それを相手国の仕業に見せかけて、仕掛けられた側は怒って報復攻撃を仕掛け、両方騙されたまま全面戦争となります。
このやり方を「触媒戦争」といいます。
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戦国時代には一向一揆が猛威を振るってましたが、信長の故郷である尾張では、一向一揆はほとんど起こりませんでした。
その原因として尾張は商業が盛んで経済的に豊かであり、なおかつ肥沃な濃尾平野を持っていたため、農民と武士の衝突がほぼ起きなかった事が上げられます。
貧困は戦乱の母と言えます
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兵力の多い大国は苦労せずに小国を倒す事ができます。
この場合、小国はまともに戦っても勝てないので、大国の弱点を突かなくてはならず、そのためには弱点の情報が必要不可欠となります。
従って小国は大国より優れた情報収集をしなくてはならず、小国が情報を軽視すると滅びるのみです。
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戦略を考える場合、みんなの意見全てを検討していると時間がかかる上にまとまらないといった事態に陥り、結局みんなの意見を少しづつ取り入れた、無難で中途半端で意味不明な戦略になりがちです。
戦略はリーダーが妥協と切り捨てをしなくてはならず、優しいリーダーだと中途半端な結果になりがちです
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よその国の争いに関わりたくなく中立の立場をとる場合、力が無いと他の国から「あいつは俺たちに協力しないやつだ」と白い目で見られ、恨みと攻撃の対象となってしまいます。
中立する場合は、相手と同じくらいの力を持ってなくてはなりません。
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孫子では自軍を敗北にみちびく将の過失として、以下の6つが書かれています。
・走:ノリと勢いで10倍の敵と戦う
・弛:兵士が強いのに幹部が愚か
・陥:幹部が優秀なのに兵士がなまける
・崩:王と将軍の意思疎通がバラバラ
・乱:甘い将軍で、兵を統率できない
・北:将が敵の情勢を知らずに攻撃する
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一度誕生した組織は、目的が達成されて組織の必要性が無くなったとしても、中の人間は自己保存に走り、組織を存続させようとします。
リーダーは、役目を終えた組織の始末をつけねばならず、情けをかけてこれを存続させるのは、良いリーダーとは言えません。
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優れた作戦や理論であっても、現実にはうまくいかない場合、原因として勢いが無い事にあります。 理論が優れているかどうかは、大衆や兵隊には伝わりづらく、下の集団を動かすには勢いとノリが無くてはいけません。疑問や停滞をさせずに、常に目標を与えて前進させるのが、集団を率いる秘訣です。
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同種族同士で殺し合いをする動物は人間のみと思われがちですが、アリやハチもこれを行います。彼らと人間の共通点は、貯蔵しているハチミツや餌、つまり”資産”を持っているかどうかであり、あらゆる戦いや抗争は、資産の奪い合いが根本原因となります。
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人は外の敵よりもむしろ、内部での対立の方が激しさを増します。ネトゲ等で敵よりも、ヘマをした味方に憎悪を抱くのと同じで、これは味方を駒の一つとして見ている時に、よく起こる現象であり、「駒の仕事をちゃんとしろ!」「駒のクセに生意気だ!」という感情から来ています。
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戦いでは生き残ることが大事ですが、逆に言うなら相手を生き残らせず、きっちりトドメを刺す事が大事です。そして相手を逃がしてしまう要因は主に、”疲れ”と”情け”の二つとなるので、相手にトドメをさすときは、特にこの二つに気を付けましょう。
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ある国が他国を占領した時真っ先にすることは、その国の政治指導者を抹殺する事と、国民に「我々は圧政をしてる政治家から国民を開放しに来ました」と媚びを売る事の二つです。
従って、政治家がいくら軍は不要だと言っても、侵略者から政治家を守るのは最終的には軍隊となります。
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「昨日の感謝は、今日の当然、明日の不満」という言葉があるように、人間の心理として過剰なサービスはクレーマーを生みやすくなります。
交渉でも、過剰な譲歩は相手のさらなる要求を招きやすくなるため、交渉をうまく進めるためには、アメと同時に相手への恐怖と威圧であるムチが必要となります。
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”みんな仲良くするのが大事”という思想は、逆に激しい争いを巻き起こす恐れがあります。なぜなら「自分は仲良くしたいから、相手も多少の食い違いがあっても自分と仲良くすべきだ」と思い、そして相手が仲良くしなかったら裏切られたと感じ、少しの違いでもやたらと怒り、最後は争いになってしまいます
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最も権威があり最もエリートである組織が、最も愚かな判断をする場合があります。
頭の良い者は無駄な事、リスクのある事を嫌いますが、戦いでは無駄に見える予備やリスクのある決戦が勝つためにはとても重要であり、これを避けてばかりだと勝利から遠ざかります。
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人間というのは変なクセがあって、派手なウワサはすぐ信じるのに、地味な真実はなかなか信用しないクセがあります。謀略でニセ情報を流す場合はできるだけ派手に流し、反対に真実を隠したい場合はできるだけ地味にするのが有効です。
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和平を結びたい時に「すいません和平をしたいんですけど~」とか正直に言うと、足元を見られ不利な条件を吹っ掛けられます。
和平をしたい時は相手に大打撃を与えてから、「これ以上やると損だろ?」と思わせて交渉に入るのが基本であり、威勢のいい相手が実は和平したいというのはよくあります
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多くの人が無駄を嫌いますが、戦いでは”無駄”こそが最も重要であり、無駄とはすなわち「予備兵力」の事となります。
最後のとどめを刺す時やバックアップが必要な時、これが無いと決定打が出ずに相手を逃してしまい、今まで戦ってきた行動がまさに無駄に終わります。
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英国の植民地政策の特徴として以下の4つがあります。
1.要点、特に島を押さえる。
2.現地人の面子を傷つけず、地位や名誉は与える。
3.少数の現地人を破格に優遇して味方にする。
4.金、利権はイギリスが収める。
戦いで相手や部下を自分に従わせる場合も、これが有効となります。
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兵法というのは要するに人を騙して罠にハメる術なので、これが得意な者ほど他人からは嫌われ警戒されます。義経は裏切られ、韓信は処刑、ハンニバルは敗死、ナポレオンは流刑と、戦の強い者は最後には悲惨な運命をたどる事が多いので、強い者はその爪を隠す事も重要となります。
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実戦では頭の良い人ほど決断を遅らせ、逆に何も考えてない者が素早く決断するという事が良くあります。
決断とは少なからずリスクが生じるので、頭が良く合理主義の人ほど、リスクを嫌って現状維持策を選ぶ傾向にあり、結果的に決断が遅れる場合があります。
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相手のスキを衝いて短時間で一気にカタを付ける事を」「奇襲」と言い、反対に十分な時間をかけて準備してから攻撃する事を「強襲」と言います。そして、準備をしつつ何らかの手段で奇襲性を得る、両者の中間的な攻撃を「急襲」と言います。