Bellissima(@BellissM)さんの人気ツイート(いいね順)

201
奥村靫正氏による傑作装幀 ウィリアム・ギブスン『ニュー ロマンサー』は、手によって写真を切り貼りしたアナログ作業であることは後世にきちんと伝えておきたい事のひとつ。
202
《汚染された湖沼がまるで油画》中国の安徽省にある武漢湖 2009年の写真。湖面の極彩色は合成化学肥料の影響で大量発生した藻によるもの。どう見てもポスト印象派の絵。
203
《死の舞踏》をモチーフにしたファッション写真。死は平等におとずれ人は死から逃れることなく無に帰してしまう定め。擬人化された死の表象=骸骨が生者の手を取り輪舞へと誘い込んでは「生のはかなさ(ヴァニタス)」を説く。撮影はTim Walker (LOVE Magazine 2015)
204
《自販機などの機械の中の人を可視化》「Life’s too short for the wrong job!しょうもない仕事するほど人生は長くない!」という素敵コピーが入ったドイツの求人サイト広告。
205
《Tran Nguyen》巨大化した女性が屋根の上に横たわる姿を描いた連作。物憂げな女性の瞳の奥底にある空虚や孤独が見て取れる。仕事上での人間関係に疲れ果てた時の自分 こんな目してるわ。
206
《山口小夜子》若返りし頃の小夜子さん。彼女が残した「美しいことは、苦しいこと」という言葉がある。後年の毅然とした優麗さは御本人の(自分をクリエイトしていた)表現力の賜物。誰だって最初は誰でもない。山口小夜子でさえ最初は未だ見ぬ山口小夜子であった。
207
『とげを抜く少年(1879~1885)』Gustav Eberlein作。足に刺さった棘を抜こうとする少年像。美しい肉体に美しい精神が宿ると考えたミケランジェロが創り上げる像とはかけ離れたものですが、何気ない日常の中の姿に彫刻家は美を感じとったのかもしれません。一説には牧神をイメージしたと言われています
208
《Berndnaut Smilde》室内に理想的な形の雲を作り上げるアート作品。湿度・温度・光を調節し霧発生装置を用いて綿飴のような塊の人工雲を形成する。すぐ手の届くところにありながらも瞬く間に消えて無くなってしまう物質世界の果てを表現した。作品の寿命わずか10秒の「束の間の彫刻」
209
ドイツの都市ブラウンシュヴァイク街中にあるノラネコの彫像。石塔上の猫たちは見る角度によって表情も動作も異なる。よく見ると煉瓦の隙間から顔を覗かしている鼠を追いかけているのがわかる。狩猟本能を刺激されて興奮してジャンプしたり戯れあったりと見ていて飽きない。猫は愛すべき自由な動物。
210
《Sophia Collier》同じ瞬間を留める事をしない水の揺らぎを永遠にとどめたアクリル彫刻「Planks of Water」。流動の固定について考察された作品。ホックニーの絵画を連想させる水面のゆらぎ目の快楽きもちい。
211
《John Morris》オーストラリアの造形作家。木の暖かい質感に真鍮、ステンレス、鋼などの物質をブレンドした彫刻。自然と人工、闇と光、柔らかさと強度、様々な要素のコントラストが全体に溶け込むファンタジックな作品。フェティッシュな味付けも◎
212
「世界の文字と記号の大図鑑」途方に暮れる程の文字記号の膨大量。電子回路のような楔形文字、コイルみたいなシンハラ文字、中国の少数民族が使うロロ文字 などなど。お値段ちょっと高いですが文字好きならコレを肴に幾らでもイケル 濃ゆ~いやつ
213
《David Altmejd》NYを拠点に活動するカナダの現代美術作家。「The Eyes」と名付けられた銅像、頭部は幾つもの掌で覆われ力は無限なまでに強く、胸にはぽっかりと空いた穴=虚無を抱える。モントリオール美術館の前でブロンズの冷たく鈍い光が来館者を静観する。
214
《目玉焼きフォント》この書体を作るのに1,000個の卵と10個のフライパンを使用。ちゃんとひとつずつ丹念に形作り焼いたというから、その労力たるや
215
《サザエさんのヘアースタイル》西洋文化が入り始めた昭和20年代に流行したモガヘアー。漫画的に誇張しただけで当時としては最新モード。長い前髪を強引にカールするのは一般女性が前髪を短かめにカットするのはまだ抵抗があった時期だからと。
216
《Ramon TODO》デュッセルドルフ在住の日本人彫刻家。歴史・風土・文化などが刻みこまれた土地の石を採取し切断面にガラスを埋め込み磨き上げた作品。歴史に立ち会い沈黙を守り続けた石の硝子部分から放つ光は「生の主張」を思わせる。
217
《BONSAI》自分好みに葉姿や枝ぶりを整え鑑賞する日本の伝統文化「盆栽」を幻想的なツリーハウスや架空リゾート地に作り上げたジオラマ作品。アートディレクター相羽高徳氏の原画を元にして模型作家の村上和也氏が形にした。鳥瞰的な視野で自分だけの小宇宙を創出し盆栽に新たな息吹を吹き込んだ。
218
フォトグラファー《Mira Nedyalkova》による水中写真シリーズ「Underwater」。重力から解放され柔らかにゆらめく髪や衣服、音の遮断された幽暗な背景に浮かび上がる少女たちの白い肌、寓話の一部を切り取ったかのように美しく幻想的なポートレイト。
219
1972年12月12日 世界最強の銀行系財閥を築き上げたロスチャイルド家の令嬢マリーが催した《シュルレアリスム仮装パーティー》ドレスコードは「黒タイ&ロングドレス+シュールな頭」流石名家主宰だけあって訪客の気合いの入りまくりの超現実主義な装い。格の違い見せ付けられるわ。
220
《Hausmannian》まるでダリの絵のように歪んだビルディング。本物の建築物ではなく改修工事現場の外壁を覆った巨大キャンバス画(アーバン・シュルレアリスム宣言という企画のひとつ)だそうです。スローモーションで現実がぐんにゃり歪んでいく感覚。
221
《黒猫のオーディション》の風景(1961年ハリウッド)。ここで選ばれた猫はエドガー・アラン・ポーの小説の映像化「黒猫の怨霊」に出演。愛猫がハリウッド映画に出るチャンスとあって沢山の応募があったようです。60'sファッションでキメキメの飼い主とそんな事はお構いなしの猫たちの姿が微笑ましい
222
もし月と同じ距離に太陽系の惑星があったら地球からはどう見えるかを視覚化した画像。月のサイズは地球の約4分の1これがもし別の惑星だったら。トップ画像 土星の奇怪な光景のドラマチック感は毎夜眺めてしまいそうです。天王星、海王星、木星に至っては月の40倍。圧が…今にも地球に衝突しそうです。
223
2009年サンセバスチャンで行われた《H.R.ギガー展》の展示が「志村ー!うしろ、うしろー!」みたいでとてもよい。
224
《Loes Heerink》オランダの写真家。ベトナムのハノイ周辺の5つの異なる橋の上から早朝市場へ花や果物、野菜を自転車で運ぶ露天商を捉えた写真シリーズ。色とりどりの荷物が形成するビジュアルが美しい。
225
《Polly Morgan》イギリスの作家。自然死や不慮の事故で死んでしまった動物を剥製化する美と残酷が入り交じった独特な世界観。多くの動物剥製は生きていた時(瞬間)を復元ているのに対し彼女の作品は死をテーマに扱っています。展示、鑑賞を目的とした動物標本に疑問符を投げかける作品