2001
体温の低い人と体温の高い人という組み合わせの恋人達に惹かれます。体温の高い人が低い人の肌に触れて「冷たいね」となぞるから触れられたはしから熱を持っていったり、体温の低い人が高い人の肌に触れるから「やめて。ぞくぞくする」と言ったのにやめられなくて違う意味でぞくぞくしてしまうのが耽美
2002
部屋に入るなり火がついてそのまま雪崩れ込んでしまうのが、危うくて好きなシチュエーションです。ドアの鍵を閉めながら熱っぽいキスを繰り返して、キスを繰り返しながら相手の服を乱暴にはいでいって、その合間にふふと微笑んで「僕たち余裕ないね」「当たり前だ」だけの短い会話を交わしたら素敵です
2003
相手が何かしている時に、放っておかれて腹が立って色めいた邪魔をするのが好きですね。腰の線をなぞったら「ん、もうちょっと待っててよ」と手を払いのけられるも言うことを聞かず、首筋に舌を這わせて相手の身体に火をつけて、「この馬鹿…!」と諦めた相手の顎を掬い上げてキスを落としたらイケナイ
2004
相手を黙らせるためにするキスって夢がありませんか。何か言いかける相手を抱き寄せて手をひとまとめにして半開きの唇に舌を差し入れて口内を蹂躙し、唇を離した後にこれ以上何か言う気力も足の力も抜けて涙目でへたり込んでいる相手に向かって「やっと静かになった」と笑いかければ色っぽくて良いです
2005
興奮すると口数が減ってしまう人って生々しさがありますね。いつもは喋る方の恋人が黙って荒々しく自分の服を落としていくからなんだか怖くなって、「ねぇ…」とだけ声を出したら「なんだ?」と言うようにこちらを見た目が、情欲で潤んでぎらぎら光っていたから言葉を失って、流されてしまえば良いです
2006
幸せに慣れない人が、幸せなあまり泣いてしまうという姿が好きです。幸せだと思った途端涙がほたほた溢れてしまって、相手に驚かれて「どうしたの」と頰に触れられるから、その手に自分の手を重ねて「悲しいんじゃないよ、幸せすぎてどうしていいか分からなくなった」とこぼして幸福を噛み締めれば良い
2007
膝枕の態勢で、屈み込んでキスするのが可愛らしい。相手の膝に頭をあずけたまま「ねぇ」と呼んで「なに?」と近づいてきた唇にキスをして「油断してたでしょ?」と笑うから、相手に火がついて無理な態勢で激しいキスを仕掛けられて翻弄されて、唇が離れた後に「そっちも油断してたね」と言われて欲しい
2008
相手の腕の中で眠りにつくという姿には、優しさがあります。「抱きしめさせて」と恋人に言われたから抱きしめられたまま眠ったら、目が覚めてもその腕の中に捕らわれたままで、起きようと恋人の名前を呼んでも動く気配すらないので「きっと嫌なことがあったんだ」と回された腕に手を重ねてしまえば素敵
2009
「熱い」と言いながら身を寄せ合う2人にイケナイものを見てしまいます。背後から抱きしめてくる腕の持ち主に「熱いから離れろよ」と言いながらも逃げる素ぶりは見せず、抱きしめる側は「そうだね、熱いね」とひょうひょうと返しながらも腕の力すら緩めず首筋に伝う汗の粒を舐めとって笑っていたら良い
2010
普段は大人っぽい人が、相手の前でだけ子供のようになって甘えている姿に胸を掴まれます。頭を撫でられながら「君は普段もっとしっかりしてるのにね」と笑われるので、唇をとがらせて「だって君しか甘えさせてくれないんだもの」と呟いて「うん、分かってるよ。好きなだけ甘えて」と包み込まれたら良い
2011
恋をして成長する人も好きですが恋をして幼くなった人の姿に惹かれます。相手がいないと不安でいてもたってもいられずに、相手が帰ってくるなりきつく抱きしめて「本当は僕はもっと大人なのに。君といてダメになった」と呟いて、笑った相手に「子供っぽい君も好きだよ」とあやすキスを落とされてほしい
2012
「好きです」より「愛しています」より先に、「ごめんなさい」がきてしまう告白の薄暗さに惹かれます。「ごめんなさい、あなたを好きになってしまって」「ごめんなさい、こんな私で」「ごめんなさい、秘めたままでいられなくて」薄暗い感情が詰め込まれているからこそ、その愛の深さが際立つ告白ですね
2013
「ごめんなさい」と謝りながらも手は止めないという姿に背徳感を覚えてます。「ごめんねごめんなさい」と繰り返しながらもやめられない自分は最低の人間だと分かってしまって、気付けば泣いてしまっていて声も涙声になるから、相手は疲れた顔で笑って濡れた頰に触れて「お前が泣くなよ」と呟いて欲しい
2014
『世界は2人を愛してる』発売から2ヶ月経ちました。2ヶ月記念ということで、2章をちょっとお見せしますね。まだ手に取られていない方も、2人組好きならぜひチェックして見てください。人を愛する甘さと恋に伴う苦しみが詰まった本になっています amazon.co.jp/dp/4046018267/
2015
ゼクシィCMの「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私はあなたと結婚したいのです」の一文、2人組の片割れに言ってほしいですね。結婚なんかできなくてもこの人といられれば幸せだ…と言い聞かせるようになっていた人が、恋人に跪かれて指輪を差し出されてこう言われて、震えながら頷いたら良い
2016
今日6月12日は恋人の日ですね。恋人の関係に自信が持てなかった人が好きです。「愛してる」と言われたことがなかったから、何度唇を重ねても何度肌を合わせても「この人は優しいだけだ。勘違いしちゃいけない」と自分に言い聞かせていた人が、今日初めて「愛してる」と言われて泣いてしまったら良い
2017
相手の香りで興奮するよう躾けられるのが、耽美で胸踊る姿です。肌を重ねる時にいつもその香りがするものだからどこにいてもその香りをかぐと生々しい映像を思い出すようになってしまった人が、人前で相手にその香りをかがされて切なく溶けた表情を向けたら「なんて顔してるの」と腕をつねられたら良い
2018
2人きりの時と人前では呼び方を変えている2人って、夢がありますよね。秘密の恋人が人前でさりげなさを装ってわざと2人だけの呼び方をするものだから、思わず身体が震えて赤い顔で相手を睨んでしまって、睨まれた相手は余裕の笑顔を浮かべて「はは、可愛い顔してくれるな」と思っていたら良いですね
2019
依存の矢印が違う関係が好きです。普段から相手に「大好き」「愛してる」と愛を振りまく人と、「大好き」と言われる度に嫌そうな顔をする人がいた場合、一見前者こそ依存しているようだけれど後者こそ依存していて、こっそり1人で「簡単に大好きなんて言ってくれるなよ」と苦しく思っていたら素敵です
2020
完璧と見られている人が、一見平凡にしか見えない人を溺愛している姿に胸をつかまれます。「可愛いね」と平凡な人の身体を甘い言葉で埋めて、笑顔で抱きしめながら「君がこんな可愛いことに他の誰も気がつかないようにしなきゃ」と呟いて、平凡な人は「そんな君こそ可愛いのに」と内心思っていたら良い
2021
肌を重ねている時、熱で脳がでろでろに溶かされてもうなにがなんだか分からなくなった人が、うわ言のように相手の名前を繰り返し呼ぶのがセクシャルで好きですね。呼ばれた相手は、いつもより高くていつもより掠れた声で名前を呼ぶその口にキスをして「ほら、俺はここにいるよ」と余裕なく笑ったら良い
2022
相手の声が好きという惹かれ方には艶めいたものがありますね。名前を呼ばれたら耳から熱が回ってその声で命令されると背筋がぞくぞくして断ることができなくて、相手にもそのことに気づかれて「俺の声、好きなんでしょ?」と囁かれて思わず膝から崩れ落ちたら「耳真っ赤」と見下ろされて笑われて欲しい
2023
肌を重ねる前にお互い汗ばんだ身体で抱きしめ合って、片方が「お風呂入ってないから汚いよ。お風呂入ってからにしようよ」と遠慮がちに言うけれど、もう片方は身体に火がついてしまってどうしようもないから、首筋の汗の粒を舐めとって「どんなあなたも汚くなんてないですから」と雪崩れ込ませれば良い
2024
遺伝子的に相性が優れた相手の汗の匂いは、いい匂いに感じ取れると良いますね。相手が汗ばんでいても全然臭いとは思えなくて、それどころか好きな匂いに思えてしまうから、相手の脱ぎ捨てた服に顔を埋めて息を吸って「君の汗の匂いが好きなんて僕は変態なのかな」と胸がバクバクしてしまったら素敵です
2025
相手の顔が好きだということを、何気ない瞬間に実感したらロマンチック。眠りに落ちた相手を見ていたらあまりにその顔が整って美しく見えるから心を奪われて、さらりと髪を梳かしてみたら無意識のままスリと頰をすり寄せられるから「うわ…」と急に全身に熱が回って、思わずしゃがみこんでしまえば良い