351
松本孝弘さんの
深いギターの音色
呼応するように
歌う氷室京介の声
あゝこんな瞬間を
待っていたんだなと
思った
352
筆が跳ねるような
書いていて自分でも
楽しくなる歌がある
2005年に書いた
V6の「恋と弾丸」
坂本昌行君と
三宅健君のVocal
こういう歌詞
ほんとは歌うの難しい
感情移入というのとは
違うアプローチが必要
でも いい感じ!!
uta-net.com/song/56167/
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解除や緩和という言葉は
収束や終息とは意味が違う
戦いの新たなステージに
進むと気持ちを引き締めた
治療薬と予防薬ができて
使えるようになるまでは
まだ無防備であることに
変わりはない
装備は手洗いとうがいとマスク…
症状はなくても
自分は感染してる-かも-しれない
その自覚も持ちながら
354
9月13日は
玉置浩二の誕生日
そして還暦
出逢った頃は25~6
安全地帯は
いろんな夢を見せてくれました
いまでも
北海道の青空の下で聴いた
彼らのデビュー曲
「萌葱色のスナップ」が
忘れられない
Thanks & Happy Birthday
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安全地帯
初期の作品では
できるだけ
英語を使わない
という約束事があった
単語として
使う事はあっても
長いセンテンスは
使っていない
玉置浩二のメロディは
音数が少ない
それ故の苦労はあったが
どうすれば
日本語でグルーブを
出せるかという課題で
とても勉強になった
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初期の安全地帯では
動詞を形容詞みたいに
使ってみたり
文法的には多少乱暴だが
よく言えば実験的な
表現で歌詞を書いていた
難解にも思えるアプローチが
できたのは
玉置浩二の声と
安全地帯のサウンドが
あったからだなと
改めて思う
357
358
Smile Up ! Project
Wash Your Handsは
振り付けあっての歌
あの歌はほんとうに
動きが重要だった
なんとまた進化してる!!
屋良朝幸君
素晴らしい!!
youtube.com/watch?v=uM9Va1…
359
作詞家の松本一起さんが
亡くなられた
鈴木雅之「ガラス越しに消えた夏」
池田聡「モノクローム・ヴィーナス」
中森明菜「ジプシー・クイーン」
矢沢永吉「夢の彼方」….
同じAlbumに名前が並ぶことも多く
羨望と尊敬の眼差しで
いつもその世界を見ていた
ご冥福をお祈りいたします
さみしい。
360
勿論内容は考える
と同時に聴感上の響きが大切だ
自分が考えたフレーズと
メロディがうまく合った時は
作っていてほんとに嬉しい
Kinki kidsの
「まだ涙にならない悲しみは」
曲は織田哲郎さん
サビの高い音にAの母音が当たる
歌いやすく聴きやすい
そんな言葉を捉えたい
362
作家は一度書いてしまえば
仕事としては完結する
しかし歌手は同じ歌を
何度もそして時には何十年も
歌い続けなければならない時がある
その意味でほんとうに
敬意と感謝しかない
歌う度に新しい発見がある
そんな歌が作りたい
363
いま
している事の
成果は
いつ
わかるのか?
すぐにと
思う焦りで
手元も狂う
楽ではない
時もある
それでも毎日
一歩でも
歩こうと思う
歩幅にこだわるか
速度にこだわるか
距離にこだわるか
ただ
その一歩は
どうであれ
未来への
最初の
一歩だ
364
2010年
「満月のセンシビリティー」から数えて
「横顔」がついに50作目
シルエット...という言葉から
はじまったんだな
田村ゆかりさん
ありがとう!!
365
歌詞は
ほんとうに
恋文のようだ
どれだけ
思いを込めても
そのアーティストに
届かないこともある
更にその先の
リスナーを思えば
成就する思いは
稀かもしれない
それでも
やっぱり
書くんだな
366
作詞とはなにか?
ただ歌詞を
書く事ではないと
いまは思う
曲を書いてくれる人を探し
歌ってくれる人を探し
聴いてくれる人に届ける
そこまでをして
はじめて詞は
スタートラインに立てる
そしてそのために
尽力するのが
作詞と言う行為
紙上に眠らせたままでは
歌詞とは言えない
367
テレビで
平原綾香さんの
Jupiterを
久しぶりに聴いた
とてもいい表情だった
もう何回歌っているんだろう
歌手にとっては
何度も歌う歌だとしても
聴く人にとっては
はじめての一回
たったの一回
最後の一回
かもしれない
彼女はその事を
よく知っている
そんな気がした
368
僕は
自分の
作詞した歌を
よく聴く
過去を懐かしむ
わけではなく
過去から見える
未来もある
気がするからだ
誰かと
共有した一瞬が
ある事は
喜びだ
その喜びは
自分が何をすべきか
教えてくれる
369
人は
道を選べても
命は
道を選べない
与えられた
時間には
限りがある
いま
聴こえる
鼓動を
どう使うか
そして
いつか
選んだ道が
自分が
誰かを
教えてくれる
370
「愛なんだ」
また
この歌が
聴けるのかな・・・
ある番組で
V6がこの歌に対する
思い入れを語ってくれた
実はこのタイトル
当時 別の候補も
リクエストされた
いまとなっては
これしかない
松井五郎 ×玉置浩二
思い出の一曲
tbs.co.jp/ainanda2017/
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比喩的
暗喩的な
歌詞を
歌うのは
勇気がいる
わかりにくいと
言われるのは怖い
その意味で
玉置浩二の
キャパシティは
制限がない
彼が歌えば
体温と鼓動が
生まれ
レトリックよりも
感覚で
歌が響くからだ
372
ASKAの歌詞に
「今も遠くも人は誰も
真っすぐ伸びた円を歩く」
という一節がある
感じたり考えたりする力が
あったとしても
最後にそれを言葉に
落とし込めなければ
しょうがない
その点で
やはり彼は凄い
真っすぐ伸びた円を歩く
彼の背中を見ていたい
373
君が苦しい時に
僕はなにを
すればいいんだろう
できることは
いつもわずがで
愛も時に
無力に思える
命の灯りが
風にさらされている時に
歌など
なんの役にも
立たないか…
それでもいつか
いつかのために
また歌を作ろう
君がどこかで
耳を傾けてくれることを
ただ信じて
374
できることなら
すべてのライブで
作った歌を
聴き届けたい
田村ゆかりさんの
ツアーファイナル
ファンのTweetが
様子を伝えてくれる
また頑張ろうっと
今日がはじまる
375
窓を開け
息を吸う
あたりまえのように
訪れる朝
なにもしなかった
一日を悔やみ
なにかできる
一日を見上げる
大切な仲間を
何人も見送り
人生に
有効期限が
ある事に
目を背けては
いられなくなる
そこに風の音
まだ書いたことのない
歌があることに気づく
さて
顔を洗うか
寝ぼけては
いられない