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年齢差が原因で、未来が不安になってしまう人が、いじらしいですね。相手は自分より年下だから、将来を奪ったような罪悪感がかすかにあって、この先もっとふさわしい人があらわれるかもしれないと考えては、その時は諦めなければならないと言い聞かせて。相手が生涯を誓っているとは、知らなければ良い
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相手がお菓子を持ってないと思い「Trick or Treat」と言ってみたら、お菓子を口に詰め込まれ、大人しく食べながらシュンとしていると「悪戯したかったなら最初からそう言いなよ」と囁かれるので思わず息が詰まって、結局「…悪戯させてよ」と素直に口にする日ですね。ハッピーハロウィン
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「君なんか好きにならなければ良かった」の一言は、相手のせいで自分が傷ついても泣いてもどうしても、相手を嫌いになれないという運命じみた想いが込められているから素敵ですよね。聞いた相手は優しく笑って相手を抱き寄せて「僕は君に好きになってもらえて幸せだよ」と返し、また泣かせてほしいです
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「悪い子」という言葉を、叱り言葉ではなく褒め言葉で使う瞬間は背筋が震えます。飼い慣らしている相手に意地悪したら、我慢ができなくなって壁際に追い詰めて、縋る視線を向けてくるので。「こんなことして悪い子」と髪を撫でて、「でもたまには言うこと聞けない君も好きだよ」と口付けてあげたら良い
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唾液には性的興奮を高めるホルモンがふくまれるため、キスをすると、陶然とした心地をになるそうですね。ささやかな触れ合いの一環としてキスをしたのに、舌を舐められたら相手の味に身震いして、熱に思考を埋め尽くされていって。「この人とキスをするといつも自分でいられなくなる」と感じたなら良い
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大切だと思うからこそ、一線を越えたくない人が愛おしいですね。相手は美しいばかりだからこの手で触れただけで汚してしまう気がして、「大切にしたい」と思えば手を繋ぐことすら躊躇ってしまって。自分の中に確かにある、「この綺麗な人をかき乱したい」という仄暗い欲望をひそかに恐れていたなら良い
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色めいた空気に耐えきれずに饒舌になって、意味のないことをペラペラと口走ってしまう人が愛くるしい。上手く緊張を誤魔化せたと思ったのに、相手に見つめられて、頰に手を添えられて、「緊張してるからそんなにうるさいの?」と囁かれたらもう反論できなくて、「可愛いね」と口付けられてしまえば良い
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肌を重ねている時に、声を我慢しようとする人がいじらしい。自分の声を聞かれるのは恥ずかしくて我慢ができないから、必死で唇を噛んで、それでも溢れてしまいそうになったなら手を当てて耐えて。目に涙を溜めて顔を赤くしてまでも耐える姿が、相手にはいっそう扇情的に見えているとは知らなければ良い
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「寒い」を言い訳にしてくっつく人があたたかい。「寒いから」とあえて口にして身体にもたれて、「寒いから」と繰り返して手を重ねて。意図を察した相手に腕の中に抱きこまれて動揺するも、「寒いんでしょう?」と囁かれたら逃げることなんて出来なくて。「あったまろうね」の声に、大人しく頷けば良い
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色素が薄すぎるがために、興奮すると肌も瞳も唇も色を変えてしまう人は華やかな色気がありますね。興奮させた側は笑って、紅潮した頬に手を当て色味を変えた瞳を見据え色づいた唇の輪郭をたどり「君は人形みたいに美しいけれど、人形よりずっと艶めいた姿を見せるよね」と賞賛の言葉を囁いたら素敵です
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誰にも甘えられない、気位の高い人の心中を察して、こちらから甘やかす聡い人が美しいですね。なにを言われたわけでもなくても抱きしめて、「なに」と言われたら「したいからしてるだけ」と誤魔化して。おそるおそる手を回してきた相手が、深い吐息をついていることに気付いても、言わずにいたなら良い
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一晩中、甘い言葉で溶かされきった人が先に起きて、まだ眠っている恋人を見つめて「なんでこいつは…あんな恥ずかしいことを平気でポンポン言えるんだろう」とじわじわ赤くなった顔を抑えて、「でも俺、本気で愛されてんだな」と実感したら幸せで、そっと頰にキスを落として「好きだよ」と呟いてほしい
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片思いの期間が長かったために、「恋人」の名前がついても両想いの実感が薄い人が、可愛らしいですね。肩にもたれられたなら硬直して何もできなくて、「手回してくれないんだ」と拗ねた声が胸に刺さって。もう隠さなくてはいい恋だとは頭では分かりながらも、自分から行動なんて到底不可能だったら良い
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相手に落ちて初めて、恋の恐ろしさを知ってしまう人が甘美ですね。それまでは誰かを好きになった時も自分には余裕があって、恋とはこういうものなんだとボンヤリ考えていたのに、相手に出会ってからは余裕を根こそぎ奪われて。「こんなの知らない」と、自分が自分でなくなる感覚に震えるばかりなら良い
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年の差があるカップルは、年上が年下を「子供のくせに生意気だ」と苦々しく見ていて欲しいですし、年下は年上に「大人のくせに何も分かってない」と悔し気に考えていて欲しいですし、そのくせふとした時に「子供なのに賢い」「大人って凄いんだな」と相手を認めて、尊敬の目を向けてしまったら萌えます
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ダメ人間としっかり者の仲のよい2人がいたとして、しっかり者は相手と一緒にいる理由を「あいつは私がいないとダメだから」と語るけれどそう思い込んでいるだけで、本当は相手がいないとダメなのはしっかり者の方という関係性に惹かれます。面倒を見ることに日々愛しさを覚えていたら倒錯していて素敵
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相手の力を根こそぎ奪ってしまうキスが耽美ですよね。唇を重ねて、息を奪うように絡みついて、呼吸する暇すら与えなくて。次第にクッタリ力を失っていく身体に腕を回して、ギュッと自分に引きつけて。キスを終えた瞬間に腕の力を抜けば、自分に倒れ込む無防備な相手を見て、支配欲を満たされたなら良い
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「相手の声に勝てない」という弱みを抱えた人が愛おしいです。声が好きだから、耳元で囁かれたらば身体から力が抜ける気がして、「好き」や「愛してる」を言われたら熱が上がって堪らなくなって。「君も好き?」と問いかけられたら、無視したいと思うのに結局、大人しく頷くことしか出来なければ良い
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病にかかって身体を高熱で蝕まれているために、看病してくれる相手の平熱の手のひらが冷たく心地よくて、ついつい猫のように擦り寄って頰にあて「気持ちいい」と呟いてしまうのも、看病における好きな瞬間です。「もう少しこのままでいさせて」と掠れた声で頼んで、相手を固まらせたら可愛いですよね
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肌を重ねている最中に、唇以外にするキスが耽美。頰にされて笑って、首にされてくすぐったがって、鎖骨にされて面白がった人が、どんどん行き先が際どくなるコトに次第に焦って、「なんでそんなとこっ…!」と身をよじっても逃げられはしなくて、「まだ君を味あわせて」とリップ音を響かせられたら良い
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媚薬入りと普通のチョコ。媚薬入りのチョコを迷わず手にして半分に割る受け。「気持ちいいことは何でも半分こだよ?ほら舌出して」と2人で食べ合って。気づけば火のついた身体で貪り合う夜を過ごす。事後にぐったりした身体で、普通のチョコを取る受け。口に含んで「甘いよ」とチョコレートキスする2人
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甘い言葉で相手を溶かすの可愛いですよね。「可愛いね」と一言口にしたら赤くなるので「赤くなっちゃって可愛いね」、「や、やめて」と口にするので「口ごもっちゃうの可愛いね」、「…意地悪」と呟かれるので「意地悪されても悪口も言えないの可愛いね」と、次々に言葉で甘やかして逃げ場を断てば良い
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普段は慇懃無礼に敬語をあやつる人間が、思わず「あんた正気ですか」といった具合に言葉を乱す瞬間は、隠している内面があらわになったように見えて惹かれますよね。乱れに気がついて素早く取り繕うも、笑顔で相手に見咎められて「お前がそんなマナー違反をするとは」と優しく虐められたらなお良しです
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いつも人前ではニコニコと笑顔を絶やさない人が、心を許している相手の前では仏頂面になっているギャップに惹かれます。目が合ってもニコリともせず「なに?」と平坦に聞いてくるその姿が、素なんだと分かるからこそ可愛く見えて、自分ばかり笑顔になってしまって「変なやつだな…」と呆れられたら良い
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相手を大切に想うからこそ「自分が縛ってはいけない」と将来を考えてしまう人がいじらしいです。自分より似合う人がいるはずだ、自分と一緒にいることがこの人にとっての幸せではない、と勝手に想像を膨らませてしまって。「"別れてほしい"といつか言われても泣かずにいよう」と準備していたならば良い