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相手を大切に思っているからこそ、手が出せなくなる人がいじらしいです。美しくて清らかな人と見ているから、自分が触れたら穢してしまう気がして、咎めるものもないのに躊躇って、「そういう目ではいけない」と自らに言い聞かせて。相手が、本当は触れられたがっていることに、気付いていなければ良い
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好きと好意をしめしてくれる相手に対して、人間は自分の中の好意も増幅させていくそうですね。最初は恋愛対象にはならないと思っていたのに、向こうが「好き」と繰り返してくれば悪い気はしなくて。知らず知らずのうちに、「もともと嫌い、じゃないし」と揺れ動いて、こちらも返すようになったなら良い
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血の味がするキスは過激さこそが眩くて素敵。無理に唇を重ねられたから舌を噛んだのに血生温いキスを続けられて味覚が記憶に焼き付いたり、怪我の手当の最中にキスをされて仄かな血の味に陶酔を覚えたり、唇の荒れている時にキスをされて「血の味がした」と笑われて恥ずかしくなったり、どれも甘美です
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相手を好きになったことで世界が輝いて見える恋も良いけれど、相手を好きになったことで世界が狭まり、増幅していくばかりの想いを自ら恐れる恋も良いし、恋に悩んで苦しんで「もうあの人を好きでいることをやめたい」と思い詰める人は輝いて見えます
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「君は僕のものだ」という力強い言葉を、弱々しく放つ瞬間に惹かれます。相手の自分への執着と自分達の未来への自信がもてない弱気な人が「君は僕のものなんだから」と「離れないで」の意思を込めてこぼして欲しい。相手は隠された意思に気がついて、不安を吹き飛ばすように「そうだね」と笑えば素敵
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「僕を愛してくれる?」という一言も、悲劇的に響いて素敵ですね。自分を愛してくれる人がいないと、自分の存在意義が分からなくなってしまうような人が、縋りながら言い放って欲しい。相手に頷かれたら、異様に瞳を輝かせて「ありがとう」と返して欲しい
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ねだるたかるゆするは漢字が同じで意味も似ていますね。恋人に「ねえ」と目を瞑られ、「どうしてほしいか分かってるよね」とねだられているのか「どうすれば喜ぶか分かるよね」とたかられているのか「してくれないとどうなるか分かってるよね」とゆすられているのか判断つかなくて固まる人は可愛いです
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脱がせるという行為はフェティシズムと隣り合わせです。相手の身体の輪郭をなぞりながらゆっくりと片手でボタンを外して、あらわれてゆく肌に口づけを落としていって。我慢ができなくなった相手が「これ以上、焦らさないで。今すぐ全て取り払って」と訴えても、「ダメ」と優しく服をいじっていたら良い
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香りの記憶は脳に深く刻まれ、嗅ぐと一気に呼び覚まされるものだそうですね。部屋を掃除していたら、処分しそこねていた昔の人の面影を見つけて。手にした瞬間にふわり香りが立ち上って鼻孔を満たして。その瞬間、忘れていた眩い瞬間と熱い感情まで蘇ってしまって、「なんで今更」と動けなくなれば良い
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自分に自信がないが故に、自分を愛してくれている相手を試すような行動を取ってしまう、屈折した人が愛しいです。試した後に「こんな僕でも愛してると君は言ってくれるの?」と尋ねながら本当は、人一倍相手のことを愛していて、だからこそ愛を失うのが怖くて馬鹿な行動を取ってしまっていたら良いです
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相手の髪の毛を触る甘え方って、色っぽさと可愛らしさの両方を兼ね備えた姿ですよね。頭頂部に鼻を寄せて息を吸って、髪の毛をサラサラと指と指の隙間で梳いて、指先にクルクル絡めて解いてを繰り返して、呆れた相手に「甘えたいの?」と尋ねられたらニコニコ笑って、「ん〜?」と誤魔化したら良いです
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2月22日は猫の日です。猫といえば引っかき傷ですが、相手の肌に引っかき傷を残すのはフェティシズムを刺激される行為です。肌を重ねた時に一瞬の陶酔からその背中に爪痕を残してしまって、事後に相手が鏡を見ながら「マーキングされたみたいだ」と笑うから恥ずかしくて「悪趣味」と目を逸らせば良い
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足へのキスは、背徳感と隣り合わせなところが魅力ですね。震える足首を捕まえて「汚いよ」の声は無視して甲に口付けて、ふくらはぎには舌を滑らせて。「意地悪」と言われても「嘘つき。意地悪されたいくせに」と笑いながら足を自分の肩にのせて膝から太ももからさらに上へと順に唇を落としていけば良い
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相手が自分を愛していると気づいていて、気づいているからこそ気を持たせる言動で相手の心をかき乱していた意地の悪い人が、相手が他の人と結ばれたと聞かされて「お前は俺のことが好きだったくせに」と怒りを覚え、そこでようやく自分も相手に惹かれていたんだと気がつく苦しい形の両片思いは素敵です
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絡まり合ってベッドで眠った2人が、なかなか起きない姿に色香を見てしまいます。「いい時間だよ?早く起きよーよ」と言っても、自分を抱きしめる身体は「んー」と空返事を繰り返すばかりで。あろうことか、服の下に手をもぐりこませて輪郭をなぞってくるので「あ、ばかぁ」と甘い声出してしまえば良い
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じっくりねっちり相手を囲い込んで逃がさないようにする策士家に惹かれます。気弱な相手にいつも、「僕がなんでもしてあげるから大丈夫だよ」「僕がいれば君は大丈夫だよ」と繰り返して教え込んで、自然と「この人がいなければ自分はダメになるんだ」と思い込まさせて、離れなくさせる手腕が艶めかしい
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煙草をすったことがない人が、喫煙者に恋をして、同じ銘柄の煙草をすってみる姿に甘美さを見てしまいます。初めての経験だから息を吸いこめず咳き込んで、慣れない苦味が舌に広がるから眉をひそめて。けれど「あの人はこの香りがしてこの味がするんだな」と考えれば、愛おしさが湧き上がってくれば良い
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憎たらしい相手なのに声に惚れ込んでしまっているから、その声で囁かれたら力が抜けて、頼みごとをされたら断ることができなくて、名前を呼ばれたら抵抗できない人は可愛らしくて素敵です。ロマンチックな言葉をすらすら囁き落とされたら真っ赤になって「もう黙って」と懇願めいた呟きをこぼして欲しい
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高体温の人と低体温の人の恋人達には夢が広がりますよね。低体温の人に肌をなぞられて寒さで震えているのか何か他の理由で震えているのか分からなくなってしまうのも、低体温の人が「あっためて」を言い訳にして高体温の人の首元に手をもぐりこませたり手を取って繋いだり足に足を絡めたりするのは甘美
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「指を舐める」という行為には、倒錯した美しさが詰まっていますね。相手への恋心が募ったあまり指の一本一本にすら胸が乱れるようになって、「舐めさせて」と夢中でねだって許しを得るなり口に含んで。「美味しくないよ」と頰を赤くした相手に「美味しい」と真面目に答えて、ねっとり舌を絡めたら良い
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「顔に弱い」という弱点を抱えた人が愛おしいです。怒りたいと思っても怒ってもいいと分かっても、胸が高鳴ってやまないその顔を見てしまえば心が揺らいで。「ごめんね」と口にする表情が歪むものだから、もうこれ以上こんな表情は見ていられないと駆り立てられて、「いいよ」とすぐ許してしまえば良い
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撫でられることに幸せを覚える人が、可愛らしいですね。気軽に手を伸ばして、頭や肩を撫でてくるのが最初は小動物の扱いのようで嫌だったのに、次第に甘やかされているなと実感して甘えたいなの欲が生まれていって。今は自ら「撫でて」とねだって、膝に身を委ねて身体中の輪郭をたどられてしまえば良い
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普段人前では優しく余裕のある人として振舞っている人が、2人きりになるとぎらついた独占欲を見せてくるのって良いですよね。「僕のこと愛してる?」と抱きしめながら聞いてきて「愛してるよ」と返すと「本当に?本当に心から愛してるって誓えるの?」と泣きそうな声で尋ね返してくる重さに惹かれます
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身近にいるからこそ、少しも恋心に気が付けない両片思いの形に惹かれます。隣にいればいるほどに相手の長所を知っていったのに、隣にいればいるほどに「自分なんか」の気持ちが湧いてしまって自信が持てなくて。「いつか誰かと付き合っちゃうんだろうな」と、自らの立ち位置を恨めしく思ったならば良い
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恥ずかしがり屋の恋人には、「君からキスして」とお願いしてほしいです。赤い顔で目の前の唇をじっと見つめて。楽しそうに見守る相手に「なにニヤニヤしてんだよ」と言ってはみるも声は弱々しくて。素早く唇を重ねて、「どうだ!」とばかりに笑ったはずが。火のついた相手に激しいキスを返されれば良い